以前も触れましたが、Bowちゃんの制服のパッツン度は、タイの女子大生のトレンドらしいです。

18禁扱いにはしません(笑)


無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.06 】 (1/4)

 

『Love by chance』 

【Ep.06】 (2/4)

 

~大学内 ホール前~

佳境になってきた応援練習のために集合している学生たちに交じり、AeやPondたちも始まるのを待っている。

Pond「おい、Ping。Bowの奴は一体、どこにいるんだよ?なにしてんだ?」

Ping「そんなに急ぐこともないだろ? 応援練習が始まるまで、まだ、1時間くらいあるぞ」

え? そんな前から待ってるの?

 

Pond「お前、1時間前なんて・・何言ってんだ? もうみんな集まってるだろ。あれが見えないのか?」

Ping「でも、まじめな話、なんで、俺たちがBowを待つんだ?Bowは俺たちとは違う学部なのに。それに、どっちにしても別の公演じゃん」

あ、やっぱり、違う学部だった。。。

そう、それなのに、なんで、いつも一緒にいるのか、すごく不思議だったんだよね。

 

↑このときのAeの視線が、「え?そうだったの?はじめて知った」というふうに見えて仕方がない(笑)

 

Pond「でも、お前が彼女を待とうって言ったんじゃん」

Ping「俺が? お前だよ。」

Pond「ちがう、お前だ」

「ちがう、お前だろ」の繰り返し。。。

 

この間も、心ここにあらずのAeは、一切、会話に絡みません。

 

Pond「お前が、お前の彼女を待つって言ったんだよ」

Ping「お前の親父の彼女だ、くそったれ」

Pond「俺の親父の彼女?俺のお袋は、あんな象じゃねぇ」

Ping「お前、Bowのことを象って呼んだのか?」

そこへ、腕を腰にあてたBowが、わざと咳き込みながら、やってきました。

 

Pond「俺には、象の母親はいねぇ」

Pondの腿を叩いて、Bowが来たことを知らせるPing。

 

Bow「あなたたち、何の話をしてるの?」

Pond「いや・・・その・・・つまり・・・」

Bow「象がど~とか・・・?」

Pond「ある寺院で・・」

Ping「そう、象を飼ってたんだ」

Pond「それだ、象を飼ってて餌をやろうと・・」

Ping「それと、“いるか”も」

Pond「違うだろ、いるかなんていないよ」

Bow「じゃあ、“お父さん”とか“お母さん”とかってなんなの?」

Ping「“お母さん”?」

Pond「おふくろだよ、親父はいないんだ」 ← このど~でもいい話は、Aeがこの場を去るまではやめられないのだ(笑)

 

その時、Peteが通りかかる。

はっと・・・気が付くAe。

Peteが後ずさりし、元来た道を戻っていく。

 

Ae「おい、Pete!!」

慌てて、追いかけるAe。

 

Pond「おい、Ae・・・Ae!」

Ping「お前、どこ行くんだよ。応援練習をさぼって、先輩たちから罰をくらってもいいのかよ?・・・どこ、いくつもりだ? ど~すんだよ」

3人は、Peteの姿は見てないのかな?

 

※『SOTUS』の人気で、過激な新入生指導が実際にあるのかって問題になって、各大学が「うちはそういうものはありません」とか保護者に釈明したことがあったとか、見た覚えがあります。。

確かに、大学によって、差があるらしく、留学生のサイトを読むと、そのあたりも面白いです。

 

Aeから逃れて、サッカーコートの近くまでやってきたPete。

身体の半分以上、脚。

 

建物の壁にもたれ、そのまま、腰を降ろすと、とうとう、我慢できずに、泣き始める。

Pete「なんで、泣いてるんだよ、Pete。なんでだよ、ただ、Aeのことを忘れればいいんだ、立とうよ・・・。家に帰らなきゃ。。・・・・なんで、こんなに胸が苦しいんだ?」

泣きながら、自問自答しているPete。


そこへ、ようやく追い付いたAeが、まっすぐPeteのもとにやってくる。

Ae「なぜ、俺のことを避け続ける? Pete」

Pete「Ae・・・?」

追いかけてくると思ってなかったのかな?

Peteの手首を掴むAe。

Ae「なんで、俺から逃げた? どれだけ、お前を探し回ったか、わかるか?」

Peteの手首を掴んだまま、引っ張りあげたAeが、グラウンドのほうにむかって、歩き出す。

Pete「なにするつもりなの、Ae? 僕をどこにつれていくつもりなんですか?」


サッカーコートの中まで進み、側に、人が来ないフィールドの入り口のところで、ようやく足をとめる。

AE「ここならいいだろう。・・・Pete、俺に話してみろ。なんで、最近、俺を避けるようになった?俺が、本気で怒る前にだぞ。俺を見ろ!」

涙をこらえ、必死に、Aeに視線をむけるPete。

Pete「なんでもありません。」

その答えに、更に、怒りがこみ上げたAeが、持っていた自分のカバンを地面に叩きつける。

Ae「なんだよ、ふざけんなよ、Pete!! なんで、こんなことをするんだよ?」

Pete「・・・・本当に、避けてなどいません」

小さく、頷くAe。

Ae「そうかよ、お前、俺に本当のことを言うつもり、ないんだな?」

Pete「・・・・・・・・」

答えを待っても、口を開かないPeteの肩に手をかけるAe。

Ae「もし、お前が俺に話さないなら、キスするぞ」

近づくAeの顔を、手で押しとどめ、首を何度も振るPete。

Pete「こんなことしてはだめです。あなたは、かわいい子とキスすべきです。僕みたいなゲイの男ではなくて・・・。」

Ae「お前、なに言ってんだ?」

Pete「あなたは、Chompooとキスしなきゃ・・・。僕じゃなくて・・・」

Ae「でも、俺とChompooは、なんでもないんだぞ」

Pete「でも、僕たちもそうですよね。」

Ae「Pete。俺は、もう、お前に言ったはずだ。お前に、友達以上の気持ちを持っているって。わかってなかったのか?」

わかってないわけないじゃん・・。

Pete「・・・・・お願いです。Ae。そんなこと、言わないでください。僕たちの関係はただ、親しくなった友人というだけです。」


山ほどある言いたいことを飲み込むように、自分の気持ちを落ち着けて、とにかく、Peteの言葉を聞こうとするAe。

Pete「Aeは、女性と付き合うべきです。僕みたいなゲイの男なんかじゃなく。」

Ae「・・・・・・・・」

Pete「Chompooと付き合ってください。僕ではなく・・・・」

Ae「・・・・・・・・」

Pete「あなたは、彼女とキスしなきゃ・・・。僕じゃなく・・・」

同じ言葉を繰り返すうちに、涙がにじんでくるPete。


言い返さずに、Peteを睨みつけながらも、必死で聞いているAeの瞳からも、涙があふれてくる。


Pete「Aeは、Chompooの面倒をみてあげないと・・。僕なんかじゃなく。

あなたは、ただ、ちょっと混乱しただけなんです。

あなたは、決して、誰からも、“オカマ”だなんて呼ばれちゃだめなんです。みんなが僕を呼ぶみたいに・・・。」

ようやく、Peteが本当に言いたかったことが理解できたAeが、たまらず、Peteを抱き寄せる。

Aeの肩にもたれて、泣き出すPete。

Ae「俺、今、猛烈に、お前をぶっ飛ばしてやりたいよ。俺のこと、なんだと思ってんだ?どれだけ、こんなことで、悩んできたんだ? 」

涙が止まらないPete。

Ae「そうだよな。男は女を好きになるものだよな。でもさ、俺は、お前だからお前のことが好きになったんだよ。女だとか、男だとか、そんなの関係ないんだ。忘れんなよ? お坊ちゃん・・・」

自分の肩に顔を押し当てて泣きじゃくるPeteの震えを感じながら、Peteがどれほど、自分のことを考えたうえでの言動だったのかも、ちゃんと理解し、自分もまた涙をこぼすAe。

Aeの涙は、ここで、ひとつ、覚悟を決めたような感じがしました。


Aeの背中に、手を回し、抱きしめることで、想いを伝えるPete。

 

******

グラウンドの中央の芝生に座るPete。

その隣に腰を降ろすAe。

少し落ち着いたのか、自分から話し始めるPete。

Pete「僕、Chompooのことがとても、羨ましかったんです」

Peteに視線を向けるAe。

Ae「どうしてだ?」

Peteも、Aeに顔を向ける。

Pete「ChompooがAeを好きだと、何の迷いもなく言えるを見て、羨ましかったんです。僕には、とても、そんな勇気はありませんでした。」

Ae「・・・・・」

溜息をつくと、身体の向きをPeteに向けるAe。

Ae「Pete・・・それって・・・」

Pete「僕はあなたのことが好きです、Ae。僕はどうしたらいいですか?」

え? どうしたらいいって?

こういう時って、なにか、選択肢あるの?

 

少し、身体を起こし、膝を抱えるPete。

Pete「はじめて会ったときから、好きでした。Aeは僕のヒーローです。」

うっすらと微笑むAe。

Pete「Aeは、僕に勇気をくれました。はっきりと“No”と言える勇気です。僕に強さもくれました。すぐに、逃げ出さない強さです。僕は、とても幸せでした。Aeと一緒にいる時は、とっても幸せな気分なんです。それと同時に、あなたを失うことが怖くなりました。いつでも、Aeのことだけを考えてました。」


Peteの心からの告白を受けて、静かにゆっくりと、唇をあわせるAe。

微笑む2人。

Ae「お前へのこのキスは・・・俺、謝らないからな。俺が本気でしたくて、したキスだ。お前の唇・・・すごく甘いな」

ほらね、宝の持ち腐れにならなくて良かったでしょ(笑)

 

夜空を眺めながら、Aeの肩にもたれるPete。

どうだ、これが王道だ~~~! 


(2人が正面を向いてるショットもあったけど、AeがPeteのほうに、顔を寄せてるこのパターンが好き)

 

~Peteの部屋~

ベッドに入り、いつものように日記をつけるPete。

Aeは、また勇気をくれた。

人を好きになる勇気を・・・


電気を消して、眠ろうとした時、

ピコン!

携帯にメッセージが届く。

 

Tin:あいつの情報が手に入った

送信時間 21:54

10時前にベッドに入るなんて・・・・Peteっていい子ね。 ← その感想はいらないと思う。。。(苦笑)

 

Peteの顔に緊張が走る。

 

★【Ep 06】2/4 雑感★

今回で、ちゃんと、仲直りしたってことでいいのよね?

また、Chompooを当て馬みたいにしたりしないわよね?

 

本音を言うと、世間とのすり合わせは、これから、いろんな局面が出てくると思うので、自分たちで自分たちをガチガチに縛り付けず、フレキシブルに進んでほしいかな。

 

今回、PeteがAeと巡り合ってから、いかに、自分が変わったか、Aeに影響を受けたか、語る部分がありますが、それを言うなら、Aeも、Peteに関しては、見境なく感情的になることが多くなりましたよね。← いや、そこは、恋を知って、更に人間味が増したと、表現してあげようよ(笑)

 

とにかく、Pete、Pete、Pete・・・・。

良きにつけ、悪しきにつけ、これから、どんどん加速していくんだろうなぁ。

恋する男を愛でるのがBL(笑)

 

あ、冒頭の、愉快な仲間たちの会話は、超テキトーです。。。

私のような日本人には、どのあたりまで、象をジョークに取り入れてもいいのか、よくわからないので、もしかしたら、アカンやつかも。ドキドキ。

英訳頼みです。失礼があったら、申し訳ございません。

 

別にこのシーンに限らないのですが、他の方が訳された日本語訳も2パターンくらい持ったうえで、一旦、英訳版を日本語にしています。

結局、英語も(韓国語も)タイ語も全然出来ないがゆえに、1話を、英語・タイ語・日本語の字幕パターンで、何度も見直す羽目になるのです。てへぺろ

 

ただ、そうやって見ているうちに、その気はなくても、自然と、耳になじむタイの言葉とかがちらほらと出てきます。

大抵、気になって検索すると、「(タイでは)使っちゃいけない言葉」的なくくりに入ってることが多いです。(笑)

なぜだ~~~!(笑)

※ ワタクシ的には、日本でも、言葉を覚えたての幼児が、なぜか、汚い言葉をダントツで吸収していくのと一緒だと思ってます。。。ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

★【Ep 06】3/4に続く★