タイ男子のタオル腰巻きは、多少動こうともびくともしない鉄壁の守りなイメージだったんだけど、Pondのは呆気なく落ちた(笑)
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Love by chance』
【Ep.04】 (2/4)
~工学部 教室~
すでに、席についているAe。
Pond「なんとか間に合ったぜ・・・」
あとから、教室に入ってきたPondが文句言いまくり。
Pond「おい、AE。お前、昨日の夜、どこに行ってた? 俺が遅刻してたら、起こさなかったお前のせいだってわかってるんだろうな。」
Ae「部屋に戻ったとき、起こしたぞ。でも、お前があと10分寝かせてくれ~~って言ったんじゃないか。」
Pond「バカか、お前、なんで俺の言うことなんて聞くんだよ?そんなの、寝言だってわかるだろう?言うこときいてどうすんだよ!」
Ae「ああ、そうかよ」
Pond「・・・ちびすけ! 俺に白状しろ!昨日、お前は・・・あ~ん、あ~ん、あ~ん」
急に、悶え始めたPondに後ずさりするAe。(笑)
Pond「Peteとやっただろ?」
Ae「黙れ、この変態!」
Pond「いいじゃん、話してみろよ。俺はお前の親友だろ。ぜ~んぶ、話してみなさい。経験だけは豊富だからな」
水を得た魚のよう(笑) 嬉しそうね~~~。
Pond「実はさ、Pingと俺で賭けたんだ。お前が受けになるのか、それとも、Peteが受けになるのかってさ。」
Ae「もし、お前が、その変態の口を閉じなければ、お前のこと、蹴っ飛ばすぞ」
Pond「都合が悪いことでも言っちゃったかな?ハニ~~♡」
たまりかねて、立ち上がるAe。
Ae「この野郎、なんだと?」
ムキになってます。Pondがいいところをつくからです(笑)
Pond「あ~~、わかった、わかった、いいから座れって」
その時、タイミングよく、教授が入ってくる。
また、微積分の授業(笑)
席に着く2人。
Ae「(小声で)その口、ぶっ壊すぞ、変態!」
Pond「(小声で)俺は、知りたいだけなんだよ」
Ae「くそPond!!」
ばかぽんとか、くそぽんとか、ひらがなのほうが可愛い気がする(笑)
~AeとPondの寮~
ベランダで、しきりに、携帯を操作しているAe。
Peteからの連絡を待っているのね。
イライラが止まらない。。。
シャワーを浴び終わり、腰にタオルを巻いただけのPondが出てくる。
Pond「おい、Ae。」
返事がなく、キョロキョロと探すと、ベランダにいるAeを見つける。
Pond「おい、Ae、そこに俺の下着あるだろ? 外に干したんだよ。それ、俺に渡してくれない?」
ぼ~っと、階下を見ているAe。
Pond「Ae、おい、聞こえないのかよ?」
近づいていき、耳元で、「Ae!」と叫んでようやく、気がつくAe。
Ae「うるせぇな」
Pond「何回も呼んだんだよ!へ~い、お前、Peteのことを心配してるんだな? だったら、電話すればいいじゃん」
Ae「バカ言うな。あいつの電話は盗まれたって言っただろ」
Pond「でも、お前があいつを心配してることは認めるんだな。十分、鋭いだろ。核心ついたよな?」
急に、まじめな顔な表情になったAe・・・に気づくPond。
Pondくんに、をあげましょう(笑)
Ae「なぁ、Pond」
Pond「?」
Ae「お前、突然、その気になったりすることってあると思うか?」
Pond「・・・・はぁ??!!」
ははは、また、(&私)のパターン、使いたかったけど、ワタシ、すでに、単純なモーニング🌲じゃないの、知ってたし・・・(笑)
Pond「OMG!・・・あ、」
まいていたタオルをおとしかけて、慌てて、キャッチするPond。
Pond「くそ、あっぶねぇ・・・」
なぜ、そこで首を捻るのかしら? Aeさん。。。(笑)
なにか、Pondさんの息子さんに問題でも?
Pond「お、お前、今、なんて言った? その気になっただって?おお、神よ、こいつに性的感情を授けてくれて、感謝します!・・・よかったじゃないか。ようやく、お前も普通の人間になれたってことだよな。」
肩を組んで、盛り上がっちゃうPond。
Pond「・・・でも、ちょっと待てよ。お前みたいなちびすけ、まさか、俺のせいで・・・なんてことないだろうな。俺に、そんな趣味はないぞ」
1000%、君じゃない(笑)
Ae「何バカなこと言ってんだよ?俺は、真剣なんだよ」
Pond「ああ、わかった、わかった、わかった、もう言わないよ。 俺、本当にお前のことが心配なんだよ。まぁ・・・お前に"したい"ことがあるなら、サッカーの練習をやりに行くだけが能じゃないってことだ。俺たちは、ティーンエイジャーなんだぞ。誰かのおっぱいや尻を見りゃ、当然、興奮もするさ。80のじいさんじゃなくて、18なんだぞ。俺を見ろよ。一日に、10~20回は興奮しっぱなしだ」 ← そりゃ、いたって健康ですね(笑)
Ae「そりゃ、お前が変態だからだろ、くそが!」
Pond「もちろん、それは認める!よし、俺様のコレクションをみせてやるよ、さぁ、急ごう」
Aeの手を引いて、部屋の中に入るPond。
Ae「いや・・・俺、外を走ってくるよ」
うわ~~~、ここまで禁欲的な男の子、私の周りに・・・・はっ、決めつけたら失礼よね(笑)
いたかもしれないよね~~~、私が知らないだけで。。。
走り出し、部屋を飛び出していくAe。
Pond「一体、どうしたんだよ~~。お前、これを見て、〇〇するんじゃなかったのかよ。走りに行ってどうするんだよ、俺の言うこと、全然、聞いてなかったのか?Ae、戻ってこいよ~~」
呆れながらも、友達の進歩に、ちょっと嬉しそうなPond。
~サッカーコート~
寮から、ノンストップで走ってきたんでしょうね。
まぁ、スポーツで発散っていうけど、腕立て伏せは、各所で、ギャグ扱いされてるよね(笑) ← 重ねて、失礼つかまつり~♪
芝生の上に、座り込むAe。
そのまま、寝っ転がると、ポケットの中の携帯が震えだす。
取り出してみると、Peteからのメッセージが連投状態(笑)
Pete:新しい携帯、買いました。
数日は学校を休みます。傷がまだ、痛むので。。
今日はありがとうございました。
それから・・・おやすみなさい。
起き上がると、笑顔で、おやすみ、と返信するAe。
まじで、爽やかすぎる・・・。
~Peteの部屋~
「母の電話番号以外で、一番に、Aeの電話番号を登録しました」
手のひらを開き、Aeが書いた電話番号を見つめるPete。
こんなに番号、はっきり見せるってことは、放映当時、この番号に電話すると、なにか音声メッセージとかあったのかな?
昭和はそうだったのよねぇ(笑)
今は、リアルタイムでどんどん楽しめちゃうけど。。
そっと手のひらを閉じ、Aeのことを思うだけで、幸せなPete。
~AeとPondの部屋~
ちょっと待った。
いろいろとツッコミたいんだが・・・上半身裸のPondがパソコンに向かって座っているということは、あのまま、コレクション鑑賞に突入したってことよね。
バタンと、ドアを思いっきり乱暴にあけて、入ってくるAe。
Pond「なにをそんなに焦ってるんだよ?お前、走りに行ってきたんだろ?」
無言のまま、バスルームに直行するAe。
ここ、なぜ、こんなにAeは怒ってるの?
Peteと連絡がついたし、もう機嫌なおってても不思議はないよね。
Pondのことをいつまでも怒ってるようには思えないけどなぁ。
PondがAV見てたから?
今更、そんなことで怒ったりしないでしょ(笑)
なんか謎・・・(笑)
Pond「お前が、AVを見たいなら・・・・って、おい、Ae、おおっきいほうか?」
「黙れ!」というAeの声だけが聞こえてくる。
Pond「あ~、もう、そういうのにも慣れたよ。さて、続きでも見るか?ひさしぶりだなあ~愛しのMIYABI~♪」
あ~、Aeが戻ってきたとき、Miyabiちゃんの声が大きく、廊下にまで響いてたのかな?(笑)
~工学部 カフェテリア~
先に一人で食べているPond。
Peteを伴って現れるAe。
Ae「今日、なにか、特に食べたいものとかあるか?」
Peteに訊ねるAe。
Pete「特にないです、Ae」
ふたりのやりとりを見ながら、訳アリ顔で頷くPond。
Ae「じゃ、ここで待ってろ」
Pete「はい・・」
Peteの隣の席に、自分の荷物をおくと、料理を取りに行くAe。
相変わらず、甲斐甲斐しく世話をやくねぇ。
Aeの姿が見えなくなると、Peteの隣に移ってくるPond。
Pond「土曜日、映画、見に行こうぜ」
Pete「え?」
Pond「Pete、俺、映画見に行きたいんだよ」
Pete「でも、なんで、それを僕に言うんですか?」
当然の疑問よね。
Pond「おい、いいじゃん、神経質になるなよ、友達が映画を見たいって誘ったら、お前、なんて、答えるんだよ?」
Pete「ええっと、それって、あなたと見に行こうって、僕を誘ってるんですか?」
Pond「そのとおりだよ。で、来るのか?」
突然の申し出に、迷うPete。
Pond「Aeも来るよ。Aeのちびすけが映画を見るのは、まれな機会だけどな。考えてもみろよ。薄暗い映画館の中で、館内は涼しくて、突然、誰かの手がお前の手を握ってくる。」
テーブルの上に置かれたPeteの上に、自分の手を重ねるPond。
全然、ドキっともしないPete(笑)
Pond「そして、その後・・・誰かが、お前の肩に腕を回し・・・こんな風に。な、絶好のチャンスだろ? もし、これに乗らなかったら、お前の残りの人生、ずっと後悔することになるぞ」
そこへ、料理を持って、戻ってきたAeが、ドンとテーブルに料理を置きながら、Pondに怒鳴る。
Ae「Pond! お前、なにしてた?」
Pond「うわ~、うわ~、俺、何もしてないよ」
両手をあげて、降参のポーズをしながら、自分の席に戻る(笑)
この時も、頭上を飛び交うAeとPeteのやり取りなんて、1ミリも興味なさそうなPeteが最高(笑)
ちゃんと、顔の傷は覆ってるね。。。
Pond「食べないとな。。」
Ae「お前がここに座ってるのが見えたんだぞ!」
Pond「さぁ、飯を食うぞ、な、食べようぜ・・・。(Peteに)俺、何にもしてないよな?」
Pete「・・・・はい」
料理を、Peteの前に置くAe。
Pond「あ、そうだ、お前、Peteが俺たちと映画を見に行くって知ってるか?」
Pete「え? Aeが私たちと一緒に来るんだと思ってました。。」
Pond「え? 俺、そんなこと言ったか?そんなバカな・・・。俺、言ってないよ。ま、そんな細かいことはどうでもいいよ。Ae、お前も来るだろ?」
なんと答えようか、Peteのほうを見ようとした時、
Pond「あ、Pingがあっちで一人で食ってる。俺、向こうに行くよ。じゃ、土曜日にな!」
話をまとめて、席をたってしまう。。作戦勝ちね。
なんのかんの言っても、友達思いだもん。
Ae「二人で、何の話をしてたんだ?」
Pete「ただ、映画の話をしてただけです」
Ae「なんで、あいつがお前の頬っぺたを触ってたんだよ?お前の頬にキスでもしたのか?」
え? そんなことしてましたっけ?
Pete「そんなこと・・・してません」
そりゃ、当然、否定するよね。
Ae「それでいいんだ、だって、お前のほっぺたは、おれだけのものだからな」
目の中に入れても痛くないって顔しながら、PeteのほっぺをぐりぐりするAe。
げっ、実際に、ほっぺた触られたとかじゃなく、キスされたんじゃないのかって、動揺を誘う&牽制ってこと?
遅咲きの初恋は、ホント方向性が読めなくて、心臓に悪いわ(笑)
~学内の舗道~
携帯を見ながら、歩いているChaAim。
突然、ドンと誰かにぶつかる。
ChaAim「ちょっと、どこ見て歩いてんの?」
ぶつかった相手は、Pond。
ふふふ、『Lovebychance』だねぇ(笑)
しかも、飲み物と、お皿を持ったままじゃん。Pingが一人で食べてるっていうのは、嘘だったとしても、それ持って、外に出てきちゃったの? (笑)
Pond「うわ~お、ようやく、また会えた。ちょと待てよ、俺に文句を言うふりして、でも実際には、俺のストーカーだったりして・・そうだろ?」
ChaAim「いいから、どっか行って」
Pond「なんだよ、傷つくなぁ。でも、俺、そういうの、慣れてんだ」
無視して、通り過ぎようとするChaAim。右に行けば、左に、左に行けば、右に、進行方向を妨げるように、動くPond。
Pond「“ごめんなさい”って言えよ」
ChaAim「なんで、私がそんなことを言うの?あなたが、私のほうに向かって歩いてきたんじゃないのよ!」
Pond「そのことを言ってるんじゃないよ。ChaAimが俺のことを、混血のお化けって言ったことさ」
ChaAim「なんで、あんたが私の名前を知ってんのよ?!」
あれ・・・確かに(笑)
Pond「ん・・・それは・・・まぁ、その・・別にいいじゃん」
はぐらかすPond。
ChaAim「あんたこそ、ストーカーじゃないの。とっととどいて、混血のお化け」
ぷりぷり怒りながら、行ってしまうChaAim。
後ろ姿を見ながら、「なんで、俺、こんなに侮辱されても、気分がいいんだろうな?」と嬉しそう。。
~学内 シャトルバス乗り場~
サッカーボールを手に持ちながら、バスが来ない、バスが来ない、とイライラしながら、道路に身を乗り出しながら、ジリジリしているCan。
Can「今日は、一体、どうなってんだよ。シャトルバスはどこだよ? うちの校舎まで、すごい遠いし・・・、まったく・・・」
リフティングを始めるCan。
バランスを崩し、ボールが道へ・・・。
慌てて、飛び出したところに、車が急ブレーキをかける。
クラクションに驚き、腰を抜かすCan。
Can「おい! どうして、俺に向かって、そんなに、クラクションをならさなきゃならないんだよ!」
周囲の人も、クラクションに驚き、道路に座り込んでいるCanと、車のほうを見ている。
びっくりして、バクバクしている心臓に手を当てるCan。
Can「ああ、大丈夫だ。心臓は、ちゃんと動いてる。。救急センターに行かなくてもいいな」
自分で手を当てて確かめるCanが、言われたとおりに、なんでも確認する幼稚園児みたいに見えます。。
ようやく立ち上がり、車の運転手に文句を言うCan。
Can「おい、この失礼な運転手! どうして、クラクションなんかならすんだよ、え?おい、車から降りろよ。ここは大学内の道路だって、だれからも教わらなかったのか?車は徐行、大学内の歩行者が優先だぞ」
まぁ、Tinが徐行に準じてたから、Canを撥ね飛ばさずにすんだ、とも言えるかな。
運転手側のサイドウィンドウをバンバン、叩くCan。
Can「いますぐ、車から降りろよ。窓を降ろさないと、叩き壊すぞ。とにかく、下げろ」
しかたなく、窓を下ろす・・・Tin(笑)
Can「なんで、クラクションを鳴らしたりなんかしたんだよ」
Tin「ここは道路だ。車が走るためにある。もし、お前に少しは脳みそがあるなら、自分がどうすればよかったかくらいわかるだろう? どちらが謝るべきかもな。」
Can「お前、俺に脳みそがないって言ってるのか? お前が俺にめがけて、クラクションを鳴らしたのに?」
Tin「ああ、考えろよ」
Can「いますぐ、車から降りろ。もし、俺が心臓マヒを起こしてたら、どう責任取るつもりだ?」
Tin「だったら次は、道路に飛び出すな。それから、俺の視線から出ていけ。タイ語プログラムめ」
Can「おい、どうする気だ?車から出て来いよ。心臓マヒおこしたらどうするんだよ? お前、どこにいくつもりだ?」
ウィンドウをあげると、Canを無視して、発進させるTin。
Can「くっそ、おまえの言う通りになんか絶対にしないからな。それに、俺は人間だ。丸太ん坊じゃないぞ。俺が自分の車を買えるまで待ってろよ! お前にも、クラクション、鳴らしてやるからな」
随分、息の長い、仕返し予告です。。。(笑)
★【Ep 04】2/4 雑感★
ちゃんと、Peteのことを意識してるって自覚できてて、よかった、よかった。
これを否定すると、歪んでいくからね。
BL好きをやってると、ちょっと色味のある交際に惹かれていきがちなんですが、普通の男の子の、普通の交際っていうのが、本来、スタンダードですもんね。
・・・と同時に、Aeのジェラ男の片りんが見え始めました。
ただ、本人気づいてないっぽい。
Peteも ただ、いつものごとく、Pondに文句を言ってるだけ・・・って思ってるでしょ。
あれだけ、Peteの世話が焼くことが出来る=一挙手一投足見てるってことになるので、そりゃ、反面、相当な束縛っきーだと思われます。
「お前に触れていいのは、俺だけだ」
ふふふ、堅物のジェラ男(笑)
すごそうだなぁ。。
ChaAimも出て来たね。
臆せず、凛としてるところ、大好きなんだよね。
あ~いえば、こ~いう、みたいな、Pondとのやり取りも、ばっちりだしね。
そして、TinCanが出会ってくれました。。。
普段、他人のことなんて、一瞥すらしない「氷の王子」があんなに、喋りましたよ(笑)
ふふふ、『Lovebychance』だねぇ(笑)
いつもはしないことをしてしまう、それが「変数」=『Lovebychance』なのかもしれません。