堅物で、まっすぐで、優しくて、ちょっと鈍いところもあるけれど、そんなサッカー馬鹿な男子でも、恋をすれば、皆同じ。

どんどん、マウントとっちゃいなさい!(笑)

 

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.03 】 (1/4)

 

 

『Love by chance』 

【Ep.03】 (2/4)

 

~食堂~

常設の学食じゃなくて、大学内のテラスに、屋台風にお店を出してる感じね。

先に、テーブルについて、Aeたちが来るのを待っているPondたち。

Bow「Aeはいつ来るの?」

Ping「なにしてんだろうな・・・」

腕時計を確かめるPing。

 

2人そろって、現れたのに、気づいたPingたち。

Ping「へぇ、あれがお前が言ってたICの子か?」

Pond「ん? 」

振り返るPond。

Ping「すごいじゃん、ものすごいイケメンだぞ」

思わず、Bowのほうを見るPing。

Ping「おい、Pond、お前、あの子の近くに座るなよ。まじで、不細工に見えるから・・・」

Pond「何言ってんだ、俺みたいなイケメンに。話にならないね」

Bow「Aeでさえ、あんたよりはかっこいいわよ」

顔だけじゃないからねって、どの口が言うって?(笑)

 

ようやく到着。。

席に着く2人。

Ae「なんだって?」

噂してました、とは言えません(笑)

Bow「ううん、ただ、お腹ペコペコってことよ」

初対面のPeteに、我慢しきれず(笑)、早速、アタック開始するBow。

Bow「ねぇ、なんで、そんなにイケメンなの?」

第一声がそれかい?(笑)

しかも、手まで伸ばしてます。

ぐいぐい行きます(笑)

 

あっけにとられるPete。

それより・・・隣の、この人の、しょっぱい視線でしょ(笑)

 

Bow「もう、彼女いるの?私、完璧フリーよ。彼氏募集中!」

Pingも呆れ果て、Pondは顔をしかめてます。

Pond「(Pingに)なんで、お前は、こんな女と友達なんだよ?」

Ping「こんな女?こんなってどういうことだよ?」

Pond「〇ッチ!! あ、ついでに色情狂もな!!」

Bow「よくも、そんなこと!」

Pondの頭をはたくBow。

Pond「なんだよ、聞くだけ無駄だが説明してやろおうか」

Bow「そこまでひどくないわよ。実際、私は優しくて、礼儀正しくて、そして、愛らしいの。。。そう、もう一度言うわね、彼氏募集中よ~~」

Ae「Bow、もう黙れ。(こいつは)受け入れがたいってさ・・・」

Bow「なんですって?私は、彼が気に入ったの。」

Ae「なぁ、誰からも言われたことないのか? 少しは女性らしく振る舞えって。」

Bow「誰からも!ママは昔から言ってるわ、ぼやぼやしてると奪われちゃうわよって。最近は、いい男を見つけるのは至難の技なの。こんなにたくさんの女子がいるのよ。タイミングを見てる場合じゃないわ。そうじゃないと、こうやって脱落して・・・永遠に、いつまでたっても、一人よ。私は、負けられないのよ!」

Ae「俺は、お前たち3人を、うちの姪っ子には絶対会わせないからな」

姪っ子ちゃんの教育に悪いそうです(笑)

 

話を打ち切って、注文のために、店員さんを呼ぶAe。

Ae「すみません。焼肉入りまぜそば、もうひとつはワンタン入り、あとはスープください」

Pond「はぁ~ん、お前、Peteの分も頼んだんだな、なんて、甘いんだよ~」

Ae「うるさいぞ! くそったれ!」

Pond「ほぉ、そっちこそ、うっせ~よ。別の言い方、考えられないのかよ」

バン!

テーブルを叩く店員さん。

店員さん「他の人はどうするの? 注文するの、しないの?急いでよ、他にもやることがあるんだからね」

Ping「ぼ、僕は、フォーにします」

Pond「俺には、野菜がゆ」

Bow「どうしよう、なににしよう、なに頼めばいい? 誰か助けてよ」

焦ってしまって、テンパるBowちゃん。

店員「なに、なんなの?」

Bow「ああああああ、こっちと同じでいいです」

Ping「ええ、僕と同じもので・・・」

あんたたち、つきあっちゃえよ・・・ってこれから、私、何度もつぶやきますよ。。

店員さん「一緒でいいのね?」

注文を確認する店員さん。

なんで、怒られてんのか、さっぱりわからず、もう、めんどくさくて、「それでいいです」って答えるPond。

店員さん「ちょっと待っててね、すぐ作るから・・・」

微妙な空気が流れるテーブル。。。

 

それより、さっきから、まともに一言も口をきいてないPeteが心配よ。(笑)

 

他の若い店員が、Peteに目をつけました。

料理を運ぶ際に、わざと背中にぶつかると、「あら、ごめんなさい」と大袈裟に謝る。

 

さっと、背中に手を回し、腰を支えるAe!!!

この、くぃって、指先に力が入るところが、たまらんのですわ~~! ← エロ親父みたいな発言して、すみません。

 

Ae「もっとこっちに寄ってろ。(店の人の)通り道を塞ぐな」

Pete「はい・・・」

「はい・・・お願い」に近いです(笑)

 

その様子を、見てる、見てる、Pondが見てる(笑)

 

Ae「Pond・・・」

Pond「ん?」

Ae「今日は、部屋に戻らないぞ」

Pond「へぇ~。それで、お前ら2人はどこへ・・?」

Ae「なんで、お前はいっつもそんな風にしか考えられないんだよ!今夜は実家に戻るんだよ。変態みたいな想像するな!」

それを聞いていて、思わず笑い出すPing。

実は・・Pete本人も笑いを抑えられてないんだけどね。

 

Bow「ねぇ、変な想像って、あんたたち、なんで、笑ってんの?」

イマイチ、状況がつかめてないのかな、Bowちゃんは。(笑)

Ping「なんで?俺たち、笑っちゃだめなの?」

 

料理を運んできたさっきの若い店員さんが、AeとPeteにだけ、愛想がよくて、笑える(笑)

 

さっきの若い店員「おいしそうでしょ」

戻り際に、さら~っと、Peteの肩のあたりを撫でていく。。。

Bpw「私より、あからさまじゃない?むかっむかっ

 

AE「ほら、Pete・・・」

Pete「ありがとうございます」

自然にお箸を受け取るPete。

Pondは、二人の様子が気になって気になってしかたがないのね。

Pond「ほら見ろ。Peteの世話だけ焼いて・・・俺たちのは?」

Ae「お前には手があるだろ、Bowだって、Pingだって、自分でやってるじゃないか。」

Pond「それを言うなら、Peteだって、手があるじゃん。一体、お前ら2人の間はどうなってんだよ。俺に言ってみ!おれだって、こんなおせっかいなこと、言いたくてしてるわけじゃねぇんだ」

Ae「だったら、黙ってろ。バカPond」

Pond「そんなの無理だね。お前の恋バナなんて、これ以上におもしろいことあるか?」

 

ここまで、Pondが、AeとPeteが怪しいと話してるのに、我関せずのBowちゃん。

Bow「ねぇ・・・Pete。汗かいてるわよ」

バッグの中をあさり、ハンカチを取り出すと、「ハンカチ持ってるわ、これ、使って・・」と頼まれもせず、拭こうとするBow。

Pete「大丈夫です。本当に・・平気です」

喋った(笑)

でも、さすがに、断った(笑)

 

Bow「あー、迷惑だったら、ごめんなさい。」

Pete「そんなことありませんよ。」

 

Ae「誰が、ハンカチなんて欲しがったんだよ、なぁ?」

おもむろに、自分の手で、Peteのこめかみ辺りを、ぬぐいはじめるAe。

Ae「こうやって、手を使えばいいんだよ」

 

(@_@)

アナタ、ナニヲシテマスカ?

 

Pete「Ae・・・・」

Pete絶句(笑)

 

しかも、Peteの肩に、腕をのせて、完全にマウント取ってる~~~(笑)

 こいつ、俺の・・・と言わんばかりです。

 

Bow「うわ~、(手で拭くなんて)汚いわ・・」

Ae「今まで、俺がきれいだって言ったことがあったか?」

そのやり取りに、吹き出すPing。

Ae「なに、わらってんだよ(ムカ)」

Ping「そうじゃないよ。(Pondに)今、やっとわかったよ、Pond。AeがICの子の世話を焼くのに忙しいって言ってた意味が・・・

Ae「こいつの言うことなんか信じるなよ」

Ping「ただ、見たまんまだけど?な、Pond?」

Pond「ほらな。お前たち、俺になんでも聞いてくれ。俺はなんでも知ってるぞ。グーグル先生並みだからな。なんでも聞いてくれ」

 

Bow「ちょっと待って、待ってよ。あんたの腕! 彼から離しなさいよ」

自ら、Aeの手を、Peteの肩から外すBow。

Bow「それに、くっつきすぎよ。そんな汚い手でPeteに触っちゃだめよ。」

Ae「へぇ、そうかよ。」

不機嫌そうなAe。

 

Bow「(Peteに)食べる?」

Pete「まだ、たくさんありますから・・」

遠慮するPeteに、「手伝ってあげようか?」とプレッシャーをかけるBow。

Pete「・・・どうぞ」

Ping「Peteの分まで手をだすなよ、Bow」

 

~駐車場~

そんなこんなで食事が終わり、Peteの車を停めている駐車場まで戻ってきた2人。

 

 

Ae「満腹か?」

Pete「はい・・・」

Ae「言っただろ、あそこの麺屋はうまいんだよ」

Pete「僕もそう思います。。じゃ、僕、これで帰りますね、Ae。ここまで送ってくれてありがとうございました。」

運転席のドアを開けようとするPete。

 

なんとなく・・・Aeの雰囲気が違うわ。。。

 

さっと、Peteの腕を掴むAe。

Ae「Pete・・・」

Pete「はい・・・」

Ae「俺、迷惑かな?」

Pete「いいえ、どうして、そんなこと、思うんですか?」

Ae「なんか、お前の生活に、すごく干渉しすぎてるような気がして・・・・。お前から、頼まれたわけでもないのに・・・。お前の生活に入り込みすぎてる。確かに、おまえの世話を焼き過ぎてるのかもしれない。そして、お前を困らせてる」

Pete「僕、本当に、そんなふうに思ってません、Ae。逆に、僕のほうこそ、Aeに感謝を言い続けるべきなんです。だって、僕はいつも、Aeに助けてもらってばかりで・・・。それに、僕が迷惑をかけているんじゃないかって、すごく心配でした。。僕みたいな人間のために・・・」

 

それを聞いて、Peteの髪を撫でるAe。

ち、近いわ・・・(笑)

今、Aeの脳内、無意識に、ちうぶちゅーしてる状態のアドレナリン、大放出中よ!

 

Ae「つまり・・俺たちは、お互いに心配し過ぎてたってことか」

微笑むPete。

Ae「だったら、よかった・・・お前はおれのせいで困ってないし、お前のせいで俺も困ってない・・・。さ、気をつけて帰れよ」

Pete「はい・・・」

こんな、ちょっと身体を屈めて、ハニかむ仕草なんて・・・一体、どこで覚えたのよ~~~(苦笑)

こっちは、こっちで、天然と魔性の紙一重か。。。

 

車に乗り込むPete。

Ae「おやすみ、お坊ちゃん」

Pete「おやすみなさい、Ae」

 

走り去るPeteの車を見送りながら、心の重荷が取れたような笑顔を見せるAe。

 

誰かが言ってあげても、Aeは、まだ受け入れないでしょうか。

「あんた、あの子に惚れてるよ」

 

一方、Aeよりは、ちょっとだけ、恋愛感度の高いPeteは、あまりの嬉しさに、途中で車を停めちゃいました。

Pete「幸せすぎて、死んじゃったらどうしよう」

そのまえに、なんとかしようよ(笑)

 

2人が出会ってからのシーンが30秒ほど流れます。

回想シーンが、走馬灯にならないように、安全運転で帰ってね♡

 

そして、Aeもまた、ずっと笑顔の帰り道。

 

 

 

★【Ep 03】2/4 雑感★

その人がいないところで、その人を想う・・・。

そして、笑顔になる。

だから、明日も頑張れる。。。

毎日がその積み重ねだったら、どんなにいいだろう。。。

 

 

恋が、形付く前の、この時期が本当に、最高の時期よね。

なにもいうことなし。

しかし、なかなか、こんな王道の恋愛、しようと思ってできるものじゃないけどね。

 

ま、時間の問題ってことで。

 

あ、愉快な仲間たちも、今後も引き続き、愉快な仲間たちとして、続きます♪

(サマンサちゃんのIGより)
 

★【Ep 03】3/4に続く★