Techno食べる♪ナイフとフォーク

Techno食べる♪ハート

Techno遊ぶ♪注意

Technoは一切関係ない♪(笑)グッ

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

前半未読の方は

★【Ep 11】(1/4) はこちらから★    

★【Ep 11】(2/4) はこちらから★ 

   

 

 

【Ep11】(3/4)

 

~TharnとTypeの部屋~

酔っぱらって、部屋に戻ってきたTypeをベッドに寝かせ、濡れたタオルを絞るTharn。

この手!

絞り方がへたっぴでも、手のアップ大事ラブ

Mew様の血管がたぶんワタシの中の分岐点。


首元を拭いながら介抱する。

本当にマメな旦那様。


Tharn「俺は・・・いつだって、お前のものだよ、Type」

う~っと身体をねじろうとするType。

Tharn「意地はるなよ。さっぱりさせてやろうとしてるんだから・・・」

腕や手をタオルで拭いていくTharn。

Tharn「ほんと、酷い奴だよな。お前はいつだって好き勝手に、俺を翻弄するんだけ翻弄するんだ。

お前が、Lhongに担がれたのを見た時、どれほど嫉妬したか・・・。外に飲みに行くのは構わないけど、なんで、他の男と一緒に行くんだよ。いくら、Lhongが俺の友達でも、すごくヤキモチをやいたよ。

それから・・・Tarのことは、心配いらない。あの子は、俺にとって、もう何の意味ももたない存在だから。お前だけが、俺の唯一の人だ」


うっすらと目をあけ、「なに、ぶつぶつ言ってるんだよ。起きちゃったじゃないか」と声を出すType。

ちゃんと全部聞いてました!


Tharn「悪かったよ。それで・・・気分はどうだ?」

まだ、身体を拭くのを止めないTharnに、「ごめん・・・」と謝るType。

意外そうに、Typeを見るTharn。

Tharn「なんで、謝るんだ?」

Type「だって・・・お前に、当たり散らした」

Tharn「本気か?」

Type「うん。Lhongと話をしてて、俺、本当にお前の言うことを聞いてなかったって気づいたんだ。いっつも、お前に怒ってばっかりだった」

戸惑ったように、聞いているTharn。


Type「どうしてかわからないけど、とにかく、イライラしてて・・・。最悪な気分で・・・自分の気持ちをどう説明したらいいのかわからないよ」


Tharn「もう謝らないでいいよ。謝らなきゃならないのは俺のほうだ。もう、Tarとは二度と会わない。俺を許してくれる?」

Type「Tharn、俺を抱きしめて」

Tharn「お前・・・酔ってるだろ」

Type「酔ってないよ」

Tharn「人が言うことって正しいんだな・・・。酔ってる人間は、自分が酔ってるって絶対に認めないんだ・・・」

お互いに笑ってしまう。。。

Type「こいつ・・」

Tharn「それじゃ・・・俺を許してくれるんだよな?」

Type「だめだ。俺を抱きしめてくれるまでは・・・」

んもう・・・といった感じで、Typeの胸に顔を乗せるTharn。

Tharn「ほんと意地悪だな」


Typeの仲直りの方法に、「抱きしめて」が加わりました。

好き勝手に自分の都合で、キスしたり、抱きしめて謝罪の気持ちを示すのではなく、相手に「(自分を)抱きしめて」と依願する。。


心をさらけ出す勇気を持ち、そして相手に委ねる、時には、そんな仲直りの方法もあるのです。


ゆっくりと身体を起こし、Typeの顔を見て、キスをするTharn。

Tharn「許してくれよ」

Type「うん。。」


そのまま、Tharnから目を離さないType。

Type「お前の友達って、いつもお前を守ってるんだな。・・・いい友達じゃん」

少しだけ、言いよどむType。

頷くTharn。

Tharn「Lhongは、今までの中で、一番の親友だ」


Type「もし、次、こんなことがあったら、ただじゃおかないぞ」

Tharn「うん、約束するよ」

見つめ合いながら、キスする2人。

最初の謝罪のKissは当然ながら、次の性愛のKissも、ちゃんとエロくなく(笑)、違いのわかるオトコたちは、さすがです。

 

夜更け、眠っているTharn。

ベッドの傍らに腰掛けるType。

Tharnの頬を撫でながら、「Tharn・・・約束したよな・・・約束だぞ。」

TharnのこめかみにキスするType。

ここ、立ち上がって画面から消えるから、このまま、どっか行っちゃうのかと思って、本気で心配したよ。

ホント、焦った。。。

ベッドを回り込んで、自分も眠りにつくType。

 

~スタジオ~

一人、ドラムの練習をしているTharn。

Lhong「Tharn!」

飛び込んでくるLhong。

Tharn「どうかしたのか、Lhong? そんなに大声出して?」

耳から、イヤフォンを外すTharn。

Lhong「これ、読んでみろよ」

渡された携帯の文章にざっと目を通すTharn。

Tharn「なんだよ、これ・・・」

Lhong「俺も最初は同じことを考えたよ。先週、俺たちのバンドの練習動画と、P'khongのバーでの演奏をYoutubeにアップしたんだ。そしたら、実際に、スカウトが連絡を取ってきたんだよ」

Tharn「でも、なんだか、怪しげじゃないか?」

Lhong「やってみないと、誰も俺たちのこと知らないだろ」

Tharn「う~ん、それじゃ、やってみるだけやってみるか。向こうと話をしてみよう」

Lhong「じゃ、俺は、TaeとSongに話してみてもいいか?」

Tharn「まだ、時期尚早な気がするよ。これは、まず、俺たちだけで話し合ったほうがいいだろう。あまり期待させたくないからな・・・」

Lhong「そうか・・・オレたちは一緒に喜び、失望するべきだと思うけどな。」

ここで、名前出すなんて、あの二人も利用するつもりだったのかと、背筋凍る感じ。

Lhong「それで、どっちが先方と連絡取る?お前、それともオレ?」

Tharn「俺がやるよ。詳しいこと、俺に送っておいてくれ」

Lhong「OK」

Tharn「もし、向こうと面談の約束が取れたら、一緒に行こう」

頷くLhong。

 

~打ち合わせ場所~

携帯を見ているTharn。

Tharn≪今日は遅くなるよ≫

Type≪こっちもサッカーの練習がある。俺も遅くなりそうだ≫

Tharn≪なにか食べたいものはある? 買って帰るよ≫

Type≪いや、俺はたぶん、Technoを食べることになるよ≫

ん?と首をかしげるTharn。

Tharn≪Techno食べると、Techno食べるじゃ、大違いだぞ≫

打ち間違いを笑うThranに対して、おこマークで返すType。

 

次のメッセージを打っている時に、着信が入ってくる。

Tharn≪もしもし? 今、どこにいる?≫

Lhong≪パンクしちゃったんだ。急いでるときにかぎってだ。どうやって、タイヤ交換すればいいのかわからなくて、修理屋を呼んだんだ。でも、彼らがいつ到着するかわからないんだよ≫

Tharn≪俺、そっちにいったほうがいいか?≫

Lhong≪いや、それは大丈夫だよ。もうすぐ、レコード会社との約束の時間だろ。時間稼ぎしておいてくれよ。こっちがすんだら、すぐに行くから・・・≫

Tharn≪わかったよ。なるべく急げよ≫

電話を切るTharn。

先日、話していたレコード会社の人との打ち合わせのために、ホテルのラウンジを訪れていたようです。

 

その時、ホテルの外を見ると、見知らぬ男性と一緒に歩いているTarの姿を見かけるTharn。

なにか男性に強引についていかされているようにも見えて、気になって、目で追ってしまう。

 

上の階に階段であがってみると・・・

Tar「放してください! 兄はここにはいないじゃないですか? だったら、放してください。放してって言ってるでしょ!」

大声で拒絶しているTarの声が聞こえてくる。

 

体格のいい男性が、Tarを抱えて、部屋に引きずり込もうとしている。

Tar「放せよ!Tumはここにはいない!放せったら!」

必死に抵抗しているTar。

男性が、Tarの腹部を殴ったのを見て、慌てて、駆けつけるTharn。

男性を一発殴りつけ、Tarを支える。

Tharn「あんた、なにやってんだ!?近寄るな! そのまま下がってろ!」

男性「俺は、このガキを買ったんだ。俺のものだ」

おそろしいことを口にする男性。

Tar「P'Tharn、僕、身体なんて売ってません!」

言い争いを聞きつけた別の部屋の客が、「どうかしましたか? スタッフに連絡しましょうか?」と声をかけてくる。

男性「くそ! 金を無駄にしたぜ」

文句を言いながら、立ち去る男性。

女性客「大丈夫ですか?」

床にへたり込んでいるTarを心配する女性客に、「ええ、大丈夫です。どうやら、誤解があったみたいです。すみません」と頭をさげるTharn。

「はい・・・」と、なんとなく納得できないながらも、部屋に戻っていく女性客。

 

Tharn「Tar、大丈夫か?」

Tar「僕、身体なんて売ってません。本当にしてません」

必死に訴えるTarをささえて、肩をかすTharn。

Tharn「立つぞ」

Tarを抱えて、目の前の部屋に入るTharn。


飛んで火にいる夏の虫。



★【Ep 11】(3/4)  雑感★


Tharnの愛と優しさは、もう十分、Typeに伝わってます。

酔って寝た振りができなくなってしまうくらい。


この幸せを持続したい。

このまま二度と「Tar」と会わないことが、Tarと自分たち二人を守ることになる。

Typeが「約束」にこだわるには、それ相応の理由があります。


 Typeは、今のところ、うまく隠しているんですが、隠しきれない想いというか、迷いというか、実は滲み出ちゃってます。


滲みでてるといえば、うー、この前のパート(2/4)での、ラストのTypeの可愛らしさが異常過ぎて、何度も繰り返して見てました。

公式なので、バンバン貼っちゃう(笑) ありがたい!


当然まだ、明らかにされてないのに、ネタバレも甚だしいですが、皮肉なことに、このTypeの可愛らしさが、Lhongの暴走に拍車をかけちゃったと言えるのかも。


人を陥れることに、躊躇がなくなっているのか、麻痺してしまったのか、そのあたりの都度都度の描写がなくて、想像を強いられますね。

 

★【Ep 11】(4/4) へ続く★