えー本日は、Typeの愛ある暴言の中でも、かなりボリュームがありますので、どうか、くじけずに見守ってやっていただきたいです。
そんなとき、私は、MewGulfの日常を見て、精神を整えたりします。← これって整うの?(笑)
事前に、整えたい、または荒ぶりたい方にはおすすめです。
共演者、スタッフと連帯感が生まれます。
探してた動画のほうが見つかったんで差し替えます。

Thanks :BoysLove MewGulf SVT
 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

未読の方は

★【Ep 11】(1/4) はこちらから★     

 

『TharnType the series』

【Ep11】(2/4)

 

~TharnとTypeの部屋~

外から戻ってきたTharn。

靴を脱いで、ふと部屋の中を見ると、Typeが腰掛けている。

いや、これは、ただ腰掛けてるとは言えないです。

出入口のド正面を睨みつけながら、待ち構えてたって言うべきでしょう。

 

(カフェでのTarとの話がどうなったかには触れず・・・こちらの話し合いに至ります。。。)

 

Type「ずいぶん、遅かったな。また、元カレとやりに行ってたのか?」

帰ってきてくれたのか、と思いきや、まだ全然、鎮火の気配なく、嫌みをぶっぱなすType。

脱力を覚えながらも、冷ややかな視線を自分に向けるTypeのもとに、ゆっくりと近寄ってくるTharn。


Tharn「今日は、バンドの練習だったんだ。もし、信じられないなら、Lhongに聞いてみろ」

静かに、言い聞かせるTharn。

Type「そんな必要はない。俺はお前を信じてるからな。」

とても、信じてるなんて、友好的な雰囲気ではなく、立ち上がるType。

Type「だって、今日、俺、お前の元カレと会ってきたばかりだからな」

え?っと驚くTharn。

Type「驚いたか? 俺、会ってきたんだよ、お前のTarにな」

わざと挑発するType。

Tharn「Tarは俺のじゃない」

Type「でも、おまえは奴のものだよ。お前、気づいてないんだな?」

Tharn「どういう意味だ?」

Type「説明するまでもない。あいつは、俺に、お前があいつのものだと言ったんだ。そして、どんなことをしてでも、俺からお前を引き離すつもりらしい」

Tharn「Type、お前、わかってるだろ・・・」

Tharnの言葉を遮るType。

Type「まだ、俺の話は終わってない。遮るなよ。あのガキはな、お前がまだ、あいつのことを愛してるってさ。それから、あいつもお前をとてもとても、とても愛してるだって。自分が、他人の彼氏を寝取ったことが、周囲にバレてもかまわないくらいにな。それほど、お前を失いたくないからだ。」

厳しい顔でじっと聞いているTharn。

Type「あいつ、こんなことも言ってたよ。お前のことを決して忘れられない。お前が戻ってしまったら、死ぬって。俺にそう言った時、嘘泣きすらしてたよ。可愛そうにな・・・」

Typeの手を握り、「Type・・」と話しかけるTharn。

Tharn「俺は、お前を愛してるんだ」

Type「黙れよ!まだ、話していいとは言ってない。知ってるか?お前の元カレは、くそったれだな。涙を流して、泣きわめいてたよ。お前に戻ってきてほしいだってさ。小説のヒロインにでもなったつもりなのか? ただ、泣いて、戻ってきてほしいと言えば、俺が返してやるとでも思ってるのか?

俺だってな、そう簡単に何でもかんでも失えないんだ。奴の顔に一発お見舞いしたって全然、満足じゃない」

まさか・・・と耳を疑うTharn。

Tharn「お前、Tarを殴ったのか?」

Type「なぜだ? あいつが心配か? そんなにあいつのことが心配なのかよ? お前、盲人か? あのガキだって男だぞ。一発くらいじゃ死にはしないよ」

Tharnの胸倉を掴むType。

Tharn「お願いだから、落ち着いてくれよ。Type。俺は、お前のことが心配なんだ。お前に、トラブルに巻き込まれてほしくないんだ」

Type「お前も、相当なくそったれだな! あいつのことを心配してるって認めろよ。

ああ、そうだよ。これが俺だ。すぐカッとなって、下品で、気まぐれで・・・ただの ガキを虐める虫けらだよ。でもな、こっちの身にもなれよ。俺のことなんか、誰もわかってくれないじゃないか!」

Tharn「俺は・・お前をわかってるよ、Type」

首を横に振るType。

Tharn「だけど、お前は聴く必要がある。俺は、昨日の晩のことについて説明したいんだ」

Typeを抱きしめながら、「愛してる」と告げるTharn。

Type「放せよ・・・」

Tharnから見えない位置での、辛そうに目を伏せる、この一瞬のTypeの顔を・・・どうか、見逃さないで!

 

Tharn「愛してる・・・Type」

Type「放せって言ってるだろ!もう聞きたくない。もういい。 俺は、あのガキに、お前はあいつのものじゃないって言ってやったんだ。お前は俺のものだ!もう二度とあいつには会うなよ。約束しろ」

Tharn「もう二度とTarとは会わないって約束する」

目をつぶっているTharnに、「俺の目を見て約束しろ!」と迫るType。

Tharn「約束する。俺には、お前以外誰もいない。俺を信じてくれ、Type。お願いだ」

Type「おぼえておけ!」

Tharnを睨みつけると、そのまま、出入り口に向かうType。

Tharn「どこ行くんだよ?」

Type「お前の顔を見なくて済むところ!!」

言い捨てると、出ていってしまうType。

残されたTharn。

力なく机に手を付き・・・「畜生・・・」と頭を掻きむしる。

なんでこんなことに・・・・。

 

~バー・アイヌ~

家を出て来たType、飲んでます。。

相手は・・・Lhongです!

Lhong「ほら、Type。もっとゆっくり・・・。そんなに急ピッチで飲んでどうするんだよ」

Type「ほっといてくれ。お前のくそったれの友達のせいで、こんな目にあってるんだからな」

Lhong「もうよせよ。なんでもないって言ってるなら、あいつを信じてやれよ」

Type「お前、俺に嘘をついた奴のことを信じろって?」

Lhong「あいつは、たぶん、キミを怒らせたくなかったんだ。キミもあいつの気遣いをわかってるだろ。キミがその件について知ったら、考え込んでしまうに違いないと思ったんじゃないか」

不機嫌そうな顔をしながらも、一応、黙って聞いているType。

Lhong「その上、あいつはTarに会っただけで、別に寝たわけじゃない」

Type「最初はNoで、今度はお前だ。誰も俺の味方をしてくれないほど、俺って、そんなに悪い奴なのか?」

Lhong「別にそんなこと言ってないよ」

溜息をつくLhong。

Lhong「それで、これから、どうする?キミの言ったことが真実なら、これは、全部、Tarの誤ちってことだよな」

Type「今更、なんだよ」

Lhong「あのさ・・・キミも理解したほうがいいよ。キミの性格は、Tharnとは正反対だ。誰の目から見ても、キミの方が悪い奴にみえるだろう。

つまりはこういうことだろ、キミは11年生を殴った。。教師が周りにいなくて、誰からも撮影されなくて、ラッキーだった。。。さもなくば、キミはメチャクチャなことになってたぞ。いいから、落ち着けって。これ以上、こんなこと続けても、キミはもっと失うことになる。」

Type「これが俺だ。俺はいつだって、悪い奴なんだよ。あいつは、俺のことを受け入れることが出来るって言ったのに、今、あいつは俺に変わってほしがってるんだ」

Lhong「Tharnの親友として言わせてもらえば・・・あいつは、キミをキミのままで受け止めることが出来る奴だよ。そうじゃなければ、あいつの全てを与えたりしないからな。でも、キミは今、少し冷静になったほうがいい。とにかく、Tarはずる賢い。あんな無邪気そうに見えたのに、そんなに邪悪だったなんて思ってもみなかったけど・・」

Type「あいつは、自分のところに、P'Tharnを戻してほしいとさえ、俺に言ったんだ」

Lhong「オレ、いままで、ずっと騙されてきたのかな?Tumも、弟はいい子ぶりっこだって言ってたけどな」

Type「お前とTharn、二人とも騙されてたんだ」

Lhong「どれだけ、Tarが腹黒で、いくら泣き叫んで頼んでも、Tharnさえ、気持ちを戻さなければ、片思いにしか過ぎないさ」

Type「もし、あいつがそんなことしたら、俺は、あいつと別れるよ」

そうね、この言葉が聞きたかったのよね。

Lhong「心配するなって。あいつはそんなことするはずがない。お前のこと、本当に愛してるんだから」

Type「そうだといいけどな」

乾杯するLhongとType。

 

~TharnとTypeの部屋~

夜更けにノックの音がして、Tharnが出てみると・・・

Lhong「お前の男を連れてきてやったぞ」

酔っぱらって、正体を失くしたTypeを肩で支えているLhong。

Tharn「なんで、お前が一緒に?」

Lhong「お前ら二人がケンカしたから、オレが彼と飲む羽目になったんじゃないか・・・」

Typeを受け取り、支えるTharn。

Tharn「Type・・・」

声をかけ、肩に担ぎ変わると、Tharnの肩に、ぴったりと顔を預けるType。

Tharn「なんで、こんなに飲ませたんだよ。おい、Type・・・」

Lhongには小言を言い、Typeには、優しく声をかけるTharn。

Lhong「だから、さっきも言っただろ・・・。お前らがケンカしてたせいだよ。もうちょっと言い方があるだろ・・・」

Typeに声をかけるのに夢中なTharnは、Lhongの声なんて聞いちゃいません。

そりゃ、こんな顔にもなりますよね。

 

Tharn「ああ、ここまで連れてきてくれて、感謝するよ・・・。Type?」

Tharnの気持ちは、ピッタリと自分に身を預けてるTypeにしか向いてません。。

Lhong「どういたしまして・・・、イケメンLhong様は、お役に立ててうれしいです。お互い仲良くやれよ、わかったか? じゃあな」

帰ろうとしたところを呼び止めるTharn。

Tharn「Lhong、あのさ・・・Type、お前になにか言ってたか?」

Lhongが、どう話そうか・・・と一呼吸おいていると、急に、酔っぱらったTypeが、ちょっとだけ身体を起こし、Tharnの頬に手を当てはじめる。

Tharn「Type、なにしてんだよ」

Type「俺のだから・・・お前は俺のだからな、Tharn」

そういうと、また、Tharnの胸にコテンともたれてしまうType。

目をそらすLhong。

Lhong「いいから、面倒みてやれよ・・・」

もう、誰の言葉も耳に入らないくらい、笑顔駄々洩れのTharn。

Lhong「Typeって酔っぱらうとこんなに可愛くなるなんて、知らなかったな・・・」

Tharn「俺はお前のだよ、Type」

我慢できずに、ほっぺに、鼻吸いちうぶちゅー(ホームケーム)です。。。

個人的には、肩に回したTypeの左右の手がちょっと重なってる、この感じがすごく好みです。

上半身お姫様だっこって言えばいいのかな?


完全に、Lhongの存在が消えてるかの如く、目も合わせず、「連れて帰ってくれてありがとうな」とだけ言うと、「さ、中に入ろうな」とさっさと部屋の中に入ってしまいました。。。

Typeさん、がっつり、抱き着いてます。。


Lhong「気にするな・・・」

そういうLhongの表情は、とても暗くて・・・。

Tharnの背中に「バイ」とだけ声をかけるLhong。

無情にも、目の前で、閉ざされるドア。。

 

 

★【Ep 11】(2/4)  雑感★

最後のシーン、自分と、Typeの間に、どれだけ果てしない距離があるのか・・・Lhongは痛感したことでしょうね。


でもね、全世界何億人もの片思い経験者は、一度や二度、こんな想いをしたことあるの。。。


もちろん、今までの歴代のTharnの彼氏にも感じたかもしれないけれど、たぶん、Typeはダントツで、Tharnの様子が違うんじゃないかな。 


ああ、やっと、TharnTypeの間に、何人(なんびと)たりとも入り込めないんだっていう実感が湧いたような気がするドキドキドキドキ


前半のTypeの暴言タイムも、Typeは、当然、Tharnに対してノーヒントですし、なんなら、嫌われようとさえしてる勢いです。

Tarと会うな、と執拗に約束させるのも、それがTarとTharnを守ことになるからですね。

どんなときも、Tharnのことを一番に考えていたからだって・・・伝わりますように。

 

★【Ep 11】(3/4) へ続く★