1話を4日もかけてアップしてると、感覚が狂ってしまいますが、この物語自体は、そんなに時間の経過なく、スピーディーかつテンポよく毎日、事件(トラブル)が起きてる感じです。(苦笑)

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『TharnType the series』

【Ep11】(1/4)

前回のおさらい

愛するTharnと生活を共にしていくうちに、Tharnの元カレ、家族、知人など、さまざまな人を通じ、お互いをより深く理解したいと、心境に変化がおきてきたType。Tharnを受け入れようと努力し、Tharnの行動に気を留めるようになった結果、なぜか、Tharnの言動に、今まで感じたことのなかった違和感を覚える。

そんな中、Tharnの友人であるLhongと話をし、今までのTharnの恋愛遍歴を聞く機会を得たType。歴代、付き合っても2か月しかもたない、(自分とは全くタイプの違う)年下元カレの存在、自暴自棄な性生活などなど、Tharnから一言も聞いたことのなかった内容に驚き、半信半疑の思いにかられる。

 

一方、一時は深く愛し合っていたはずなのに、一方的に別れを切り出された元カレのTarから、よりを戻したいと言われ、拒絶するも、心に混乱を生じたことでTypeに罪悪感を抱くTharn。

復縁を望まれていないにも関わらず、突然、Tharnとコンタクトを取ろうとするTar、自宅で過呼吸を起こし、倒れたところを兄に助けられる。

Tumに伴われたTarと、これが最後だと会うことにしたTharn。

不審な行動を重ねるTharnを追いかけ、バー・アイヌでTarと会っている姿にショックを受けたType。部屋に戻り、Tharnを責め立てる。

怒って部屋を出てきたTypeは、Technoの家に身を寄せる

部屋でTypeの帰りを待つTharn。

弟Tumを心配し、想いが伝えわらないジレンマに苦しむTum。

かつて大きく傷つけ、今もなお、愛しているTharnに近づく理由を明らかに出来ないTar。

Technoとの会話中、TarがTechnoの弟Nicと同じ高校に通っていることを知ったTypeは、自身で解決づるべく、Tarを探し出すことを決意する。


~Technoの自宅~

二人の愛の巣から飛びだしてきたTypeが頼る先は、やっぱり、Noちゃんち。

(Lovebychanceの時のおうちに似てるかと思ったけど、玄関の位置も違うし、階段の作りも違ってた)

少し落ち着きを取り戻した後、

Techno「それで、この後、どうするつもりなんだ?」

問いかけるTechno。

 

Type「こんな俺みたいな奴でも・・・目には目を・・・だ」

そういうと、携帯を取り出すType。

Techno「おい、何する気だ?」

返事をせず、電話をかけはじめたTypeを心配そうに見守るしかないTechno。

 

呼び出し音のあと、相手が出るなり、「もしもし。俺はType。Tharnの彼氏だ。ちょっと、お前に用が・・・」と話しはじめ、いきなり、相手から電話を切られるType。

Type「畜生! この臆病者、俺の電話を切りやがった!(怒)」

携帯を睨み、暴言を吐くTypeに、嫌な予感しかしないTechno。

Techno「おい、今、お前が電話したのってまさか・・・」

Type「ああ、そうだ。Tharnの元カレだ。」

こめかみを押えるTechno。

Type「まるで、俺のこと、(そいつを)殺そうとしてる悪党みたいな扱いしやがった!」

ボルテージが上がるTypeを見て、さらに、こめかみをぐいぐい押すTechno(笑)

Type「おい、No!」

Techno「なんだよ?」

Type「お前、あのガキが、Nicと同じ学校に通ってるって言ったよな?」

Techno「それって・・・まさか・・・」

Type「ああ、そいつを探しに行く!」

またまた、こめかみをぐるんぐるん押えるNOちゃん。(3回目)

Techno「Type~~、他に方法ないのかよ?(半泣き)」

Type「ないね。。俺がカタをつけてやる」

これ、旦那にちょっかい出された怒り半分、Tharnがなんか困ってるのも感じてて、旦那が対処できないなら、嫁のアタシが代わりにやってやるしかないじゃん・・・みたいな感じ?

 

~リビング~

翌日、落ち着かない様子で、ソファに座っているTypeに、「おちつけ」と声をかけるTechno。

Techno「お、Nicが帰ってきたぞ~~~」

マジで、Gulfの美人度すごすぎませんか。


外の物音に反応したTechnoが声をかけるなり、立ち上がるType(必死)

 

「ただいま・・・」と言いながら、リビングに入ってくると、待ち構えられていてビビるNic(笑)

Techno「それで、お前、なにかわかったか?」

Technic「せかすなよ。P'No。まだ、一晩しかたってないじゃん。俺の学校にだって、11年生は少なくないんだぞ」

Techno「じゃ、収穫なしか?」

その間、ずっと黙って、仁王立ちしているType。

Techno「ちょっとは手にいれたけど、でも、交換になにくれるの? P'No」

Techno「俺は・・・」と、Technoが言いかけているそばから、Technicの携帯を奪うType。

有無も言わせず、中身を確認しているTypeの様子に、固まるTechnic。

Type「これが11年生全員か?」

Technic「はい、そうです」

Typeの半端ない威圧感に、またまた、びびるNic(笑)

笑い出すTechno。

Techno「お前、俺とは取引するくせに、Typeには下に出るんだな・・・」

Technic「そりゃ、世の中、柔軟性が肝心だもん。交渉相手を見極める必要があるだろ。P'Typeのためなら・・・」

Techno「なんだよ?」

Technic「サービスします。なんだよ、俺のこと、バカにするのか?」

Techno「わかってるじゃん」

 

Type「見つけた!」

Techno「見せてみろ・・・へぇ・・・」

Type「こいつだ・・」

携帯の画面を、Technoに見せるType。

間違いなく、Tarです。。。

Technicに、11年生全員分の写真を集めてこいって、指示したのね。


Technic「こいつは・・・フランス語科の学生です。なんどか見かけたことありますよ。見た目がいいんで、有名なんですよ。もう用事が済んだのなら、僕、学校に行きますね」

カバンを持って、出ようとするTechnicを引き留めるType。

Type「ちょっと待った。もう一つだけ頼みがある」

 

~カフェ~

学校の近くのcafeかな?

窓側の席に陣取り、待ち伏せするつもりのようです。

Techno「あの子か?」

Technic「違うよ。彼は、あいつより背が高い」

落ち着かないTypeを見て、Technoが心配する。

Techno「なぁ、Type。これって、いじめじゃないのか?」

Type「なんだって? 俺がいつ、やつをいじめたんだよ?」

Techno「まぁ、そうだけど。でも、こっちは3人じゃん。あきらかに、寄ってたかってって感じだよ。それに、今のお前、視線だけで人を殺せるぞ」

こういう、NOちゃんの絶妙なバランス感覚っていうか、ニュートラルなところ、好きよ。

Type「あ、お前に言っておくことがあったんだけどさ」

Techno「なんだよ?」

Type「お前の弟ってイケメンだよな」

Techno「それで?」

Type「なのに、なんで、お前は不細工なの?」

Techno「くそったれ!」

隣で、笑いが止まらないTechnic。

Type「お前、俺に落ち着かせたいんだろ?ストレスを与えるなよ!」

心頭滅却・・・に努めるNOちゃん(笑)

 

Technic「P'Type、あれがTarです」

Tarを見つけたTechnicが、Typeに声をかける。

 

Techno「まず、おまえがここに連れて来い。急げよ・・・」

 

店の外に出て、Tarを呼びに走るTechnic。

その様子をじっと見ているType。

Tarに声をかけているTechnicを見て、思わず立ち上がる。

Techno「いいから、落ち着けって!」

 

うまく、TechnicがTarを店の中に連れてくる。

 

2人が、席に来るのを待っていられず、入り口のほうに向かってしまうType。

Techno「おい、Type!」

あとを追うNoちゃん。

 

店の中に入ってきたTarの正面に立つType。

Tar「兄がここにいるんじゃなかったの?」

後ろのTechnicに訊ねるTar。


Type「お前がTarだな?」

Tar「はい、そうですけど・・」

Type「俺は、Typeだ。」

誰だかわかり、すぐさま、店の外に出ようとするTar。

Tarの腕を掴み、引き留めるType。

なおも逃げようとするTarの、腕と肩を押えるTechnoと、Technic。

 

Type「なぜ、そんなに急ぐんだ?俺とは、話をしたくないのか?それとも、Tharnとしか、話したくないのか?」

動揺して、落ち着きを失うTar。

Type「なにか、言うつもりはないのか?」

意を決して、「P'Tarnと別れさせてやります」と宣言するTar。

後ろで聞いていて驚くTechno。ガーン


Type「お前、何言ってんだ?」

Techno「落ち着けよ、Type。」

Typeを止めると同時に、Tarにむかっても、「ねぇ、君もさ、優しそうに見えるのに、どうして、そんなひどいことを口にするんだ?」と疑問を口にするTechno。

Techno「どうやって、人の彼氏を盗んだりできるんだよ」

NOちゃんの言うことは最もだけど、耳に入ってない様子のTar。


Tar「あんたは、どうせ、別れることになるんだ」

Type「こいつ!」

さすがに、我慢できずに、Tarの胸倉を掴むType。

Techno「落ち着け! Type! 頼むよ」

後ろから引っ張るTechnoと、「先輩、おちついてください」と声をかけるTechnic。

Techno「ここはcafeだぞ。他のひともいるんだぞ。みんな、お前が彼をいじめてるように思うだろ。それから、君もだぞ。君は、だいぶ前に、Tharnと別れたんだろ。それなのに、どうして、いまさら、彼らの恋愛を邪魔するような真似するんだよ」

TypeとTarの両方を言い聞かせようとするTechno。

私、やっぱりこのシーンのNOちゃん、大好きです。

 

息も絶え絶えになりながら、必死に、Typeだけを見つめ、話を続けるTar。

Tar「あなたが何を言おうと、2人は別れることになるんだ。たとえ、どうなっても、僕があなたたちふたりを別れさせる原因になるんだ」

見た目と違って、世にも恐ろしい呪いのような言葉を口走るTarに、驚くやら、困惑しまくりのTechnoとTechnic兄弟。

 

胸倉をつかんだまま、Tarを見つめ続けるType。

 

★【Ep 11】(1/4)  雑感★

前回ラストでの、TypeとNOちゃんの会話がもう少し詳細に語られました。

すぐカッとなるけど馬鹿じゃない

これ以上に、Typeを表す言葉が見つかりません。(笑) ← なにしろ、Typeのママが言うんだから間違いない照れ


直接対決のために、使えるものはなんでも利用するType(笑)


まぁ、Technicは、(『Lovebychance』も含め)友人Klaとのやり取りからもわかるように、いとも簡単に兄を売り飛ばしちゃう、決して品行方正とは言えない子ですが、なんか、この兄弟、いいよね(笑)


迫真というか、鬼気迫るTar。

これが、終盤、とても活きてくるのです。


★【Ep 11】(2/4) へ続く★