あれもこれも、みんなNOちゃんの役目なんです。いい仕事してるんです。爆笑

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

前半未読の方は

★【Ep 08】(1/4) はこちらから★  

★【Ep 08】(2/4) はこちらから★    

 

 

【Ep08】(3/4)

~サッカー場~

翌日ね(笑)

不機嫌そうに、ユニフォームも着ないで、ベンチに座っているType。

なんか、手に持ってる。なんかの串焼き。

アバウトすぎ(笑)

Techno「どうしたんだよ?また、なにか悩みごとか?」

Type「ほっとけ!」

Techno「こいつ・・・いつもより、怖い顔しちゃって・・・」

Type「なんだと?」

Techno「いや、なんでもない。そんなに気にするな。あ、そうだ、お前に聞きたいことがあったんだ。Tharnとお前の関係で・・・(どっちが)受けなのか教えてくれよ」

持っている串を、Technoに向けるType。

Techno「お~~~い。落ち着けって。それはいくらなんでも鋭どすぎる串だぞ。俺を刺すなよ」

Type「お前、なんて言った?」

Techno「俺、たいしたこと言ってないよ。お前が聞いたとおりじゃん。ああ、わかったよ。ちょっとくらい言いすぎたかもしれない。」

Type「まじで刺してやろうか・・」

Techno「いいから、食べろって。でも、お前とTharnが付き合ってること・・・ずっと秘密にしておくつもりか?」

Type「ああ」

Techno「でもさ・・・Tharnに悪いとは思わないのか?」

Type「なんで、俺が、悪いと思わなきゃならないんだよ。あいつだって、誰にも言いたくないかもしれない。俺はあいつも秘密にしたがってると思う

どうして、そう思うのかな? Tharnがオープンにしたがってるのは知ってるよね。

Techno「お前の言う通りかもしれないな。でも、じゃ、なんで、怒ってるんだ?お前は、彼氏に夢中になってればいいだけじゃん」

Type「だれが、夢中だ!ばか。俺はあいつを墓に埋めてやりたいよ」

Techno「おいおい、今度はなんだよ。(そういえば)お前、あいつの誕生日について、俺に言わないな。・・・ああ、わかったぞ!だから、俺は、友達なんかと一緒にいないで、あいつの誕生日を祝えって言ったじゃん!

細かいところは無視しても、NOちゃんの推察、流れ的には、いい線ついてる気がする。。。

Techno「いい考えがある。あいつの誕生日を一緒にお祝いしてやるよ。よし、メールしよ~っと。ええっと、Tharnは・・・なんて名前だっけ? ・・・で“奢ってくれよ、Tharn”」

なにを打ってるのか、気になり、携帯を取り上げるType。

Techno≪遅くなったけど、お前の誕生日祝いをしよう。Typeも一緒にいるよ。俺にも奢ってくれよ≫

呆れるType。

Type「お前、あいつに出させる気か?」

Techno「いいじゃん、ちょっとくらい。俺、(Tharnに)1か月くらい会ってないしさ、そのうえ、お前たちは仲直りできるし、みんな丸く収まるじゃん」

 

Tharn≪いいよ。4時半には授業が終わるよ。どこで待ち合わせする?≫

さっそく返事がきました。

Techno「ほらな。決まりだ。じゃ、俺、荷物取りに行ってくるよ。また、あとでな。俺に追いつけよ、いいな?」

颯爽と行ってしまうTechnoに、あいつ、なんなんだよ、と呟くType。

 

ここ、『LBC』と同じ大学でロケしてるんだっけ?

駐車場が似てる(笑)

 

校舎前で、待ち合わせた2人。

Techno「おい、Type、彼氏に電話してみろよ。授業がおわったかどうか・・・」

Type「だから、何度も行ってるだろ。あいつのことを“彼氏”って呼ぶなって」

Techno「ごめん。Tharnに電話して、今どこにいるか聞けよ。」

電話を取り出して、掛け始めるType。

Techno「・・・あ、電話待った!噂をすれば影だ。」

すぐさま、Sanと一緒に歩いているTharnに気づき、動きが止まるType.

Techno「でも、一緒に歩いてるのは誰だ?学部の先輩かな? 音楽学部ってすげぇな。イケメンは奴だけじゃないんだな・・・学力だけじゃなくて、容姿で、学生を選んでるのかな?」

感心したようなTechno。

Technoの言葉など耳に入らないように、じっと、こちらに向かってくる不審な男に目を向けているType。

 

Techno「どうした?いままで何してたんだよ。で、この人誰?」

屈託なく訊ねるTechno。

Tharn「この人はP'San、高校の時の先輩だよ」

挨拶を交わすTechno。

Tharn「で、こっちがTechno。それから・・・こっちがType、俺のルームメイト」

 

挨拶する目が、すでに、射貫くような視線で・・・

バチバチメラメラメラメラ


これは、Sanも、完全に気づいてるね。

San「ああ、Thornが言ってた、一緒に住んでるルームメイトか・・・会えて嬉しいよ」

Techno「ところで、あなたのこと、どこかで見たことあります。」

Type「誕生日パーティーで、Tharnと一緒に写真に写ってた・・・」

Technoに説明するType。

もともとは、NOちゃん情報だったのにね。


それも見てたのか・・・と、目を伏せるTharn。

そうよ、思ったより、事態は進んでるのよ。

ほらね、ただのヤキモチだって笑ってられなくなってきたでしょ。

 

Techno「ああ、Facebookであなたの写真をみました」

Typeの視線に気づき、Tharnの肩を組むSan。

San「実は、Tharnの兄貴と親友なんだよ」

ぴき!むかっむかっむかっ

もう、肩に乗せたSanの手にしか目がいってないType。

Techno「なんか、肩書が一杯ありそうですね」

San「それに、それ以上に、もっといろいろあるんだよな」

わざわざ、Tharnに顔を寄せて、話すSan。

Tharn「俺が尊敬してる先輩・・・ですよね」

San「お前がそう言うならな。Thornから、お前への荷物を預かったから、立ち寄ったんだよ。お前と夕食を食べたかったが、都合の悪い日にきてしまったみたいだな」

Techno「先輩、大丈夫です。ご一緒しませんか?」

へ?


TypeとTharnが同時に固まったのに、気づいたSan。

San「それはいいな。俺が奢るよ。案内してくれる?」

Techno「すごくいい人なんですね。行きましょう、おいしい南部のタイレストラン知ってるんですよ」

なんなの、この構図(泣)

遠いのか? すぐそこです、などと会話しながら、Sanを連れて、建物に入っていくTechno。

NOちゃんが爆弾になりました。。

心配そうに、TypeをみているTharn。

Tharn「大丈夫か?」

Type「くそ忌々しいくらい元気だよ!」

どんと、Tharnの肩にぶつかって、Technoたちのあとを追うType。


もう、なんで、こうなるんだよ・・・と、後ろ姿が不憫すぎるTharn。

 耐えてね、Tharn。


~レストラン~

メニューをパタンと置くTechno。

Techno「頼むもの、決まったか? (Sanに)ここ、なんでもおいしいですよ。結構、頻繁に食べにくるんです」

・・・って、ここ、前に、Champたちと合コンしたレストランじゃん。

San「う~ん、おすすめの料理はなにかな?」

Sanを睨んで、視線をはずすType。

Techno「これですよ。イエローカレー。Typeの好物です。でも、彼が言うには、彼のお母さんが作るカレーが世界一おいしいらしいですけどね。Puifaiがレシピを教えてって頼んだくらい・・・」

おまえ、バカか!!

ぱっと、Technoのほうを見るType。

しまった!!と顔を歪めるTechno。

今日の、NOちゃんは絶好調です。

誰か、止めて(笑)


Tharn「お前、ここにPuifaiと来たのか?」

低い声で訊ねるTharnに対して、何も答えられないType。

San「Puifai? 君の彼女かい?」

Type「違います。彼女なんかじゃありません」

きっぱり否定するType。

頷くSan。


今度は、「俺があげたプレゼント、開けて見たか?」とTharnに質問するSan。

いや~~~、こんな心理戦。

Tharn「ええ。でも、俺へのプレゼントを買うのは止めてください。申し訳ないんで・・」

San「なにが申し訳ないんだよ。幼いころから、ずっとしてきたのに・・」

Tharn「でも、当時は、おやつくらいでしたよね」

San「ああ、でも、今は、俺も成長したからな。お前に物を買ってやるくらいの金はあるよ」

Techno「知り合ってどのくらい経つんですか?」

San「彼は7年生くらいだったかな。俺と、兄貴が友達だったから」

その言葉に、反応するType。

San「兄貴が、俺たち同士を紹介したんだ。あいつ、Tharnがいじめられるんじゃないかって心配してたんだ」

Techno「え? こんなに背も高くて、筋肉質なのに?誰が、彼をいじめるっていうんですか?」

笑ってしまうTechno。

San「当時のTharnは、今より、小柄だったんだ。」

そういって、Tharnの頭を撫でるSan。

いちいち、Typeの神経を逆なでしてるみたい。

San「考えてもみなよ。彼には、アメリカ人の血も入ってる。明るい瞳に、白い頬。兄貴は、そのせいで、いじめられるんじゃないかと思って、万一に備え、10年生だった俺たち友人に彼を紹介したんだ」

Tharn「昔の話は止めてください。もう、みんな忘れました」

Techno「でも、俺は知りたいよ。写真ありますか?」

Sanに訊ねるTechno。

San「うん、君に送ろうか?Tharnは、本当にかわいかったんだから・・・」

あ~~~、Typeに縁切られてもしらないよ。。

っていうか、Typeの顔が、確信に変わってる。。。

Techno「保存して、Tharnを脅迫してやろう(笑) おい、Type、お前、エビのナンプラーソース、頼んだよな。これ、この店の人気メニューなんです」

San「へぇ、おいしいそうだな。でも、Tharnは食べられなくて残念だね」

Type「食べてみろよ。そんなに辛くないよ」

San「だって、Tharnは、生ものも辛い物も食べないだろ。まだ生きてるようなエビを踊り食いするようなのが好きな兄貴とは違ってね。」

それを聞き、愕然とするType。

Tharnを睨みつけるTypeに、必死に否定しようと表情が硬くなるTharn。

Type「そうなのか?俺は、お前が生ものを食べられないなんて知らなかった」

Tharn「そうじゃないよ。まったく食べられないってわけじゃないんだ」

San「そうか?だって、いつも吐き出してるじゃないか」

ようやく・・・Noちゃんがなんか変だって気づき始めたよ。

ちょっと遅かったね!


Tharn「P'San、もうやめてください!!」

Tharnもわかってたのね。

San「俺、なにか悪いこと言ったか?」

Tharn「俺たちのことに構うの、やめてくれませんか!」

San「俺はなにもしてないだろ」

Noちゃん、今頃、困った顔しても、時間は元には戻らないのよ。

Type「すぐ戻る・・・」

立ち上がるType。

Tharn「Type・・・」

Typeの後ろ姿をみながら、ほくそ笑むSan。

そんなSanを見て、睨むTharn。

 

一人、店を出て来たType。

もう、はらわたが煮えくり返る、返る。

Type「くそったれ! あいつ、俺に言うべきだっただろ!!」

うわ、Sanが追いかけて来た。

San「ここにいたんだ。大丈夫か?」

Type「ええ・・・なんでもありません」

San「君とTharnはどういう関係なのかな?」

Type「ルームメイトです」

San「そうか。じゃ、ただのルームメイトなんだな。俺が、あいつの先輩で、あいつの兄貴の友人であること以外、俺について他に知ってることはあるかな?」

固まっているTypeのもとに、近づいてくるSan。

San「俺はあいつの初めてで・・・生涯、ただ一人の男だ」

すごい、マウントの取り方ね。

ポンと肩を叩き、笑いながら、去っていくSan。

 

これはさすがに、Typeが可愛そうかも。。。

試合する準備もないのに、丸裸で、リングにあがらされてた。。。

拳を握る手に力が入るType。

 

~TharnTypeの部屋~

猛烈に怒り狂ったまま、家に戻ってきたTypeと、後ろから、必死に追ってきたTharnって感じかな。

Tharn「Type、おい、どうしたんだよ。俺と話そう」

Type「俺には、お前と話すことなんかない!」

Tharn「悪かったよ。俺が刺身が食べられないってこと、お前に言わなくて・・・」

Type「なんで、俺に言わなかった?」

Tharn「まったく食べられないってわけじゃないんだ・・・」

Type「嘘をつくなよ。Tharn。お前、刺身は好きじゃないんだな?」

Tharn「・・・うん。好きじゃない」

Type「なんで、俺に言わなかった?俺があの店でお前に食わせたのは、お前も好きだと思ったからだ。俺を騙して、バカにして面白かったのか?」

Tharn「だましてなんかいない。おまえは食べたがったし、俺だって、お前に喜んでほしかったんだ」

Type「俺は、俺を喜ばせてほしくなんかない。」

Tharn「じゃ、お前は俺にどうしてほしいんだよ」

Type「正直になれよ!・・・俺にお前の好きなものと嫌いなものを教えろよ」


ああ、辛そうなTharnの顔。

積もってたのは、Typeだけじゃなかったのね。

Tharn「俺がなにを言っても・・・お前は聞かなじゃないか」

好きなものをTharnが話した日のこと、覚えてますか?


Type「あの日だって、俺に言う機会はあっただろ。どうして、何も言わなかったんだよ」

Tharn「どうして、そんなことがお前に言える?“俺は嫌いだ。食べられない” (そんなこと言ったら)誰が気分を悪くするか、わかるか? Type、おまえじゃないか」

Tharn「そうやって、俺を責めるつもりなのか」

Tharn「違う!」

Type「そうしてるじゃないか、今!ああ、俺は、お前の言うことを聞かないよ。全然、気にもかけてない。お前がなにが好きで、なにが好きじゃないのか・・・、俺は、まったく、そんなこと、気にしたこともなかった。でもな、俺だって嫌なんだよ。お前のことを、あんな男から、知らされるなんて・・」

Tharn「俺にどうしてほしいんだ?」

Type「あいつには二度と会うな!」

Tharn「なんで、お前の言う通りにしなきゃならないんだ」

Type「俺が、あの男を嫌いだからだよ!」

Tharn「俺には、P'Sanを避ける必要なんてない。ただ、お前が彼を嫌いだっていうだけで・・・。P'Sanは、俺の兄貴の友達で、俺の尊敬する先輩だ。彼が、お前になにかしたのか?」

Type「・・・あいつが俺にしたことなんて、お前は知る必要ない。俺があの男を嫌いだってことさえ、知ってればいいんだ」


Tharn「お前は・・・俺の気持ちなんてどうでもいいんだな」

Type「おい、Tharn!警告したぞ。二度とあいつには会うなよ。」

Tharn「お前に従わなかったらどうするんだ?」

Type「その時は、別れる」

動きが止まるTharn。

Tharn「お前は嫌がった・・・P'Sanから俺について知らされるのを。でも、お前は何を知ってるんだ?P'Sanは、お前よりずっと、俺のことを理解してる。もし、ここに、彼がいたら、あの人はお前に、こういっただろう。。。俺がどんなに“わかれよう”って言葉を嫌ってるか・・・

え・・・と小さく固まるType。

リビングから出ていくTharn。


クッションを床に叩きつけるType。

Type「畜生~~!!」

息を弾ませ、猛烈に後悔しているType。

掴んだときに、糸が切れて、飛んでしまったシャツのボタンが床に落ちている。。

 

★【Ep 07】(3/4)  雑感★

Tharnは、こういう時でも、激高せずに、自分の言葉を紡げる人なのね。

静かに、静かに、でも、本気で怒ってたのが伝わった。。。

私も、この目を知っている。。。


惚れた弱味で、自分さえ我慢すれば丸く収まることに関しては、どれだけ、言葉を飲み込んでいるか・・・。


もちろん、二人の問題については、その都度、放置せず、ちゃんと説明しようとするけど、基本、Typeは言うこときかないし、物理的に、24時間一緒ってわけにはいかないし、なにより、Typeを煩わせたくない。


実際、今回も、当事者のTharnにしてみれば、Typeと知り合う何年も前から、兄とのやり取りも含め、Sanとの人間関係があるわけで・・・そこはどうしても温度差も生じることに。


正直、Tharnはよくやってると思います。。。(笑)


でも、Typeだって、あんな風に、マウント取られたら、黙ってられないでしょ。

しかも、その事をTharnには言わなかったね。

物事、見えてないところに、理由ありなのよ。


なにで、どっちかっていうと、ワタシ的に、行動的に、覚えがあるのは、Typeの振る舞いの方かも。。。

ボロ泣きか、一言も口を利かないか・・・いろんなパターンはあれど、「私が嫌だと言ったら、嫌なのよ!」

一つ一つは大した内容じゃなかったかもしれないけど、結構、それで押し通してきちゃったかもしれない。。。

ああ、謝らなければならない人(s)がいるな。。。 ← 複数かい!(苦笑)

 

 

★【Ep 08】(4/4) へ続く★