

以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
全体で、4分割払いしてます。
未読の方は
『TharnType the series』
【Ep08】(2/4)
~TharanTypeの愛の巣~
夜・・・Technoたちとの食事を終え、一人で、部屋に戻ってきたType。
シャワーを浴び終わったところで、Technoからの着信に気づく。
Type≪どうかしたのか?NO?≫
Techno≪俺、お前に聞こうと思ってたんだけどさ、お前、もう、Tharnへのプレゼント、買ったのか?≫
Type≪なんで、お前がそんなこと気にすんだよ?≫
Techno≪ばかだな、俺は、お前たちのことは何でも知っておきたいんだって。で、どうしたんだ?≫
それを聞きながら、ちょっとだけ、身体を斜めにし、後ろの引き出しのほうを気にするType。
Type≪心配すんなって。ちゃんと準備してあるよ。まかせとけ、あいつ、絶対、気に入るから・・・≫
わかった、わかった、と言いながら、「おい、今、Tharnの兄貴が、タグ付けした写真を見たよ。あいつ(Tharn)の隣に立ってるセクシーな奴、誰?」
そう聞いただけで、すでに、眉間にしわが・・・(笑)
Type≪どの写真?≫
Techno≪Facebookの一番最新の奴・・・あ、もう行かなきゃ。母さんが買い物についてこいだって・・・≫
Technoの電話が切れたあと、その写真を探すType。
家族写真をじっと見つめる。
Type「あいつには、2人しか兄妹はいないはず・・・。この男、誰だよ?」
肩に手を回してるところからして、もう、気になる、気になる、気になる・・・(笑)
すぐさま、確認です。
Type≪HBD!≫
すぐに返信が戻ってくる。
Tharn≪おめでとうはないのか?≫
Type≪覚えてただけ、ましだと思え!≫
Tharn≪おめでとうって言ってくれよ≫
Type「めんどくさい奴・・・」
もう一度、≪HBD!≫と送信するType。
Tharn≪GN!≫
Type「俺と心理戦でもする気か?Tharnの奴・・・」
仕方なく、電話に切り替える。
Tharn≪もしもし?≫
Type≪HBD!≫
Tharn≪GN≫
Type≪HBD!≫
Tharn≪GN≫
あんたら、なにやってんの(笑)
Type≪おまえ、からかってんのかよ? ああ、そうだよ、誕生日おめでとう。これで満足か?≫
根負け(笑)
Tharn≪おまえからの祝いだけを待ってたって知ってるだろ?≫
Type≪グッナイ(お・や・す・み)!≫
ちょっとだけ、顔がほころんだType。
さっきと全然違います。(笑)
Type「今夜、お前がいないからな、ベッド、独り占めだぞ」
ふふふ、わざわざ、電話に向かって独り言を言うType。
視線の先の引き出しには・・・誕生日プレゼントの箱が準備万端・・・
~大学 講義室~
翌日ね。
Tharnが教室に入ってくる。
Lhong「よう、誕生日おめでとう、イケメン」
後ろから、だきついてくるLhong。
Tharn「Lhong、お前、重いよ。それに俺はイケメンなんかじゃないって」
Lhong「じゃ、お前にプレゼントを渡すために、群がってるのはなんだろうな」
部屋の外の廊下のほうを見るLhong。
Tharn「人かゾンビか?」
ほら、と「誕生日プレゼントだ・・・」と机の上に、箱を置くLhong。
Type「チューインガムか?」
Lhong「いいだろ。誕生日を覚えてただけ、ラッキーだったと思え」
Type「ありがたいよ、毎年、俺の誕生日を覚えててくれて」
Lhong「覚えてられなかったら、バカだろ。お前の兄さんが、Facebookに全部、写真を載っけてるじゃん。・・・なぁ、あの先輩も、誕生日パーティに来たのか?」
Tharn「ああ。誕生日プレゼントを持ってきたんだ」
「わかるよ、初恋は忘れられないもんだよな・・・」とTharnにもたれかかるLhong。
Tharn「なに、赤ん坊みたいな真似してんだよ!」
Lhong「ま、いいや。来週、フルメンバーでの練習やるからな。俺、新しいベーシスト、見つけて来たんだ。名前は、Tae。俺と同じ歌唱クラスを取ってるやつ、覚えてるか?ああ・・・たぶん、(見れば)わかると思うよ」
Tharn「じゃ、あとで、日にちと時間だけ教えてくれ」
Lhong「わかったよ、完璧まつげくん。前もって、1年前にはお知らせしますので、どうぞ、ご準備してください」
Tharn「ばかか・・・」
口だけ動かすTharn。
Lhong「はっきり言え。ひとつだけ、俺にも言わせろよ。お前、寮を引っ越すこと、なんで、言わなかったんだよ。」
ちょっと気まずそうなTharan。
Tharn「ああ、門限がないからな、寮を引っ越したよ。これで、好きな時に家に戻れるさ・・・」
無言のLhong。
タイミングよく、教授が入ってきて、授業が始まる。
~TharanTypeの愛の巣~
部屋に戻ってきたTharn。
付箋の貼られた缶ジュースが、白い棚の上に置かれている。
≪スプライトはないぞ。代わりにこれでも飲め。お前の血糖値上昇を願って。。(引き出しをあけてみろ)≫
手に取るTharn。
Tharn「誕生日プレゼントか?期待してたよりいいな・・・、スプライトはない。。引き出しをあけろ?」
言われたとおりに、引き出しをあけてみると・・・金色のリボンのかかった箱が・・・。
箱をあけてみると・・・・様々な種類のコンドームが、色とりどり、箱一杯。
たぶん、100個以上入ってるんじゃない?(笑)
思わず、笑い出すThran。
入り口の方に向かって、「早く帰ってこいよ、Type。おれ、このプレゼント使いたくて、もうたまんないよ」と呟くTharn。
夜になって、ユニフォーム姿のまま、帰ってきたType。
ちらりと、引き出しに目をやり、視線をTharnに向ける。
満面の笑みで、ベッドに座っていたTharn。
Type「なんだ、戻ってたのか」
Tharn「午前中に戻ってきてたよ」
Type「ふ~ん、じゃ・・・」
ちらりと、引き出しを気にするType。
Type「なにか、飯、買ったか?俺、なにも食べてないんだ」
意味深な表情のTharn。
Tharn「俺・・・たくさんあるよ、チョコレート・・・ストロベリー・・・オレンジ・・・メロン・・・それから、ピーチ・・・」
Type「お前、いつから、草食動物になったんだよ!なんで、果物しかないんだよ!」
さえぎるType(笑)
笑いながら、布団の下から、プレゼントの箱を取り出すTharn。
ちなみに、Typeが送ったコンドーム、今、Tharnがあげたフルーツフレーバー付きです(笑)
Tharn「お前、どの香りがいい?お前からのプレゼント全部ここにあるぞ・・・」
Type「おまえって奴は・・・」
Tharn「どれか好きなの選べよ。腹減ってるんだろ?」
Type「食べものに決まってる」
Tharn「それなら・・・チョコレートはどうだ?」
Type「おまえには食べさせないよ」
いや~ん、スイッチ入って舌なめずり・・・。
Tharn「試させろよ、俺の誕生日じゃん」
Type「お前の誕生日は昨日でおわった!!」
笑い出すTharn。
Tharn「冗談だよ。腹減ってるんだろ。あそこにある。家から、ケーキを持ち帰ってきたんだ。一口だけでも食べてみろよ」
Type「おまえの家の残り物か?」
Tharn「違うよ。俺、本当に食べてほしかったんだ。お前が、誕生日パーティーに来なかったから・・。さっさと食べろ。シャワー浴び終わったら、なにか食べ物を探してやるよ」
Type「俺のために、買いにいってくれるのか?」
頷くTharn。
Type「なにが食べたい?」
きゃ~~、今日一、優しくて甘い響き。。。
Type「わかんないよ。お前がシャワー浴び終わったら、なにか食べにいくのはどうだ?」
Tharn「OK」
バスルームに消えるTharn。
プレゼントを気に入ったらしいTharnに、実は、気をよくしているType。
洋服の引き出しをあけ、服を探すType。
Type「Tharn、おまえの短パン、借りていい?」
声をかけるType。
Tharn「いいよ、俺のカバンに入ってる・・・。ちょうど家から、持ち帰ってきたから」
バスルームから声が聞こえてくる。
Tharnのボストンバッグをあけ・・・中からプレゼントの箱を取り出すType。
綺麗にラッピングされた箱を一目見て、ピンときちゃった嫁の勘!
添えられたカードに目を通す。
≪HBD!何年たっても、お前は俺にとって、いつも大切だよ≫
Type「だれが、こんなものを・・・。兄貴の写真に写ってたあいつか・・・?」
びりびり、包装紙をやぶき、中身を開けちゃうType。
名前入りのドラムスティックカバーね。。。
センスが違いすぎる!
もう、ショックで、頭の中が、ぐるんぐるん。。
そこへ、普通に、リビングに入ってきたTharn。
Type「いいプレゼントだな」
着火!
Tharn「開けちゃったのか?」
あとのまつり・・・っていうか、それくらい、Tharnが注意を払ってなかった証拠とも言えるけど、Tharnにしては、珍しく下手打ちました。
Type「カバンの中に入ってた。こんないいプレゼントを手に入れたんだから、俺のなんか捨てていいぞ」
ドッカーン!
Tharn「・・・Type。俺は、お前のプレゼントが気に入ってるんだよ」
完全に、とりなそうとしてる人の声色です(笑)
Type「これをお前にくれたのは誰だ?(怒)」
Tharn「やきもちか?」
Type「バカ言うな!誰がお前相手にヤキモチなんか妬くか!」
Tharn「じゃ、別に、それを俺にくれた人間のことなんて、知りたくないよな」
Type「ああ! ぜってぇ、俺に言うなよ!それから、外に行ったら、鶏出汁のラーメン買ってこい。俺、もう、どこにも出かける気なくなった!」
こういうところ、ホント、可愛い(笑)
スティックケースを投げ置くと、自分もバスルームに行ってしまう。
溜息をつきながら、笑ってしまうTharn。
Tharn「怒っちゃった・・・」
嫉妬されて嬉しいのも今のうちだよ~ん。
★【Ep 08】(2/4) 雑感★
妬いたり妬かれたり。
喧嘩したり、仲直りしたり。
イチャイチャしたり、いたわりあったり。
忙しいこの2人と過ごしていると、飽きないです。
あと、そろそろ、Lhongの動きに対しても、注目させていただいてもいいですか。
いままで、1ケ所だけ指摘したことありましたけど・・8話じゃまだ、早いかな。
Lhongのプレゼントに、チューインガムをセレクトしたのは、原作? それとも、ドラマ上の演出?
ちゃんと、原作読んでなくてすみません。
(基本、リアタイで筋追いしている作品は、ぶれちゃうので、情報を入れないことが多いのですが、過去作品は、その都度、手を入れながら、新情報などもその際にいれる場合もあります。)
どちらにしても、考えられてますよね。
高価なものはダメ、残るものもダメ・・・。
負担にならないように、でも、毎年贈ることに意味があるから。。。
そこがSanとの対比でもあり、セリフ上、Sanを意識していると、ちゃんと明確にしてます。
そして、自分に黙って引っ越しをしたTharnに、無言で圧力をかけてます。
・・・と、サスペンスフルな見方をするのも一興ですよね(笑)