国際会議とポルシェ

　ヨーロッパでの国際会議というと、参加者が飛行機でやってくるようなイメージを持たれるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。参加者の国籍にもよりますが、同じヨーロッパからの出席者が多い場合は、自分で車を運転してやってくるケースも珍しくありません。出席者がホテルにポルシェでさっそうと乗り付ける光景を見ると、自動車が発明されたのがドイツ、すなわちヨーロッパである事が納得できます。ヨーロッパ中短距離を移動する場合は鉄道と並んで自動車は大切な移動手段です。

　国際会議の大いシカゴのミシガン湖畔に、かつてメイグス・フィールドという小さな飛行場があったのですが、ここでは自家用機で降り立つビジネスマンの姿をよく目にしました。アメリカが飛行機王国であることを実感せざるをえない光景でした。そしてシカゴのオヘア国際空港では、さまざま州からの会議出席者の方言を耳にする事があります。この間はホテルまでの車でテキサスからの学校の先生と一緒になり、テキサスなまりを存分に聞く事ができました。

　必要は発明の母と言われますが、ヨーロッパで自動車が発明され、アメリカで飛行機が発明されたのは、それぞれの土地を旅するとよくわかる気がします。

　ポルシェは元々、アウトバーンを安全に高速走行する目的でドイツのビジネスマンのユーザーが購買層に多かった車です。ポルシェ９１１はリアエンジン、リアドライブで雨の日に弱いのが泣き所でしたが、最新の９１１はその点は随分進化したようです。私もかつてのブログでポルシェを買う予定を書かせていただきましたが、東京で車に乗る時間が少ないのと、ボクスターと９１１カレラ４のどちらが仕事の足に向いているか迷っていてなかなか実現していません。

　来年はそろそろ重い腰を上げて、両車を試乗しようと思っています。
　

私の「かたづけ」法

　風水の着いて書かせていただいた際も、掃除、かたづけ、整理整頓の大切さに触れさせていただきます。

　かく言う私も、かたづけができなくて長年悩まされていました。かたづけのノウハウ本はたくさんあります。それでもかたづけが終わらない理由にある時気づきました。要はかたづけを始めるきっかけがつかめないといことです。いつもやろうやろうと先延ばししたり、いざやり始めようとすると気力がわかない、やっと始めてみたものの途中で挫折するなどです。

　ひとつの理由は動機が曖昧だからです。どなたか書斎に来客がある場合は、一生懸命期日までに片付けます。しかし自分の仕事のためだとどうしても期日が定まりません。そこでまず、かたづけが終わればどんなに気分がすっきりするのか、もしかしたらいい運気が回ってくるのではないかと期待感を膨らませます。私はモチベーションという言葉はあまり使いたくないのですが、このときばかりは将来のためを思って、モチベーションを高めます。

　次に土日もしくは３連休など、少なくとも２日以上休める期間をかたづけの日に設定します。他の予定は一切入れません。かたづけさえ終われば気分は相当すっきりするのですから、このくらいの犠牲はやむなしと考えます。そして当日は早起きをします。人によってやる気の出る時間帯は異なると思いますが、私は午前中が最もやる気が出るので、朝は役から始めます。

　次にかたづけの段取りです。まずは不要なものを捨てる決断をします。その基準を考えるのに参考になった本があります。「人生がときめく片づけの魔法」（サンマーク出版）という本です。私はこの本に出会ってから随分と不要なものを捨てる決断ができるようになりました。
　捨てる最中に、残すものの収納場所を意識します。その際には雑然と積んであって文書をファイリグするなど、必要なものを後から取り出せる工夫をします。

　かたづけの最中に気をつけなくてはならないことがあります。古い本や雑誌を思わず読みふけって時間を消費していまうことです。そんな時はその本を、別の場所によけておいてかたづけが終わった後の自分へのご褒美にしましょう。

　以上が私のかたづけのノウハウです。参考になるかわかりませんが、ひとつでもお役に立てることがあれば幸いです。

人生がときめく片づけの魔法/サンマーク出版

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気になる女性の食べ歩き

　先日、銀座を歩いていたら高級ブランドに身を包んだ若い女性が、食べ歩きをしながらウインドウショッピングをしていました。家の付近の住宅街でも近所の美大生と思われる女性の食べ歩きを毎日のように目撃します。　

　私の子供時代、食べ歩きをしたものなら、親や先生から厳しく叱られました。理由は簡単で、食事や化粧というのはプライベートな行為だからです。家の中ではダイニングルームや時としてベッドルーム、外ではレストランという風に場所が決まっています。それ以外のパブリックな場所で行う行為ではありません。　

　銀座で食べ歩きの女性が身につけていたヨーロッパの歴史あるブランドは、元々馬具メーカーだったところです。貴族御用達で、孫の代まで引き継がれて使われる高級品です。食べ歩きしていたのでは高級ブランドが泣きますよ。