最近スマホの画面を見ながら歩いている人の姿をよく見かけます。もちろん危険ですからやってはならないことです。ところで、この人たちが危険と隣り合わせのまま、まがりなりにも前に進めている理由は何でしょう。そうです、潜在意識の助け、すわなち無意識化した行動になっているからです。

 あなたの生活の中にもこうした無意識化した行動がたくさんあります。その中で改善の余地のある行動はないでしょうか。そして無意識化した判断の中にも変えた方がいいものはありませんか。

 脈拍や呼吸のように無意識化することで日常生活が安定して送れる面がある一方で、無意識化してしまったために無駄な行動を毎日繰返している可能性もあるのです。

 前のブログで書いた、単調な毎日からの脱出のためにもこのチェックの方法はおすすめです。
 
 あなたがもし毎日が単調で退屈だと考えているのであれば、私から提案があります。毎日同じ時間に仕事場に出向き、同じような仕事をこなしてくたびれて帰宅、週末もだらだらと過ごし、次の週も同じように仕事に出かける。そうした日々を心から楽しんでいるのであれば結構ですが、こんな単調な毎日を脱却したいと思っているのであれば何とかしなくてはなりません。

 単調な毎日をどう脱却するか。事細かなテクニックはともかく、ひとことで申し上げると、何かやりたいことの目標を設定することです。例えば3ヶ月後に海外旅行に行くとか、明日の夜しばらくぶりに実家の両親に連絡をしてみるとか、1年後にギターを弾けるようになるとか、倫理や道徳から外れさえしなければ、少々突飛な目標でも設定してみましょう。目標を持つ事で、無意識はそれに毎日の生活を少しずつ軌道修正するようになります。

 目標は身近な目標ばかりでなく、今のままでは到底無理そうな壮大なものを設定するとなおいいです。そのことにより現状維持しようとする無意識は変化に向けての動きを開始し始めるのです。
 ほぼ同じ年収であるのに、貯蓄額に大きな差が出るとうのはよくあることです。持ち家にこだわる人、趣味にはお金に糸目をつけない人など人によって価値感は異なるので、差が出るのはあたりまえです。

 ところが、大してお金を使っていないのにお金が貯まらないという人がいます。消費に対する満足感を得られていない割には、残った資産は少ないケースです。その反対に案外大きな買い物をしているのに、貯蓄はしっかりしている人もいます。

 これは消費に対するその人のマインドの差から生じるものだと私は分析しています。一言で言えば、生きた消費であるか否かによる違いです。特に注意したいのは、感情に溺れた消費や見栄のための消費です。買い物依存は言うまでもないですが、心の空しさを物で埋めようとする消費、自分が満足するためではなく、実際の自分より大きく見せるための消費などは要注意です。さらに人が持っている、世間で流行っているという理由で、大して欲しくない物を購入することも本当の豊かさにはつながりません。

 消費に対するマインドも、子供の頃から周囲の環境によって知らないうちに刷り込まれている可能性があります。生きたお金の使い方をして、よりよい消費と貯蓄のバランス、そして真の意味での心の豊かさを獲得しましょう。