セールスにだんだん自信がついてくると、ついつい売り上げや契約数に気を取られて、お客様のお役に立つという大切な事を忘れがちです。お客様が売り手の誠意を感じてリピーターになってくれたり、口コミで宣伝してくれれば、短期的には売り上げが落ちても長い目で見れば利益が上がる事も多いにあるのです。
 それは「信用」という目に見えない財産を築いたあかしと言えるでしょう。まずは相手のメリットを考える事、これは商売だけでなく人生において最も大切なことのひとつです。

 私は自動車や家電が好きですから、自動車のショールームや家電量販店では売り手によく質問します。たいていはよく答えてくれますが、たまに商品知識が十分でない人に出会ってがっかりすることがあります。売り手は商品やサービスについての知識を十分に仕入れておくことが大切です。商品やサービスそのものだけでなく、他社製品との違いやアフターサービスなどの知識も重要です。家電量販店などで商品に精通したマニアックな店員さんに出会い、嬉しくなることがあります。売ろうとしている商品への思い入れを感じ、安心して買う事ができるからです。商品の仕入れだけでなく、商品知識を仕入れる事にも気を配りましょう。
 最近営業マンや小売店の販売員に接していて気になる事があります。私が質問している内容に答えるのではなく、自分が言いたい事を押し付けてくる人がたまにいることです。接客マニュアルを過剰に適用しようとしている弊害ではないかと思います。
 大切なのはお客のニーズ、何を求めているのかをよく聞いて理解することです。お客のの話をじっくり聞いて理解することが商売の第一歩です。