みなさん、今日はトラウマ、心の傷と嗜癖行動についてのお話です。
今回は斉藤学先生のコラム、「児童虐待とPTSDの治療」を参考に僕なりにまとめましたの
で興味のある方は、そちらを読んでみるといいかも知れません。
さて、最近トラウマや心の傷なんて言葉もよく聞くようになりましたよね。
ではそのトラウマってどんな種類があるでしょうかね?
簡単には、戦争や災害、事故、事件などのシングルトラウマ(単一外傷体験)と
家族という密室内で幼少時から長期にわたり様々な形で受ける複雑性トラウマとがあります。
そして、それらは連想による不安や自発する回想の侵入、解離性のフラッシュバック
感情の爆発、健忘などを引き起こしたりしてしまいます。
そしてそれらから逃れるためにアルコール依存や薬物依存、摂食障害に恋愛嗜癖などを
無意識に本能的に自己治療の結果として持続してしまうことが多いのです。
でもそれってなんででしょうかね?
それはトラウマによる上記の症状から逃れるためでもあるのですが、
実際にはもっと深く、そのトラウマ、心の傷により自己価値観が失われてしまっているからなのです。
ですから自分の問題行動や他人のトラブルや世話、そんな過剰なストレスを常に抱えていないと
その自己価値観を失ってしまった空っぽな自分自身と向き合わなければならないからなのです。
そしてそこには自己価値観を持てない自分を嫌い、蔑み、憎み、空虚感にさいなまれる自分がいたりします。
そしてそれらの処理できない感情が攻撃性となり自分自身に向いてしまったりもするのです。
ですからその問題行動やトラブルなども実は自分を守り、自分を保つ肯定的意図があるのですね。
でもだからって、どうしたらいいでしょうかね?
それには記憶と感情を整理する必要があるのです。そして心の傷を癒す必要があるのです。
記憶は襲われるものではなく、自由に取り出し、仕舞えるものにする必要があるのです。
これも斉藤先生の言葉です。
単発的な事件や事故、災害のトラウマ、それに複雑で自分では気づけないトラウマ、それに解離、記憶の欠損
そして単発と複合の両方のヘビーなトラウマ、そんなトラウマはあなたが原因ではありません。
それでも人のトラウマではないのです。やはりあなたのトラウマなのです。
ですから解決できるのはあなただけなのです。お医者さんやクスリではないのです。
あなたが何もしなければ何も変わりません。
そしてあなたを変えることができるのはあなたの行動によってのみなのです。
ちょっとお説教がましくなってしまいましたかね(;^_^A。
ですがみなさん、トラウマから逃れる方法はあります。そしてトラウマを消す方法すらあるのです。
いろいろな方法がありますが、どれもまずはあなたの一歩からなのです。
そして自分に合った解決法に出会い、みなさんが心の傷から解放され
過去から解放されることを願っております(*^ー^)ノ。 すどうゆうじ
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