今日のお仕事メモ的に。







今週は、知的中学部クラスの補助。


ここのクラスは出席率も割といいし、明るくて元気なクラスだ。




だけど授業、これが意外に難しい。

普段は穏やかで明るいメンバーだから授業中も…と思うけれど机について「学習」となると一変。


分からない質問をすると投げ出してどっかに行っちゃったり、

突然、歌を歌いながら教室から出て行っちゃったりするのである。


そして、普段の行動と学習の能力のギャップ。

環境・習慣的な要因もありそうだなぁ~と思っていた。

苦手意識・自信のなさ・不安感。

だって1対1で学習したらゆっくりでもちゃんとわかるんだもの。


4年前にうちの学校ができたらしいが、

それ以前はほとんど村の小中学校に通っていたらしい。

辛い思いもいっぱいしてきてるんだろうな。

自分が答える番のときに他の子に答えられたら過敏に反応したり、

授業中、必ず周りの反応を気にするのは

そういう背景もあるのかもしれない。



と思いながら普段よりも気をつけて愛情たっぷり込めて接しています、今週。

あと、「学習学習」という環境ではなく、なるべく楽しい雰囲気で自然と学習できるような授業を心がけた。

あと、いっぱい褒めること。

そして、担任の先生と話して、

ホームルームでの授業は「個別学習(数学やこくご)」と「集団授業(これは動きがあって楽しい授業)」

の2つに分けようと決めました。




今日の集団授業はわたし考案の「スライムを作ろう!」

液体や固体・ぐにゃぐにゃしたものなど、いろんなものを楽しく学ぼうという授業。

1番の目的は「気を張らずに学ぶ楽しさを知ってほしい」。



すぐ切れて投げ出しちゃう生徒は終始笑顔で、「なんでなんでなんで??」

絶対に先生の言うことを聞きたくないからいつも言われたことと反対のことをする生徒は、

しっかりと座っていて、終わったら他のクラスの子や先生に一生懸命説明をしていた。




Ahorita a la Azulita. Ahorita a la Azulita.
何ができるかな??                ぐにょ~んと伸びる不思議な物体。




午後はうちの村から少し離れた田舎の学校で障害を持った子の指導(というか楽しい活動)。


バスのお兄ちゃんが「今日は1時10分の便は車が故障したからないよ。」

としれっと言う。

「さっき来るっていったじゃないか。しかもこのバスは?10分にでないの?」

と先ほどから停まっているバスを指差して抗議。

「これは40分に出るバスだ」

「でも行き先は同じなんだから10分にでたっていいじゃないか。大事な仕事があるんだよう」

と泣き落とし。


確かに、田舎の学校は電波ないし、遅れて着くと手伝ってくれてる先生たち先に帰っちゃう。

子どもの家に寄って一緒に歩いて行くから遅れると「今日はないんだ~」と思ってしまう!



そうするとしょうがないなぁと10分発に替えてくれた。

「特別だぞ。これは君の要望に答えたんだからな」とお兄ちゃんが言う。フフ、ありがとう★


家に行ったら

今日は車椅子の子は母親が体調が悪いのでお休みすると言われた。

でも終始「本当は学校に行きたかったよう」と寂しそうに言うので、

宿題を出して、体操とボール遊びをその場でして次の家に向かった。


そして聴覚の子。

「いこうぜ!」と誘ったら、家の仕事をしていて、渋っていたが

ニカっと笑って「やっぱり行く」と行って着いてきた。


手話の練習と、ボール遊びをした。

すごい、勉強してるとき目がキラキラしてる。楽しそう!

自分もワクワクしてることに気づく。


やっぱり田舎の学校での指導は一週間のうちわたしの癒しの時間である。




これから友だちの息子の誕生日パーティに行って来ます~★

なんと、




「日本人のトモコが妊娠した!」というウワサが流れているらしい!!!




えぇ~!!!!うそぉ!





…ってわたしじゃん。笑






いやいや妊娠なんてしてませんよ。


水が原因でお腹を壊して(寄生虫の疑い)いて、体重は減ってるのにお腹だけポッコリでていただけですよ。笑





友だち数名からそんなウワサが流れていると聞いた。

1人は「日本人のトモコが妊娠したって本当か?相手は誰だ??」

と近所のおじさんから聞かれたらしい。




おいお~い、

だから妊娠なんてしてませんよ~?


そんなことを言っていると「もうそろそろ子どもの1つくらいいないと!」

と言われたりする。

余計なお世話だ!笑


だけどわたしの仲のいい友だちはみんな子どもが1~2人。。

周りを見渡すと明らかに年下で赤ちゃんを抱いてる若者も多い。


う~ん、やっぱりベネズエラは出産が早い(それに多い)。

でも日本でももう子どもいる友達も多いしなぁ。

なんて思いながら友だちの子どもにデレデレしながら思いっきり可愛がるわたし。

今はそれで幸せだわ。




何かとウワサが大好きな村民たち。

ウワサになるくらいになったということか!…と内容が内容だけどちょっと嬉しくもあったのでした。







大学時代は、心身障害学専攻で、専門は肢体不自由(運動障がい)教育だったけど


一応全障害種についても勉強はした。







手話を使いこなしていた友達がいた。


はたまた難聴の同級生のノートテーカー(講義中に隣に座って教授が言っていることをパソコンで打つ人)

をやっている友達もいた。








そんな様子を見てすごいなぁと思いつつ


あんまり手話については関わりがなかったわたし。

日本手話は全然わかりません。






ベネズエラに来て学ぶとは!!!







聴覚クラスの生徒とは週1回の算数の授業(最近は主におりがみ)をしている。

生徒から学んでバリバリ使っております。

日本に帰ったら日本手話本気で勉強したい。




最近、交流教育の導入が計画されている。

聴覚クラスの4名が、まずは週1回ペースで小学校の普通教室で同い年の生徒たちと授業を受ける。


もちろんイキナリは生徒も小学校の先生も負担が大きいので、

まずは小学校の先生たちに講習をすることに。

交流教育を中心で進めている先生は聴覚クラスの担任の先生なんだけど、

わたしの授業に興味を持ってくれて、


「おりがみを交流授業の橋渡しに使いたい」と言ってくれた。


ということでわたしも小学校の先生たち対象の講習に参加することに。





聴覚クラスの担任が聴覚障がいについて講義をして、その後

流れを工夫して、「先生たちが聴覚生徒から学ぶ」というテーマで、

授業で習ったおりがみ4つを生徒たちが小学校の先生たちに教えるという流れに。

先生たち必死に生徒の表情と手の動きを見る。

良い雰囲気が漂っていました♪





そして今日、日曜日はうちの州の州都であるメリダの特別支援の生徒の音楽コンサートに

うちの学校の手話サークルMANOS BLANCASも参加。

わたしもメンバーとして参加してきた。


楽しかった~!

そして楽器奏者や歌部門で天才肌の子がいっぱいいて鳥肌もんだった!

やはり感覚的なところがかなり敏感な子が多い。