奥さんがカツオのタタキを作ってくれました。詳しくは知りませんが、初夏と秋が食べごろと聞いてます。僕のイメージでは夏の風物詩ですね。
ポン酢を掛けて食べるので、さっぱり感があって夏らしく思います。生姜を効かせ、ピリリと刺激もあって。そして、マグロ丼のように魚を頬張りながら豪快に頂きますので、暑い時期に似合います。
結婚前に、奥さんと高知に遊びに行った事がありました。当時の僕は東京から大阪に転勤してて、横浜生まれなので西日本方面には縁遠かったです。
そんな事もあって、行ける時にと積極的に観光に出掛けてました。何かのきっかけで高知に行ったんですが、そこでカツオのタタキを初めて知ったんです。
奥さんが好物とあって、本場の味を楽しもうと。雑誌か何かを頼りに、評判の良かった店に行きました。そこで出てきた料理を目の前にして『???』と、正直戸惑いましてね。
実は『タタキ』という名前から、脳内変換では『アジのタタキ』をイメージしてたんです。だから、出てきた料理に『何か魚デカくない?』と驚きました。
考えてみたら、僕はカツオのタタキを知らなかったんですね。っていうか、カツオって刺身で食べるんじゃないのと。しかも、ポン酢を掛けて食べるなんて。
しかし、これが美味かった。肉厚のカツオにポン酢がマッチして、豪快に食べる。こうゆう食べ方もあるんだと、カルパッチョかサラダみたいな感じで、ちょっとお洒落に思いました。
食文化の違いというか、自分の無知というか。大人になっても、知らない料理があるんだなと感嘆したのを覚えてます。
食べた事はないんですが『カツオのタタキ丼』とか『カツオのタタキのひつまぶし』もいいかもしれないです。漁師飯じゃないですが、豪快で美味しそうです。