ハイパーちらし伝説は広告チラシを画像にして、ホームページに掲載するサービスです。

 チラシを通じて地域の情報を発信していきたいので、お店の特売チラシだけではなくて、

 イベントや求人も扱っていきます。



 地域の情報を発信し、共有するなら、

 新聞折込するような広告に限らず、もっと幅広く掲載していきたいと考えるようになりました。

 例えば、これ。

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 集落の回覧文書です。

 次の人に回してしまうので、集落の予定や決めごとを忘れてしまって、誰かに電話して聞くなんてこともよくあります。

 こんなとき、ネット上に回覧文書があげてあると都合がいいですよね。

 配布文書もなくしてしまうことがあるので同じです。



 「地域情報のページ」というのを集落ごとに作って、

 自治会などから依頼を受けて掲載していこうと思います。

 料金をもらうのは無理だと思うので、手間はかかるのですが、無料にします。

 これについては一切費用をいただきません。


 太っ腹~~♪


 IDとパスワードでログインする、なんてことは一切いたしません。

 だから、集落外の人にも見られてしまいます。

 集落の人に一人でも多く利用してもらうためには、使い方のハードルを下げる必要があります。

 ページを開いたらサムネイル画像をクリックするだけ。

 これなら私のような中高年でも楽に使えます。


 中小企業と地域のためになるチラシサイトとは?

 その工夫の一つは、

 TOPページにたくさんのチラシを並べること。

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 こんな感じです。

 ずっと下までチラシが並んでいて、

 小さい画像をクリックすると画面いっぱいに広がります。



 毎日の新着チラシが上に入り、古いものは下へと繰り下がります。

 最初は掲載も少ないとは思いますが、

 出来るだけ早くたくさんのチラシが並んでいる状態にしたいと思います。

 まず、上伊那版だけを作ります。

 たくさんのチラシは見ていて楽しいと思います。

 「こんなお店があったのか」「こんなアピールの仕方もあるのか」というような発見があります。



 その楽しさを多くの人がわかってくれたら、

 閲覧が増え、広告効果があがります。

 そのお店の顧客でない人も、サムネイルで興味をひかれたら、ついクリックしてしまう。

 それは、新聞折込チラシを見たいと思っていなくても、居間に置いてあったのをつい手に取ってしまうのと似ていますね。

 
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 長野県にチラシサイトを作ろうと企画して、まずは上伊那からということで準備を始めました。

 大手サイトのように大型店を勧誘すれば、1店で年間100枚以上になるから営業効率がいいと思う。

 でも、大型店のチラシが並んでいる中に、小さなお店はなかなか出せない。見てもらえないもの。


 地域を元気にしたい。

 中小のお店を応援したい。

 そういう想いがあるから、小さな地元のお店から勧誘することにしました。



 ところが、これが難しい。

 大型店のように毎週チラシを入れてはいないので、

 「こないだ入れたばかりだから、次は何カ月先になるかわからない」なんて、言われてしまう。



 効率が悪くて採算を考えたらやってられない。



 でも、中小企業と地域のためになるのならば・・・。

 金儲けのために働いていると、いつかつまづく。

 誰かのために頑張るなら、回りも助けてくれる。


 そんなふうに考えています。

 
 冒頭の画像は、飯島町七久保の名物、「新春花火」。

 大晦日、カウントダウンの尺玉、8つ。

 (画像はスターマインだけど)

 やっている人たちは大変だと思うけど、

 皆のためにと頑張れるし、続けていける。

 周囲も、彼らの姿を見て感動し応援する。


 そういうもんだと思う。

 チラシを広告だと思ってみると、

 余計な広告を押しつけられたらかなわん、

 なるべく見ない方がいい、

 必要なものだけ見よう、となるのだけど・・・



 チラシを情報だと思ってみると、

 もっといろいろ見たいよ、となるよね。

 

 価格訴求チラシもいいけど、イベントや、サークル仲間の募集や、

 いろんな地域のことをチラシというコンセプトでまとめる。

 そんなサイトが作りたい。

 「ハイパーちらし伝説」

 まさに、伝説のサイト。

 すぐにはそこまでいかないかもしれないけど、あきらめない。

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 この画像は、家の近くの風景。

 世の中、都会が作った、都会のためのものばかり。

 チラシサイトもそうだと思う。

 都会の人にはとても便利にできている。

 でも、この画像のような田舎には、役に立たない。

 田舎で作った、田舎の人のためのサイトを作るのだ。


 35年ほど前、私は日曜のたびに彼女と連れだって近所の商店街に出掛けました。

 東京の武蔵小山商店街です。


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 二人手をつないで商店街の入り口まで行くと、立ち食いの焼鳥屋さんがあって、

 毎回、ここで何本も食べて、

 それから長い長い商店街を、花や食器や靴や服などを見ながら歩いて、

 商店街の向こうの端近くにあったレストランで食事をして帰るのです。



 なんか侘しいデートだけど、貧乏学生ですからねぇ。

 でも、たくさんのお店を見て歩くことがとても楽しかったものです。



 新聞折込チラシも、数枚しか入っていない時は興味が湧かないけど、

 土曜日など、どっさり入っていると、買い物に行く予定がなくても、なんとなく1枚1枚めくってみたりして・・・。

 それもまた、なんとなく楽しいなと感じます。

 商店街と新聞折込チラシの共通点は、雑多なものがごちゃごちゃに『並んでいること。

 その中からお気に入りを見つけることでしょうか。



 田舎の商店街はもともと少ないうえに歯抜けになっているし、

 新聞折込も大型店とパチンコ屋ばかりで、楽しさは薄れていますよね。


 
 そこで、インターネット上に雑然とチラシを並べて、大きな商店街を歩く楽しさを演出できないかと考えています。

 チラシサイト「ハイパーちらし伝説」は、12月1日オープンを目標に準備を進めています。
 現状は消費者にとって使いやすいものになっているでしょうか。

 業界最大手の「Shufoo!」は、チラシ掲載80,000店舗という圧倒的な数を誇っています。

 試しに、東京都千代田区九段南で検索すると、今日のチラシだけで51枚、掲載されているチラシは全部で359枚です。

 たくさんの情報があって、それを絞り込む工夫も数々あって、とにかく素晴らしい。

 

 ところが、伊那市で検索した結果は、今日のチラシ10枚、掲載されているチラシは96枚となります。

 それだけの数があればいいじゃないかと、思いきや、

 そのうち、伊那市にあるお店のチラシは、

 「ゲオ」「メガネストアー」「ユニクロ」「西松屋チェーン」「オートバックス」「ケーズデンキ」「ヤマダ電機」の7社だけです。

 あとは、他地区、県外、通信販売など。

 つまり、伊那市のお店のチラシが96枚掲載されているのではなくて、

 伊那市にチラシを載せているのが96枚なのです。

 長野市で調べてみても同じような状況です。

 大型店や大型チェーン店のチラシばかりです。

「ハイパーちらし伝説」のブログ
 
 都会の人にとっては、情報も多く便利なのでしょうが、長野県の人にとっては限られた情報しかありません。

 
 長野県のチラシサイト「ハイパーちらし伝説」は、この点をまず改善したいと考えて企画しています。


 上のメッセージボードに、「ついに、事業化決定!」と書きましたが、

 「ついに・・・」と言われても、何のことやら分かりませんよね。



 長野県にチラシサイトは必要なのか?

 地域の皆さんや企業の皆さんに需要はあるのか?

 事業として成り立って行くのか?


 
 「広告チラシを並べて、果たして皆見るだろうか」

 「やはり新聞折込広告の方が効果がある。掲載する事業者はいるだろうか」



 スタッフの皆とあらゆる角度から調査し、議論を続けた結果、

 事業化に踏み切ったのです。

 事業名、サイト名は「ハイパーちらし伝説」に決定しました。

 画像は、制作中のキャラクターです。
「ハイパーちらし伝説」のブログ
 
 和歌山県の「IKORA」というチラシサイトです。

 ちゃんとTOPページに最新チラシが並んでいます。

チラシサイト「○○」公式ブログ

 やっぱりチラシサイトにはチラシが並んでいないとね。

 デザインも好きですね。すっきり整っているし、使いやすそうです。

 基本的にはこんなサイトが私の地元、長野県上伊那にもあったらいいのにと思います。

 

 ただ、掲載するチラシの数はもっと多い方がいいな。

 商店街の小規模なお店も含めて、皆がチラシサイトの中で特徴をアピールしたら、

 見ても楽しいと思うし、商工業振興にも、ひいては地域全体が元気になることにもつながると思うのです。



 そんなサイトが作れないものかと、研究を続けています。

 新聞に折り込まれるチラシをインターネット上で見せるチラシサイトです。

 Googleで「チラシサイト」で検索して見ていくと、

 100位までの中に、60~70のサイトがあります。

 
 しかし、廃止または休止しているものが目立ちますし、

 サイトの体裁は整っていても、チラシサイトをうたっていながら、

 チラシがどこにあるのか、よほど探さないと見つからないとか、

 チラシを掲載しているスーパーなどのサイトにリンクしているだけというものも多いです。


 リンク集は使いみちはあるんでしょうか。

 お店のサイトを見るんだったら、近くのお店を「お気に入り」に入れておいた方が、

 すばやくチェックできますもんね。


 10年ほど前に始まったチラシサイト、

 壊滅状態ですが、いったい何があったんでしょうか。


 うまくいっている数少ない事例が、凸版印刷の「Shufoo!」ですが、

 5~6年前のレポートに、「今後の課題は地域の商店や商店街のチラシを取り込めるか」とありましたが、

 この課題は今も解決していません。

 大型スーパーと全国チェーン店だけが掲載されています。


 その他の中小のサイトは、大型店のチラシも掲載できていません。

 大型店が自店のホームページにチラシを掲載するようになったことが要因かもしれませんね。


 新聞折込のように、雑多なたくさんのチラシが集まる状態を作れないまま、

 利用者が引いていってしまったんじゃないでしょうか。
 
 チラシサイトに需要はないのでしょうか。

 う~~~む。


 宮田村民会館で開催される講演会のチラシです。

 講師は、近年話題になった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者、岩崎夏海さんです。

チラシサイト「○○」公式ブログ

 チラシというと、すぐにスーパーのチラシ → 主婦が見る → 卵や砂糖の値段を比べて1円でも安いところに買いに行くのだ、

 という発想になるけど、それだけじゃないと思うんです。

 地域には、スーパーだけでなくたくさんのお店の情報があり、

 この講演会のように売出以外の情報がチラシの形で提供されている。

 見るのも主婦だけではありません。

 チラシサイトもいくつか見てきたけど、みんな主婦のためのサイトでした。

 そうじゃないのもあっていいのかな、なんて今考えています。