自己満足的な意味不明のコメントについて | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

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この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


5 ■Re:Re:無題

>ハクロさん
気持ちはよくわかるけど、詩的な感傷では何も変わらないと思うよ。

もっとタフネスが必要なんだ…。

hyorokun 2009-08-03 19:48:50


意味不明ですね。


僕も混乱の内にあるので、いまいちわからないのだけれども、

たぶん僕は、「世界が平和でありますように」という、あの例の

スローガンにとても苛立ちを覚えている、というようなことなんだ。


それじゃ何にも変わらないと思うんだ。


何を、なぜ、変えなくちゃいけないのか。


世界の、社会システムを、変えなくちゃいけない。

なぜならば、今のままじゃ構造的に、ある人とある人とが

フェアじゃないままに非対称な関係にあるから。


それはどういうことか。


貧困には、二種類あると聞いたことがある。

すなわち、絶対的な貧困と、相対的な貧困。


絶対的な貧困とは、「南の貧困」と呼ばれるもので、

衣食住さえそろわない、人間的な生活を送るにも不十分な、

貧困だ。


相対的な貧困とは、たとえば、日本において、

テレビをもっていない家庭の子供が、いじめられるとか、

そういう、フツーの生活水準に満たないような、環境の貧困。


相対的な貧困ももちろん解決されていくべきものではあるけれども、

絶対的な貧困は、早急になんとかしなくちゃいけない。

それは人間の生死にかかわるからね。

死んでしまえば取り返しがつかないから。


僕たちは自らの労働力を売ることによって生活のための対価を得る。

ということは、労働力を十分に持っていない人は、十分なお金を

得られないわけで、貧困に陥ってしまう。


社会に出る前に、各人は労働力を身につける努力をすべきだけれども、

生まれた環境によっては、その労働力を身につけるための、

「教育」へのアクセスができないことがある。


「貧困の再生産」と呼ばれる問題だ。


人間は生まれる環境を選べないけれども、その環境によって、

将来価値を生むための能力を身につけられない人がいる。


これは、確かにアンフェアかもしれないが、それがどうしたの?

…というように思うかもしれない。結構。


次に、アンフェアではどうしていけないのか、という問題に

移行する。


端的に言えば、僕らがそれをやましく思うのは、

それは、偶有性の感覚だ。


参照

□単独性と偶有性|帰ってきたKOIするやんごとなきどーすかΩ

http://ameblo.jp/hyorokun/entry-10252087621.html


僕が僕である、という単独性と、君であったかもしれないという偶有性とは

循環している。僕は、利己的に振舞うために、自分のために、フェアネスを

確立しなくてはならない。


と、このように、説明は全部論理的に積み上げなくちゃいけないんだ。

つまり、みんなを納得させる、タフな、理由が必要。

なぜかといえば、それなくしてはフェアネスを樹立できない

「全ての人を縛るルール」は、無媒介的に正当性を保持し得ないからだ。


「このルールは全ての人に適用される」という権力には、

首輪が必要だ。


なぜか。

それは、歴史が教えてくれる。あらゆる権力は、暴走の危険がある。

それは、防がれなくてはならない。


どのように、フェアネスのためのルールを打ち立てるのか、

という問題は、また今度。


P.S.

非対称な関係自体は別に構わないんだ。

なので、社会主義ではない。

また、暴力革命支持でもない。

そんなものじゃウサギの子一匹、うごかせないよ。