政治というのは正しさの追求ではない。
意見が対立するものと擦り合わせ、妥協し、着地点を決めることです。
正論は正しいが、正論を振りかざすことは全く正しくない。
これは中山七里さんの「総理にされた男」という書籍から抜粋した文章。
とある理由により突然、総理大臣にされてしまった主人公が趣旨とかけ離れた政策に対し官房長官に食ってかかるシーンで、主人公を諭すように官房長官が述べた言葉。
なるほど、いい言葉だ。
正しいことと正しいことを口にすることは必ずしもイコールで結べないということだ。
さて、昨日は兵庫県知事選の投開票日でした。
皆さん投票には行かれましたか?
個人的には結構というかかなり注目していて
一体だれが当選するのかドギマギしてました。
結果は齋藤元彦さんでしたね。
昨日は投開票が20時から行われるということで、YouTubeのライブ配信を見てました。
まぁそんなすぐに結果は出んだろう(知事選の公式サイトも22:30から随時報告ということだったし)と思って適当にながら見だったんですが
20時過ぎに齋藤当確と出て
「は!?早すぎ!」ってなりました。
そっからお祭り騒ぎのように齋藤コール笑
その後、サンテレビとMr.サンデーを交互にテレビで視聴しながらYouTubeでライブ配信を見てました。
それにしても立花さんとかいうえぐい番狂せ笑
県知事選に立候補するとなった時はもしかして都知事選の時のような怒涛の選挙ポスターテロが起こるんじゃないかと期待(オイw)してましたがそんなこともなかったですね。
メディアとネットのイデオロギーの闘いのような選挙でしたね。
正直、情報が錯乱し過ぎてて何が正しいのか僕も全然分からなかったです。
まぁ齋藤さんに投票したんですけども。
職場の雰囲気作りは職場で考えたらいいと思いますし、仮に齋藤さんが再当選を果たしても業務に支障が出るならその問題は自ずと解決するだろうと思ったからです。
あとは一番若い人だったからという理由。
百条委員会と第三者委員会はまだ続いてるんですよね?
齋藤知事にとってはむしろこれからが闘いの場であると思いますし投票したからにはやっぱり黒でしたっていうオチはやめてほしい🙏
兵庫県を良くするという大義を果たすためにもどうか頑張って頂きたい。
とは言え政治の世界って難しいというか不思議というか一筋縄じゃいかないというか。
ミイラ取りがミイラになるパターンがよくありますね。
任期は長く続けば続くほど齋藤さんにとって実現の可能性は高くなるわけで。
若い人だから投票したという理由もここにあります。
そして冒頭に戻るけど、長い任期を務めるためには場合によっては清濁合わせ飲む状況もきっとあるはず。
政治というのは正しさの追求ではない。
意見が対立するものと擦り合わせ、妥協し、着地点を決めることです。
正論は正しいが、正論を振りかざすことは全く正しくない。
要はバランスが重要なんでしょう、きっと。知らんけど。
前に書いた記事と少し似ている節もありますね。
メディアとネットのイデオロギーで今回はネットが勝利した、よってネットこそが正しい、メディアは間違いばかりを言いふらす悪党だ。
という考え方は極端で危険だと思います。
テレビや新聞じゃなくネット記事やYouTubeばかり見るようになると、今と状況あんまり変わらないと思います。
それは新しい既得権益が生まれるだけのような気もします。
物事は冷静にみていく。
大切なのはバイアスに囚われないこと。
右も読むなら左も読む。
テレビも新聞もネットもYouTubeも見て、どちらも信じてどちらも疑う。
散らばった事実をかき集めて一体なにが正しいのかを取捨選択し自分で考えて自分で判断することが正義だと僕は思います。
「なぁ齋藤さんよ、ちょっと最近たるんでへんか?しゃきっとせなあかんでぇ!」
とか
「いやー、齋藤さん!あなたのおかげで暮らしが楽になりましたわ!ほんまおおきに!」
とか
県政とは県民が作りあげるものと思うから、そういう叱咤激励できるような兵庫県になれたらいいなぁと思いました。
それにしても今回の投票率は高かったようですね。
面白い選挙でしたね😆
↓はい、今日の動画😳