学生に贈る社会人100人の言葉 -12ページ目

学生に贈る社会人100人の言葉 NO.12 精一杯打ち込め!

私はスキーオリエンテーリングというスポーツを行っています。

大学生活で勉強に打ち込んだ人、バイトに打ち込んだ人、

ボランティアに打ち込んだ人、様々だと思いますが、

私はスポーツに力を入れてきました。


(スキーオリエンテーリングとは、

クロスカントリースキーを履き、

地図をたよりに森の中に設置されたチェックポイントを順番に通過して、

スタートからゴールまでのタイムを競うスポーツです。

日本では知名度の低いスポーツですが、

世界選手権やワールドカップも開催されるなど、

ヨーロッパを中心に盛んなスポーツです。)

まずは私自身の大学生活から...



もともとアウトドアが好きだったこともあり、

サークルを楽しもうという気持ちでオリエンテーリングを始めました。

しかしふたを開けてみればその魅力に取りつかれ、

かなり多くの時間と力を費やしてきました。

もちろん学業あっての大学生ですから

授業への出席は欠かしませんでしたが、

原付での通学からトレーニングを兼ねての自転車通学に変わり、

最終的にはランニング通学になりました。

走って学校に行き、ジャージのまま授業に参加することもありました。(笑)

大学卒業後の進路を考える時期に、

私は自分が本当にやりたいことは何かを自問自答しました。

同じ学部の友達のほとんどが大学院へ進学する環境だったため、

私自身も大学院に進学して、

これまで通り学業とスポーツを両立するという選択肢が一番に考えられました。

しかし私はスキーオリエンテーリングの道を究める最善の道は何かを考えた結果、

本場スウェーデンへの留学を決心しました。

スウェーデン留学へ...



スウェーデンは北欧三国の真ん中に位置する国で、

福祉が充実していることでも知られています。

英語が堪能な人が多い国ですが、

実生活ではスウェーデン語という独自の言語が使われています。

全くスウェーデン語が話せない状態で単身スウェーデンに渡り、

初めはまさに右も左もわからない状態でした。

私の場合スポーツ留学だったため、毎日が合宿のような生活でした。

ハードなトレーニングに体がついていけず、

体調を崩すこともしばしばでした。

2年間スキーオリエンテーリング中心の生活を送り帰国時には、

体力も技術も向上し、世界を相手に戦えるレベルにまで実力を伸ばすことができました。

帰国後もスポーツ活動...



トレーニングの重要性を身にしみて感じた私は、

帰国後も就職の道は選ばずにスポーツ活動を続けました。

ウェブ制作やアフィリエイトで収入を得て、日中はトレーニング。

週末は大会や合宿への参加。

そんな生活を続けてきたため、

現在の会社に就職したのは今年3月のことです。

ビジネスマンとしてはまだまだ新米です。

こんな、人とはちょっと違った道を歩んできた私が大学生の皆さんに贈る言葉

「どんなことでもいいから、ひとつのことに精一杯打ち込め!」

それがいつかきっと生きていく上であなたの力になります。



勉強、バイト、サークル、ボランティア、遊び。

何でもいいと思います。

ひとつのことに精一杯打ち込めば

必ずそこから得るもの、学ぶことがあります。

うまくいったときはいったときに、

失敗したときは失敗したときに学ぶことがあります。

それがあなたの財産になります。



広く浅くいろんなことを学び経験することも大切ですが、

その中でひとつでも本気で精一杯打ち込んでみてください。

【お勧め本】

荻原健司―栄光と苦悩

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私がスキーオリエンテーリングに精一杯打ち込むきっかけになった本です。

スポーツが好きな人にはぜひ一度読んでもらいたい一冊です。

【自己紹介】

東北大学工学部機械航空工学科卒業

日本スキーオリエンテーリング界の第一人者

アウトドア系のスポーツが好きで、ランニング、トレイルラン、

ロードバイク、MTB、クライミング、登山、トライアスロン、

クロスカントリースキー、オリエンテーリングと様々なスポーツを楽しむ。

日本の社会でスポーツを文化にしたい。

堀江守弘 29歳  

ブログ http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bt_horie

HP http://ski.boy.jp/index.html