呟㊵「有害極小生物にとっての黎明期」 | 獏井獏山のブログ

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・今や世界は混乱し不穏な動きが膨れつつあるが、他にも不気味な変化が起こりつつあるような気がする。「不安に包まれた巨大な幻(人と人の殺し合い)」と「極小生物による危機」とでもいおうか。…

・前者はさて措き後者について、今までの常識では、熊、イノシシ、猿、アライグマ、毒蛇、小さいもので百足、雀蜂、などが身近な危険性生物の中心だった。これらに対しては対処法が普及しているお蔭で自己保身も可能になってきている。数年前に日本に上陸したとみられるセアカゴケグモも生息箇所の特定や徹底的な駆除によって影を顰めているようだ。

・しかし最近ではヒアリやマダニによる生命の危険性が広がっていてテレビなどで注意を促している。①ヒアリに関しては、桁外れの繁殖力のある女王アリには羽があり飛翔能力も強いため、一旦、日本の各地に広がると手の打ちようがないようだ。特に個人的には見付けにくく襲われた時は凄く痛いというだけで被害判定能力や対処法には限界がある。②マダニは人家には生息しないというから注意して野外の草叢などに近付かなければ被害を避けることは出来そうだが、家畜や飼い主の衣服に接触することで噛まれる可能性はあり得るだろうし、噛まれると約1週間の潜伏期間の後に発症するのも厄介だ。…しかし、ここまでの範囲に止まれば過去の危険生物のように一定期間のうちに対処法が開発される期待はある。

・しかし、危惧されるのはここに至るまでの経緯だ。対象となる危険生物が年々小型している傾向が気になる。これらが年々、人間の手に負えないほど小型化を進めると共に増殖力を増して何千何万年後には地球を席巻するのではないか、加えて新たな極小猛毒害虫が現れるかもしれない。その結果、人類は極小生物に駆逐され滅ぼされるような気がしてならない。そして恐ろしいのは、そこに至る過程において人類は己同士が殺し合いをする戦争に匹敵する…或いはそれ以上の苦しみを背負って生きていく結果を招くことだ。

そうして今将に「極小生物の黎明期」が到来しつつあり、「人類滅亡・衰退への下り坂」を迎えつつある様相を背筋に感じているところである。

(願わくば、況してやその前に、愚かな人類の末裔が己らが開発した殺人化学物質によって自ら人類を地球から一掃するようなことのないように……)