漫㉜「会話の効果」 | 獏井獏山のブログ

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・大分前に「月に最低6人と会話すべし」と聞いたように思うし、「週に4人と会話すべし」だったかな?と迷っている。確かめるべくインターネットで調べると、その旨の質問者への回答で「1日に10人」と書いてあるのが見付かった。どれが正しいのか愈々迷わされたが、中を取って「週に4人」を採用することにした。そう、少なくとも1週間に4人の人と会話をすることが重要であり大きな効果が期待できる、ということである。

・ここでいう「会話」とは、①家族は除外すること。②家族以外の人でも「すれ違い挨拶」は除外すること。…これが大事な定義である。

 即ち、外で会った人と立ち話でもいい、数分間の世間話などをすることが重要である。勿論家の中に入って座り込んであれこれと話すのは大いに結構。

・会話の効果としては、その場その場での話題に頭を使ったり、身嗜みを気遣ったり、その他いろいろの効果が見込まれるが、これを逆サイドから見てみると、会話せずに思いに耽ったり沈み込んだりしていると思わぬ症状を発症する危険性がある。

・私は主に高齢者に対して、外で会った人(知人でなくとも何かの会で顔を合わせてお近付きになった人、など)と、出来るだけ「会話」の機会を増やすことを勧めている。

・そんな中、先日、病院へ薬を貰いに行った時、診察待ちの知人に会った。横に座って「久しぶりですね。」というと「私、独り暮らしでしょう。目も悪いし足も弱っているから中々病院にも来れないの。」という。時々近所を散歩する姿を見ていたので、「偶には散歩するなどして人と話すようにしないといけないですよ。」と話を向けると、「それは気にして出来るだけ散歩に出るようにしてるけど、そんなには歩けないし…だからね、」と云って継いだ話が面白かった。「私はテレビと話すことにしている。テレビの人がものを言うと返事をしてから自分の意見を返すのようにしている。」旨の事を云った。それを前の席で聴いていた見ず知らずの人が急に振り返って「それは良いですな、ええ話を聞かせても貰ろうたわ。」と云って肯いた。

・もう1つ大事な心得は「会話」とは「対話すること」である。 

・「会話」で得られる大きな効果は「話を聞いて貰う」ことにある。しかし、一方的に喋るのはダメだ。聞いて貰うためには「人の話を聞く」姿勢が大事だ。人の話を聞かないで勝手に喋り捲る人間の話など真面目に聞く人は居ないと思わなければならない。(こういう人間こそテレビを活用すればいい。)