・近日(数日間)の新聞報道だけでも色々と問題が生じている。
・①核燃料サイクルの疑問についての論調。
・②廃炉にかかる費用負担の問題。
・③原発事故記録の隠蔽。
・④いい加減な放射能漏れ対策
・⑤核保有発言者の無能曝し
・⑥その他まだまだあるが追い追い考えていきたい。
1つ1つ取り上げて論じていては追ッ付かないほど次々と出てくる。
・上記のうち①~③に関しては何度も繰り返し報道されていて、表題を見ただけで中身の分かる問題であり、又何れ類似問題が幾つも出てくるに違いないので後日それらを合わせて検討することとし、ここでは大いに気になる事態を深読みしてみる。
・④「いい加減な放射漏れ対策」東電の幹部・元幹部は己の責任の重大さを認識せず逃げ果せて最早忘れているのじゃないか、と疑わざるを得ない。
それとも初めから人々を嘗めているのか。「あれもダメでした。凍土壁、これもダメかも知れません。色々やるにはやっているのですよ。無色透明の放射能が海や空に漏れ流れ続けていることを気になさっているのでしょう、皆さんは。だから何かやらざるを得ない立場なので色々目に見える形でやるように部下には云い付けているのですよ。」その程度の気持で時間稼ぎをしているんじゃないのか、と疑ってしまう。元々技術社員の上申を受けて必要な対策(数千億円の防潮堤建設)を講じていれば起こさずに済んだ人災なのだから再三の“税金凭れ掛り”は止めてトップが私財を投げ出してでも際限のない巨額な対策費を出してでも思い切った放射能漏れ対策をすべきではないか。当時のトップがテレビに出るなどして顔を見せて思いの丈を述べたらどうですか。
・⑤「核保有発言」……要するに言わんとすることは「将来、日本も核弾頭を保有して近隣仮想敵国に対抗できる軍備を整えるべきではないか。」という趣旨の発言をしたものと推察する。ある雑誌の対談で過去に発言した話のようだが、その後これを取り消してないのなら現在も持論として持ち続けていると考える外ない。その発言者が国の防衛の責任的立場に立てば重大視されて当然のことである。国会の代表質問で発言撤回を求められたが応じずに別の表現で返事した。質問者TKは何度も繰り返して「撤回する、と仰いよ。」と詰め寄ったが回答者は下を向いてメモに書いてある文言を読むだけだった。土台無理なんですよ、TKさん。質問のポイントは前以て相手に知らせてあるのでしょう。その質問趣旨に対する回答は答弁の前以てメモしてあるのじゃないですか。その解答者にその場でメモ以外の回答を求めることは無理だと思う。自分自身の言葉で答える権限も能力も無いと思いますよ。
・話を変えますが、「所謂お偉いお方」が思い描く強い国造りには、現在進めつつある「危険な5本柱」(注:テーマ・第3章「時事問題」参照)の1本でも欠けると達成できない。そのうちの1本の柱となるのが「原発再稼働の推進」である。核燃料サイクルを維持しようとするのも1つは既に48トンあるプルトニュームの保持のためではないか。人は己が熱望することは口端に出さないものだ。5本柱を立てるための穴掘りまでは大いに語ったが筋道が立ってからの推進は他者にやらせるのがセオリーだ。見渡したところ国の舵取りの面々のうち極一部の大物以外は「所謂お偉いお方」の傀儡(木偶人形)に見える。そんなデクに「所謂お偉いお方」の将来の夢に反することが云える訳がない。だから「今は必要ない。」と、あなたに答えたのでしょう、TKさん。次いだ答えは、「……に向けて全力を尽くします。」と云ったようだが自力で何もできない者のいうことなど屁の突っ張りにもならない。