芸能人だから悪いって決めつけるのも良くない。内容は比較的常識的だけど、わかりやすく書いてあって好感が持てる。

ウィルパワーの総量には限りがあって、トレーニングで増やす、または節約することで上手に使う。
その際普段は無意識で保っている姿勢を意識することはトレーニングになるらしい
そして体と心をうまくつかうために睡眠や休憩、そしてルーチンなどを心がけ、ウィルパワーを節約していく

アイビーリーメソッドは知っているが、これにゼロ番目を加えるのはやってみたい。また自分のスケジュールに予備日を設けるのも明日からやってみよう

気づきがあれば良書とすると、これは良書、200円だし
ずいぶん古い本だけど、古田さんの新しいことに取り組む姿勢が感じられてよい
ブログにはまる、サーフィンで吐く、眞鍋かをりの写真集を買う。
関係ないけど末尾の使っている携帯やデジカメの写真がすごい古くておもしろい
たった10年でこんなに変わる
だからこそ古田さんのように常に新しいことに挑戦してないと生きた化石になってしまう

最終的にあるべき姿を見据えて、そのためには逆の行動を今とることも厭わない。高杉晋作の破天荒さはちゃんと筋が通っているのが恐ろしい。いずれ開国により、貿易推進で富国を目指す。そのためには勤王を唱え、開国派の幕府を揺さぶる。そして自分は隙あらば渡欧。
奥さんからすればたまったもんじゃないが、親に頭が上がらないという変な儒教感もこの人のキャラを引き立てる。
西郷隆盛のように人を引きつける力はなかったというが、どちらが人として温かいか意見は割れるだろう。
江戸後期、みんなが自分一人で世界を変えられると思って、自意識高く生きた時代、現代はどうせと先がなまじ見えるから結局は周囲に埋もれていく。
江戸後期とまではいかなくとも、俺が世界を変えるという意気込みは少し持ちたい。
我思う故に我あり って言葉は有名だけど、なんかすごいのもわかるけど、そんなデカルト

この本を読むと、思うのは我であり、結局我しかいろいろなものをコントロール出来るものはいないのであって、その際無限の可能性がある心の動きが大切ということかと思う
そうすると心と体は全く別物ではなく、無限の可能性のある心の力で、人生の可能性は無限大に広がる
途中ロビンウィリアムズの「今を生きる」て出てきたカルペディエムという言葉。今を生きるという意味で理解していたが、「その日を摘め」という意味らしい。こちらの方が力強い。摘み忘れた日、戻ってこない。そんな緊張感を大事にしていきたい、そんな気分になった

大阪で商いだけを恋人と心に決め、店も大きく栄えるも、戦争によりあっという間に幕引きとなるはかなさ。

時代が時代だけに、女だてらに生きていくには女を捨てなければならなかった。

きっと商売の神様は自分のことだけを見てくれる人にでないとほほえまない、嫉妬深い性格だ

 

人生成功の陰には犠牲にしているものがあり、本当の成功なんてありやしない。

自分が納得できる結果であれば中身はどうあれ成功なのかもしれない

 

自分の人生は周りから見れば成功のように見えるかもしれないが、

自分はどう思うか?少なくとも成功したと思うにはあと30年くらい早すぎる

 

 

設定は無理がありすぎる、とてもリアルじゃない

でも、リアルじゃない良さってあるんだよなと思える作品

走ることになぜか魅力を感じる多くの人達、ランナーは結局努力した分だけ走れるようになる

この努力の積み重ねなくして早く走れる人はいない

だから、沿道の人達はランナーの積み上げてきた努力に、情熱に拍手をする

箱根駅伝では沿道の人は特定のランナーではなく、すべての選手を応援する『頑張れー』と

 

誰もが人生つらいことはあり、努力の積み重ねで乗り越えていく

そういう意味でみんなのランナーへの拍手は自分自身に向けた励ましでもあるのかもしれない

風は強く吹いている

どちらから吹いているかわからないが走るしかない そして笑顔で行こうと思う

 

 

 

 

 

やはり自分の考えをひとにつたえるためにはシンプルかつ繰り返しが重要である。「俺がやる」「協力する」「明るくする」は一人、みんな、そして全体についてどう考えていくかをわかりやすく表したものとして秀逸である。

なにか物事がうまくいっていないとき、原因はどこにあるのか?まずは自分起点で考えるしかない。周りが原因でもそれに働きかけを出来るのは自分の他にいないわけだから。そして協力するは、他人の為のようで、自分の為である。明るくする、FUNでやらされ感のない仕事のためにも重要である。途中、there and then ではなく、here and now という言葉が出てきた。はやり言葉の「いつやるの?今でしょ」に近いが、大切なことはきっといつも変わらないものだと思う。
 

自伝なのにどこか第3者的に、そのくせとことん素直に全部をさらけだしている

妻への掛け値なしの愛情が、自分を飾る気持ちを押しのけて、そして書くことで人生が幕を閉じていった

そんな印象

 

泊まったホテルで妻と初めて一緒に寝て、布団を汚しホテルを出入り禁止になったなんて

なかなかあけっぴろげだ

 

最後の別れのシーンは電車で読みながら泣いてしまった

夫婦のほうが親子よりきずなが強い、そんなことがあるんだと感心してしまった

 

 

 

未来をしっかり想像し、自分の考えをしっかり持って、意識して生きる。目の前のことに追われて漫然と受け身的に過ごさない。

当たり前だけどなかなか実行できないことを真剣に取り組まないといけないと考えさせてくれる1冊

 

3つのシフト

 連続スペシャリスト

 協力して起こすイノベーション

 情熱を傾けられる経験

 

正直自分はシフト前の3つ(ゼネラリスト・孤独な競争・大量消費)こそ大事と育てられた世代だと思う。

こういう風に文章で読んで初めて、知らず知らずにそういう価値観がオペレーションシステムとして内蔵されていたことにハッとする。

大量消費の為にとにかく頑張って働き稼ぐ、それが幸せかどうかわからないけど止まって考えている暇はない。

他人に後れを取るなといわれて育ってきた。でもそれが真実でないし、いつまでもこだわっていると時代に殺される。

うまくシフトしていく、マニュアルでガチャガチャやるのではなく、オートマのようになめらかに。

 

 

 

 

なぜこの人はここまで徹底した取材をやりきれるのか?きっと問題意識をしっかりもち、自分の書きたいテーマからぶれないからであろう

 

中国を舞台とした残留孤児をテーマにするなど、なまじの興味では書けない。きめ細かい取材の結果、ディテールがきめ細かくなり、描く場面が映像のように鮮明になってくる

 

毎度毎度恐れ入るとしか言いようがない

 

不毛地帯を読んだときにも思ったが、修羅場経験に比べると、自分の人生はめぐまれ過ぎている。自分の置かれた幸せな状況に安住せず、必死で頑張りたい。そんな気持ちにさせられる本だ。

 

エンディングは悪くないが淡泊。これもまた切れ味鋭い日本刀のようで筆者らしい