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古田のブログ Amazon |
大阪で商いだけを恋人と心に決め、店も大きく栄えるも、戦争によりあっという間に幕引きとなるはかなさ。
時代が時代だけに、女だてらに生きていくには女を捨てなければならなかった。
きっと商売の神様は自分のことだけを見てくれる人にでないとほほえまない、嫉妬深い性格だ
人生成功の陰には犠牲にしているものがあり、本当の成功なんてありやしない。
自分が納得できる結果であれば中身はどうあれ成功なのかもしれない
自分の人生は周りから見れば成功のように見えるかもしれないが、
自分はどう思うか?少なくとも成功したと思うにはあと30年くらい早すぎる
暖簾 (新潮文庫)
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設定は無理がありすぎる、とてもリアルじゃない
でも、リアルじゃない良さってあるんだよなと思える作品
走ることになぜか魅力を感じる多くの人達、ランナーは結局努力した分だけ走れるようになる
この努力の積み重ねなくして早く走れる人はいない
だから、沿道の人達はランナーの積み上げてきた努力に、情熱に拍手をする
箱根駅伝では沿道の人は特定のランナーではなく、すべての選手を応援する『頑張れー』と
誰もが人生つらいことはあり、努力の積み重ねで乗り越えていく
そういう意味でみんなのランナーへの拍手は自分自身に向けた励ましでもあるのかもしれない
風は強く吹いている
どちらから吹いているかわからないが走るしかない そして笑顔で行こうと思う
風が強く吹いている (新潮文庫)
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やはり自分の考えをひとにつたえるためにはシンプルかつ繰り返しが重要である。「俺がやる」「協力する」「明るくする」は一人、みんな、そして全体についてどう考えていくかをわかりやすく表したものとして秀逸である。
自伝なのにどこか第3者的に、そのくせとことん素直に全部をさらけだしている
妻への掛け値なしの愛情が、自分を飾る気持ちを押しのけて、そして書くことで人生が幕を閉じていった
そんな印象
泊まったホテルで妻と初めて一緒に寝て、布団を汚しホテルを出入り禁止になったなんて
なかなかあけっぴろげだ
最後の別れのシーンは電車で読みながら泣いてしまった
夫婦のほうが親子よりきずなが強い、そんなことがあるんだと感心してしまった
そうか、もう君はいないのか (新潮文庫)
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未来をしっかり想像し、自分の考えをしっかり持って、意識して生きる。目の前のことに追われて漫然と受け身的に過ごさない。
当たり前だけどなかなか実行できないことを真剣に取り組まないといけないと考えさせてくれる1冊
3つのシフト
連続スペシャリスト
協力して起こすイノベーション
情熱を傾けられる経験
正直自分はシフト前の3つ(ゼネラリスト・孤独な競争・大量消費)こそ大事と育てられた世代だと思う。
こういう風に文章で読んで初めて、知らず知らずにそういう価値観がオペレーションシステムとして内蔵されていたことにハッとする。
大量消費の為にとにかく頑張って働き稼ぐ、それが幸せかどうかわからないけど止まって考えている暇はない。
他人に後れを取るなといわれて育ってきた。でもそれが真実でないし、いつまでもこだわっていると時代に殺される。
うまくシフトしていく、マニュアルでガチャガチャやるのではなく、オートマのようになめらかに。
なぜこの人はここまで徹底した取材をやりきれるのか?きっと問題意識をしっかりもち、自分の書きたいテーマからぶれないからであろう
中国を舞台とした残留孤児をテーマにするなど、なまじの興味では書けない。きめ細かい取材の結果、ディテールがきめ細かくなり、描く場面が映像のように鮮明になってくる
毎度毎度恐れ入るとしか言いようがない
不毛地帯を読んだときにも思ったが、修羅場経験に比べると、自分の人生はめぐまれ過ぎている。自分の置かれた幸せな状況に安住せず、必死で頑張りたい。そんな気持ちにさせられる本だ。
エンディングは悪くないが淡泊。これもまた切れ味鋭い日本刀のようで筆者らしい
大地の子 全4巻完結セット (文春文庫) 0円 Amazon |