なぜこの人はここまで徹底した取材をやりきれるのか?きっと問題意識をしっかりもち、自分の書きたいテーマからぶれないからであろう
中国を舞台とした残留孤児をテーマにするなど、なまじの興味では書けない。きめ細かい取材の結果、ディテールがきめ細かくなり、描く場面が映像のように鮮明になってくる
毎度毎度恐れ入るとしか言いようがない
不毛地帯を読んだときにも思ったが、修羅場経験に比べると、自分の人生はめぐまれ過ぎている。自分の置かれた幸せな状況に安住せず、必死で頑張りたい。そんな気持ちにさせられる本だ。
エンディングは悪くないが淡泊。これもまた切れ味鋭い日本刀のようで筆者らしい
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