かえって暇なほうが疲れるのは世の常。
いろいろな意見が飛び交うのが、まあ日本のいいところであって、いろいろ飛び交うと、
銃弾が飛んでくる国もあるので、日本はそのあたりは良い国のひとつだと確信できる。
私が嫌いなのは、思想のために人を殺めるとか、そんな国だ。
いちいち名前はあげないが、そんな国は地球上にたくさんあるのだ。
私の愛する耽美派の作家達は何も信じなかった。
思想も道徳も平和も連帯も・・・
信じるものはただひたすら「美」だけ。
私はこの流れでここまで生きて来ていまさら、「転向」する気にはなれない。
三島さんは、日本がただの「ビジネス日本」になることをひたすら恐れていた!!
そしてその予言は見事に当たった。
日本はただ右肩上がりの経済だけの社会を信じて、あとはどうでもいいとなったわけだ。
私はもちろん生きるためにサラリーマンをやっているし、中原中也が歌っている「汚れちまった悲しみ」ぐらいの汚れは体についていることを認識している。
だが、列車の中で、大声で酒を飲みながら馬鹿な下ねた話を周りの人にも気もつかわず連発しているサラリーマンの男達を見ると、ダーティハリーさながら、ライフルで、あいつらの胸元に弾丸をかすめてやろうかなとさへ、思うほどあいつらは嫌いだ。
いつか、静岡行きの列車の中で、女子校生が馬鹿笑いに大声で歌を歌っていたりしていたので、私は読書を楽しんでいたせいか、あまりの棒弱無人の幼稚性に腹がたち、思い切り、注意したことがある。
それっきり黙りはしたが、むすっとして、こちらを睨んでいる。
ああ、日本民族は地に堕ちた。そう思いましたね。
でもこれは彼女彼らの責任ということよりも、日本国自体の問題であり、私は人にお説教したりするのは嫌いなので、ただ嫌な奴には思いきりアホとさけぷ、それだけ。
あとは、自然に日本人の祖先から学んでもらうしか方法が無いと思いますね。
先祖に対する尊敬の念。
これだけは大切にしたいと私は思っております。眠れる美女 (少女の文学 1)/川端 康成、(写真:新津保建秀×出演:多部未華子)
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