物好きが1%ほどは人類の中にいないと、人類は前に進まないと思いますね。 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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斉藤孝さんらしい分析で興奮させるものやヒントは数々あって、そこの中でおやっと思い、やはりとも思う。
本宮ひろしの「俺の空」「男一匹ガキ大将」「サラリーマン金太郎」などの解説があり、漫画界の天才になるツボを書いているのだが、「結局主人公の顔がかっこいいかどうかだけですよ」とある。まあ、これは私もそう思うが次の言葉が、「一度大きく当てたらそこを動かない方がいいんです、世の中動いているから駄目になるときもある。自分が動いてしまったらそのヒットをつかめない。」と。

これはひっかかる。そうも思うが、それを言ったら、彼の冒険心に燃える新しいことにチャレンジする魂みたいなものがぼやけてしまうし、結局は商売だけだなあ、とまでさへ思える。
動きたくなかったら動かなけりゃいいのだが、それは二流ですよ。
一流は変化し続けて死ぬときもあっても、変化し続けるもんです。走り続けるんですよね。
まあ、一流と二流という分け方も変ですが、山に例えれば、登山の途中で花を摘んで遊ぶも良し、しかし、
てっぺんまでのぼりつめたい変わった人もいるのでこんな人は人から変人扱いされるのですが、こんな人のことを私は一流と思います。一流が良いかどうかはまったくわかりませんが、とにかく、てっぺんが好きなひとがいることは事実で、やはりこんな物好きが1%ほどは人類の中にいないと、人類は前に進まないと思いますね。
 原爆なんていうしろものも、ろくなものではないけれど、「いつまでもまったくの役にたたないしろもの」とは誰も言えないと思いますよ。人の想像力は、アルマゲドンのシネマの中でも人類を救うものは結局そんな変人が人からさんざん批判されても創造してしまう「なにか」として描かれていましたしね。


この作家=本宮には才能は感じない。絵は好きだが。こんなへっぴりごしの考え方で、よく作家と言えますねえ。
戦争反対の作品の中で史実もよく調べないで書いた漫画が、訴えられてましたが、頭があまりよくないのかもしれませんね。

私の勝手な意見だが、漫画が思想をなぞりはじめるとろくなことがないのです。
後期の白土三平も残念でした。せっかくの、「サスケ」や「カムイ」などの才能が、勉強し過ぎで、
思想のなぞりをやりはじめて、つまらなくなりましたものね。

タオは、そこをいましめております。

年をとるたびに、少なくしなさいと。いらぬ知識や過剰なる学問や権威のことですね。
そして、本質について考えなさいと。