よく、外国の方が店に来るので、下手ながらも、話しかけてみるのだが、今日はアイルランドから来た、美しい25歳ぐらいの埼玉医大のドクターと少し話しをする。最初はイギリスから来たと言ったので、ビートルズやマンチェスター&リバプールの話などして、貴女のお父さんやお母さんの時代の歌を知っていますという、ことで話をしていたら、アイルランドの出身ということもわかり、顔の彫りがイギリスとは違うなと思っていたので、北欧の雰囲気、独特の空気があり、ジョイスの「ユリシーズ」や「ダブりナーズ」もいいですね、という話からダブリンに住んでいたということも理解できた。楽しい時間を過ごせた。
そこで、帰宅してから、アイルランドと日本の不思議な接触の時間と空間を忘れ、軽い躁のまま、タオ心理学の本を読む。
「仏教の根本義は対象界を超越することです。この世界は知性的分別と情念的混乱の世界であるから、ひとたびこれを出ないかぎり、霊性的な直覚を体得して絶対境に没入することはできません。」鈴木大拙
「それは動き、しかも動かない。
それは遠く、また近い
それはすべての中にあり、またその外にある」 ウパニシャッド
時間も空間もない、時間がないとか空間がないということもない、時間がないとか空間がないということもない、ということもない、それを「あるがまま」という。
●限りなく高く高くのぼっていったって、
そこがたんに明るいわけではない。
限りなく低く低く下がって行ったて、
そこが真っ暗なわけではないだろう。
すべてがたえまなく連続し、動いていて、
すべてが名前のない
あの領域にもどるだけだから。
それはどこにもあり
僕らひとりひとりのこころの内側、
動きはたらいている。
こういうふうに考えると、タオを信じるようになる。
なにしろ、あんな大昔からずうっと、
今の今まで、続いてきているのだから、
ひとのこころのなかで。 老子3
閑話休題
●ラテンが今こころに、こころよいのは、ブラジル・キューバ・スペイン・の空間と時間のせいでしょうか。
隼人香織さん、気になる歌声ですね。
安部公房の「箱男」をブラジル語で読んでるみたいですね。
ブラジルと日本人のハーフ、いや、ダブルの娘です。
ハーフは半分だけど、ダブルは二倍ですものね。