オーチス・レディングの、ザ・ドック・オブ・ザ・ベイ   小野リサ 2 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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小野リサは、ほんとうにいいですね。
もともと、アストラルト・ジュルベルトは大好きであったが、彼女もそんなふうにして、ラテンの名作を
日本風にアレンジしていったのだろうか。

60.70年代の楽曲は、皆必死でハングリーで、汚らしくて、高みにあがろうとしてもがいたパッションが
どのミュージシヤンにもあったし、どの曲にも善かれ悪しかれあったのだが、この小野リサの曲もそうだが、
洗練されていて、小さな頃からある程度の暮らしに恵まれ、皆に愛されて育った優しさとか育ちの良さを感じるのは私だけだろうか。その分、貴族的な源氏物語を愛でる、そして、「あはれ」がからだにしみ込んでいる
我々の感性に訴えてくるのでしょうね。

その反動の「めちゃめちゃ」も「もーれつ」も「野蛮」も、日本人は持ってますしね。

疲れがとれます。



そして、このオーチス・レディングの、ザ・ドック・オブ・ザ・ベイが、すごい。
すごいというのは、激しいということではなくて、この原曲の「泣ける哀しみ」が
まったく別の「透明な静けさ」の曲に変身している。このあたりは、賛否両論・好き嫌いが
あるでしょうが、私はまったく別の曲として楽しんでおります。