「めちゃめちゃに、キスしまくってね」 「ベサメ・ムーチョ」 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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小野リサ。

私はジャズも、クラシックも、映画音楽も、演歌でも、いいものはいい、こころの琴線に響くものは、
すべて肯定というタイプなのであるが、そのなかでも、ボサノバには目がない。


祭りの後の静寂さとは良く言うが、ほんとに、倦怠的で頽廃的な静寂があり、しかも、リズミカルで、軽く踊れるという幸福な国の幸福なる一曲である。
まさに、ジャパニズムとは対極という意味で、日本人の私が大好きな曲なのである。

「どうぞこのまま」とか、
「甘い水」とか、
 いいですね。

そして、なんという頽廃、デカダンス、遊びほうけた無為、放埒、はじけるファルス、
なんという恋心と肉体の盲目的な快楽と、軽薄なる天使のリズム・・・「ベサメ・ムーチョ」

スペインのラテンの傑作でしょう。
意味は、「めちゃめちゃに、キスしまくってね」というところかな。
日本の戦後、あまりの、ラテン快楽ソングということで、輸入禁止になったらしい。


小野リサが日本人らしく、少し、「わびさび」japanism spiceを加えていると思うのは
私だけか・・・Sanjayaと比較しても、節度があるなあ。



最後は、Sanjayaの「ベサメ・ムーチョ」
甘くて、せつないのも、芸術的なスケベたらしさも、ここまでくれば、合格でしょう。
子供の匂いまでおまけつきで、可愛い。
ジャニーズがやったら、文句がくるんではないですかね。




☆☆最後に、このSanjayaのYou Really Got Meに泣き出した女の子が、いきなり、アイドルになってしまう
おもしろいビデオがある。どこの国でも、同じだなと感じるが、このSanjayaは、「運命の女」の中に出てくる古本屋のお兄さん=殺されるが、に雰囲気は良く似ている。