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意見の対立が起こったとする。
それを見ていた第三者は、どちらの意見が正しいかを考え、正しいと思った方を支持し、正しくないと思った方を非難する。
これはよく起こること。
例えば、
ミャンマーで軍事クーデターが起こり、市民に対して非人道的な対応がなされているニュースが入って来る。
世間は軍部を非難する。
「非人道的な行為は許すことは出来ない!!」 「軍部が悪い!!」
形は違えど、このようなニュースや出来事は日々マスメディアを通じて頻繁に入って来る。
自分の価値観に合わないものに対して人は、否定から入ってしまうことが多い。
コロナに対する政府の対応にしても然り、「なぜ、そんな判断をするんだ!!」というような反応だ。
しかし、よくよく考えてほしい。
こちら側の価値観では理解できない判断や行動をなぜ、するのか?
なぜ彼らは、そのような判断をしたのか、そうさせた背景は何か?
もし偶然、そちら側の環境に自分がいたとしたら、今と同じ判断をしているだろうか?
軍事クーデターなど、相当な周知徹底と価値観の共有が軍部内になければ、クーデターなど絶対に起こすことは出来ない。
我々の価値観からすれば「理解不能」な行為を軍人がしている。
ではその軍人は皆、頭がイカレテいるのか?
これは決して軍事クーデターを肯定している話ではなく、世の中にある矛盾(自分達の価値観からズレたもの)は何故生まれるのかを考えてほしいからだ。
ここを考えないから究極は戦争が起こる。
「価値観(自分達の)から外れた者は最後には殺す」のロジックにはまって行ってしまう。
コロナの存在、マスクの意義、ワクチン接種の賛否などなど、言い出せば切りがない終わりの無い価値観論争。
これこそが不毛な論争であり、争いしか生まない時間の無駄。
なぜ、その人達はそのような価値観になった背景や原因は何か?
それを知ることで、そこから建設的な議論が生まれる。
そこに視点と思考を向けるだけで、
くだらない人生を送らずに済む。。。
(くだらない人生とは、自分の価値観が絶対と思い、それ以外を否定する人生)
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