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多面体思考。
この言葉自体は存在していない。
ただ、セミナーや研修では度々使っている。
物事を一方向から見ると円形にしか見えないが、別な方向から見たら三角柱だったということはよくある。
様々な角度から物事を見ることによって、立体的に捉える思考を自分は「多面体思考」と呼んでいる。
経営戦略を構築するときなど、あらゆる角度から見ることで、ベストな組み合わせを考えて行く。
そしてその多面体を取り巻く環境も、立体的に捉えなければならない。
地球の形を把握出来たら、太陽系を認識し、それらを取り込む銀河系の存在を探るようなもの。
そうすることによって、あらゆる事態にも対応出来、勝てるビジネスモデルにして行く。
この多面体思考が弱いと、全体を把握することが出来ない為、片手落ちのビジネスモデルとなり、簡単に負けてしまう。
ただ、この多面体思考は、物事を深く洞察する能力が必要であり、簡単に身につくものではない。
一般的に「考えが浅はか」と言われる人は、まさにこの深く考える洞察力に欠けているのだ。
そして落ち着きがない。
経営者でこの手のタイプの人で、成功した人はいない。
そうでなければ、肉体を酷使する働き方をするしかない。
自分は多面体思考を鍛え、磨くために哲学を学んでいる。
哲学は物事の本質を洞察する学問。
洞察とは物事の本質を
見通し、見抜くこと。。。
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