2009年の栃木・夏(高校野球・SL・吹奏楽) | ハンター湘南の旅ブログ

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縁もゆかりも無いのに、私の大の「推し校」である石橋高校

まさかの快挙に、お祭り気分は続く…

 

そんな中、静岡では文武両道の掛川西高校の26年ぶり復活の明るい話題が入って来た。

おめでとうございます。

石橋と初戦で当たらないように…

 

 

さて、そんなわけで、2009年7月、栃木を訪れた時の記録を振り返ってみようと。

廃止直後の宇都宮競馬場の画像もありました!

 

 

(以下、2009年7月の記事より抜粋)

 

湘南新宿ライン高崎行きから、赤羽で宇都宮線に乗り継いだ。

 

今日は宇都宮までは行かず、手前の雀宮で下車。
ホリデーパス利用なので、小山から先は精算。

栃木県総合運動公園野球場の最寄り駅は東武の西川田だが、雀宮からでも30分歩けば着ける。

私にとっては宇都宮競馬場へのオケラ街道として、馴染みがある。

今日は高校野球栃木大会の 開会式。

栃木大会は8年ぶりの参戦。県総合運動公園野球場は初訪問となる。

さて、入場行進がスタート。

いや、もう始まっていた。

プラカードの校名はかなり省略されていて、


矢東

今工

黒南

など、県外の人には暗号のように見える。

 


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また、省略によって、

清峰

清陵

鹿商工

清風

北陵

白鷗

国学院

海城

 

といった名前が並び、「いったいここは何県?」と思ってしまう。

63チームしかないので、行進は30分程度で、あっという間に終わった。

 

優勝旗返還に続いて、宇都宮高校主将による選手宣誓。

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演奏は作新学院吹奏楽部。
栃木県ではトップの実力で、いつか定期演奏会へ行きたい。


選手退場時の音楽は、今年の吹奏楽コンクール課題曲で、来月9日に迫る、コンクール栃木県大会の練習を兼ねていたようだ。

 

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選手が退場し、式典は終了。

開会式に続く開幕試合は

⚾矢板中央×田沼⚾

始球式のボールを乗せたヘリが間もなく到着。

投下は見事。
 

栃木県運動公園野球場は老朽化が目立つが、清原球場の完成後も、

栃木のメイン球場の役割を担っている。


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矢板中央高校は、まとまった人数のブラバン演奏あり。

方や、田沼高校は、小規模校ながら、チアを投入。

シード校の矢板中央の大勝が予想されたが、田沼が踏ん張り、

 

矢板中央3-0田沼

 

3点差にとどめ、開幕戦にふさわしい、締まったゲームだった。

運動公園の近くにある、宇都宮競馬場跡を詣でたら、スタンドの解体工事が始まったばかりで、建物内でけたたましい音が響いていた。

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辛うじて外形は残っていたが、

このような光景が見られるのは、時間の問題。


さて、次の目的地へ。

 

雀宮へ戻り、ぎりぎりセーフで電車に乗り込んだ。

 

石橋で真岡方面行きバス(関東自動車)に乗り換え。

 

この路線は真岡から東京へ新幹線を使わないルートでは、おそらく最短時間であろう。

出張サラリーマンの利用も多いと思われる。

 

バスは直接駅へは乗り入れないので、台町で下車して駅まで歩く。


真岡駅は駅舎自体が蒸気機関車の形をしている

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そう、真岡鉄道と言えばSL。


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真岡駅構内では、ファンサービスで、構内に保存されている、C12型機関車に火を入れ、構内を移動させていた。

 

さて、真岡15時29分発の、SLもおか号に初乗車。


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この列車は茂木始発で、C11型蒸気機関車が牽引。


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夏休み前の土曜日なのか、車内は空いていた。

途中停車駅の寺内駅では、村祭りにぶつかり、子供たちは神輿そっちのけでSLを眺めていた。

30分ほどC11のドラフト音を楽しみ、汽笛を鳴らしながら、ゆっくりと下館駅構内に入った。

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先ほど、SLもおか号は、下館二高前をゆっくり通過した
今日は、その下館二高の吹奏楽部定期演奏会へ向かうのだ。

会場は隣の結城市、駅前には斬新な建物の図書館があり、幸い、17時過ぎでも開いていたので、郷土資料を読んで時間を潰す。

 

会場は結城市民文化センター「アクロス」

 


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●茨城県立下館第二高校吹奏楽部 第24回定期演奏会●

同校は平成5年から共学になったが、ステージ上は全員女子。
緑色のジャンパースカートで登場。

これは、10年ぐらい前に廃止された伝統の制服を、演奏会の時だけ復活しているという。


すでに生産は打ち切られているから、街に残るOGから募って、人数分揃えるしかない。
これはSLの動態保存同様、大変な作業で、頭が下がる思いだ。
そんなに愛着があるのなら、わざわざ改訂しなくても良かったのに。

何はともあれ、SLといい、制服といい、さらには野球部の坊主頭といい、古い伝統を大切にする心が伝わってきて、今日は本当に温かい気持ちに満たされた。

 

終演後、駅に戻ると、皆、下館・水戸方面の電車へ。

小山方面へ帰るのは私ぐらいしかいない。

学区の関係で、栃木県から通う人はいないから、当然の流れだ。

 

小田林~小山駅間の、電源切りかえ区間で、車内灯が消えて、女子高生らがキャーキャー悲鳴をあげる、ってことは、もちろん無かった。

 

(以上、2009年7月の日記からでした)