前回ブログで『のだめカンタービレ~ネイルもカンタービレ』の『黒歴史編』を書いたわけだが、実際失敗作だったのだろうか?
第三回のテーマ『見どころ編』
物語は折返し地点、二期目に入った時にオリジナルキャラクターの登場で話の流れが変わっていく。この男の登場だ。
パク・ボゴム演じる天才チェロリストの登場で三角関係へと発展していく。
原作、日本版ドラマでは千秋先輩を軸とした女性関係にのだめが嫉妬するという流れで、これは韓国版も変わらないが、『ネイルも~』ではユジン(千秋先輩)が嫉妬するというオリジナルの流れが出てくる。
しかもその相手が天然の色男パク・ボゴムだから破壊力は強い。
もってくわ、この男。一気にドラマの展開が気になるようになったよ。
『恋のスケッチ~応答せよ1988』からその流れで『花より青春:アフリカ編』まで見たが天然のイケメンだから男から見ても憎めないw 可愛い弟のようだ。
で、気がついたのはこのドラマはユジン(千秋先輩)目線で話が進んでいると。
実際原作マンガも日本版ドラマも実は男視点なのだが、のだめのキャラクターの特異性がのだめが主人公たる由縁だと気がついた。
シム・ウンギョン推しとしては残念だが、ネイルのキャラクターがのだめのそれとは違うため主人公はユジンであり、『ユジンカンタービレ』が正解であると。
そう思って見るとこのドラマは俄然面白くなってくる。
実際日本の『のだめ~』を意識した前半よりオリジナルが加わった後半の方が面白く見れた。本来の韓国ドラマっぽくなったようで。
例えにならないだろうが、劇場版エヴァンゲリオン『序』は、なんだTVの焼き直しじゃないかと思ったけど、『破』で真希波・マリ・イラストリアス登場から話が急展開して・・・みたいな感じだ。(;´∀`)
イロイロあるネタで、個人的にはやはり『ネイル~』の第一話で、ネイルの汚部屋で発掘されたパンのエピソードが最高にツボだったw
何だこれ?というユジンにネイルが「キムタックのパン。」と答える。
「キムタック?!」っと怒り声のユジン。
チュウオン演じるユジンはドラマ『製パン王キムタック』でキムタック大嫌いを演じてたからだw 『製パン王キムタック』は2010年に最高視聴率58.1%を記録したドラマで韓国では知らない人はいないぐらい。オレも3日間ほとんど寝ずに完走したはじめての韓ドラだったからなおさら楽しかった(*^_^*)
なんと言っても自分より大きいコントラバスのミニミニがよかったw
劇中でも彼女の魅力に気づく男子がふたり出てくるが、ユジンを取り巻く美人よりリアルでその辺にいそうな、正直このドラマではシム・ウンギョンのネイルより個性が光るキャラクターだった。
けどなんにせよ多彩なシム・ウンギョンの表情が見れたのがオレ的には一番w
そもそも日本版のドラマはもうDVDでしか見れないかもしれない。
なぜなら、当時の出演キャストが不倫やらなんやらで放送しにくいという点、竹中直人演じるミルヒーが付け鼻である点。これは当時はまだOKだったが、最近では石橋貴明の保毛尾田保毛男や、CMでバカリズムがやった付け鼻、浜ちゃんのエディ・マーフィーなど、時代的に許されない点。もうひとつはマンガを再現したヒロインであるのだめを殴ったり投げたりの表現が今はアウトといった点。
だから日本版よりむしろ好きという意見もある。
パク・ボゴムやコ・ギョンピョの人気で再評価されてるという部分も大きい。
韓国の恋愛ドラマとしてみればなかなかの大作であると思う。
このドラマ、あとから評価されてくような気がするのだ。
↓今回の予告編は韓国版字幕なしだけど、お気に入りの『キムタック』ネタが入ってるバージョンですw
そんじゃアンニョン♪('∀`)ノ #심은경 #shimeunkyung