鋼鉄の雨 | Blue Lagoonへの道!

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Netflixで時節柄実にタイムリーな映画を見ました。『鋼鉄の雨』2017年作品。

鋼鉄の~と言うと松本零士を思い出してしまう自分です。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

 

北朝鮮でクーデター勃発。開城工業団地に視察に来ていた黒電話頭の将軍様が瀕死の重体に。クーデターの首謀者を暗殺するため空調設備の中で狙撃準備していたチョン・ウソン演じる主人公が、パンダのぬいぐるみのバンに乗せ混乱に乗じてに南への国境を超える。最高指導者の安否がわからないままクーデター軍は宣戦布告し、アメリカによる空爆が先かクーデター軍の核攻撃が先かの一発触発に!

 

 

とにかくリアル。北の韓国と駐韓アメリカ軍制圧のシナリオなんてそのまま北がマネしたらどうすんのってぐらいよく出来ている。

元々アメリカ軍が自分たちが北朝鮮だったらどんな戦略で行くかのシナリオが元になっていて、北が先制でEMP(電磁パルス)攻撃で韓国内のすべての兵器を含むPC、電子機器を麻痺させ、韓国軍とアメリカの基地ごと占拠してしまう。

そうするとアメリカ軍という人の盾ができて外部から攻撃できなくなり、北は朝鮮半島を武力で統一してしまうというシナリオ。

 

映画ではこのプランを実行に移さない最高指導者の黒電話(映画でのコードネームは北の1号)に反発した軍部が、秘密裏に南に侵攻しアメリカ軍の戦略戦車を奪取、

開城工業団地を視察する北の一号のパレードの真ん中に鋼鉄の雨を降らす!

 

 

この「スチールレイン」と呼ばれる戦略兵器がエグい。(;´Д`)

地上近くで炸裂し、マシンガンのように鉄の弾をばらまくわけだから歓迎で来ていた群衆は根こそぎ鋼鉄のえじきになるわけだ。

さすがの将軍様も頭と腹と足を負傷し意識不明の重体。

 

そして南で彼らを出会うのがクァク・ドウォン演じる韓国大統領外交保安主席代行。『ザ・メイヤー特別市民』でもエグい役やってたなぁ。

 

 

で、学生の前で講義してるシーンがあるんだけど、これがいわゆる反日教育なんだなぁと思う内容。しかも説得力あるから困る。

 

日本が併合ではなく侵攻して慰安婦含め30万以上が犠牲になり、日本が負けて終戦になったら日本ではなく朝鮮半島が分断されたと。

で、南は日本の背中を追って日本を追い越すことをイデオロギーとし、北は日本を滅ぼした核をもつことをイデオロギーとしたと。

 

・・・ホントか(;´Д`)?

 

この映画では韓国に大統領は二人いて、ちょうど任期を終えて新しい大統領に引き継ぐ時にこの事件が起こっている。

で、任期の終わる大統領は強権派で、アメリカ軍の空爆に賛成、新しく大統領になる方は親北派という構図になっている。

 

 

これってもしかしてムン・ジェイン万歳映画か?

日本の首相は出てこないけどアメリカの大統領はトランプに似てるし。

 

多少のネタバレになるけど、北の核攻撃一発目は日本。

 

これは自衛隊のイージス艦が迎撃成功したんだけど、なんで日本かというと、アメリカは韓国の言うことは聞かないけど日本の言うことは聞くからという理由。

東海が東海がって自然に意味がわからなかったけど、あ、日本海かとか。

 

映画としてものすごく面白いんだが、今の韓国があまりにリアルすぎて日本人としてはなんかやりきれなくなってくる。

 

ラストもなんだかめでたし路線で、現政権のプロパガンダ映画なのかなって印象が否めない感じがした。

 

北と南で仲良くなるより日本と仲良くなるほうが難しそうだ。(;´Д`)

どうしたもんかねぇ・・・。

 

 

 

そんじゃアンニョン♪('∀`)ノ             

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