とある老人ホームのスタッフさんから、
『パソコンがメッチャ遅い』って相談を受けまして。
いつものように、HDDがネックなのなぁと思い、SSDに換装したんですよ。
その結果、パソコン全体はサクサク動くようになったんだけど、
とある特定のファイルだけが異常に遅い。
ただのExcelファイルで、ぱっと見そこまで文章があるわけでもなく、
計算式が組まれているわけでもなく、もちろんマクロが組まれているわけでもない。
ただ、スケジュール表なのに、明らかに動作がオカシイ。
そして、もっとオカシイのは、にもかかわらずファイルの容量が大きいことだ。
基本的に、文字と罫線だけで構成されているファイルであれば、1MB以上あるなんてありえない。
にもかかわらず、3MB以上データ容量がある。
これはオカシイと思い、でも、そのファイルを開いても原因が分からない。
そこで、BNI筑後リージョン
プラネットチャプターの樋口和幸さん(Excel時間短縮@EXサポート)に相談することに。
そしたら、樋口さんも似たような経験があったらしく、
ホームタブから、「検索と選択」→「オブジェクトの選択」を選んで、
そのシートをなぞってみたらどうか?と導いてくださいました。
すると・・・。
隠されたオブジェクトがメッチャでてきました。
そもそもこのExcelファイルは、年々も上書き上書きで受け継がれたファイルみたいなんです。
んで、オブジェクトというのは、セルと削除しても、そのまま残ってしまうんですね。
列を削除しようが、行を削除しようが。
それが、積み重なって、写真の様な状態になってしまったんだと思います。
その数は、万単位(;^ω^)
んで、これわを地道に時間をかけて削除していったら・・・。
データ容量が1/6に。
そして、動きもサクサクになりました。
そのオブジェクトの中身ですが、テキストボックスだったみたいなんですね。
コピーすると、コピーされちゃうんですが、削除すると、残ってしまう。
そして、そのテキストボックスには文字が入ってないから、
そこにオブジェクトが残っているなんて分からない・・・。
樋口さんの助言がなければ、解決できませんでした。
いつもありがとうございます。