今朝も元気に親父様、ご先祖様(といっても、じーちゃん、ばーちゃん、親父の兄貴)のお墓参り。
未明まで雨が降っていましたが、外に出る頃には止んでました。
昨日と似たようなパターンですかね。
気温は20度を超えるみたいで、よーやくコタツやストーブなどの暖房機器を
しまっても良いかなと思えるようになりました。
さて、お墓参りにお線香は欠かせませんが、もうひとつ欠かせないのが熱源です。
いつもはチャッカマンみたいなライターを使うのですが、
風のない日はマッチを使うようにしています。
ライターと比べてなんていうかな、風情があるというか。
ただそれだけなんですけど。
ただ、意外とマッチから線香に火をつけるのは難しくてね、
すぐに火が燃え移りませんから、マッチの火を長く保つ必要があります。
なので、擦って発生したマッチの火が軸へ燃え移るように角度を変えてあげて、
長く強め(軸に火が移ることによって、少し燃え上がる)の火で
線香に十分な火を与えてあげます。
ただ、こういう昔ながらのマッチも、ライターの普及と、
喫煙者の減少もあって、とんと見なくなりましたね。
どうでしょう、子供たちがマッチを耳にするのは、
『マッチ売りの少女』ぐらいじゃないでしょうか。
その上で、じゃあ実際に目にするのは、小学校の理科の実験でしょう。
実験で使うアルコールランプに火をつけるのに・・・。
と思ったら、アルコールランプはもう小学校では使われなくなってしまったそうです(;^ω^)
理由はいろいろあるみたいなんですけど、
そのひとつに「マッチで火がつけられない」というのがあるそうです。
なので、実際に目にするとすれば、中学校の理科の実験で、ガスバーナーを使うときか。
いや、そのガスバーナーも、ひょっとしたらマッチで火をつけてないのかもしれない・・・。
(とりあえず、ガスバーナーの使い方で「マッチに火をつける」項があるみたいですが)
あまり目にしなくなったとはいえ、マッチというのは良いものですな。
これは、私の個人的なアレですけど、
「マッチ」と「たばこ」ってのはダンディズムの象徴というか、
なんか”格好良さ”ちうものが感じられます。
特にマッチで火をつける、その一連の仕草、それが良いみたいなね。
だから、バーとかでも、ライターは置かず、
あえてマッチを置いていたのではないかと思います。
マッチの箱にも注目です。
ちょっとしたお店の広告にもなりますからね。
このマッチを配布している「スズトヨ」さんは、オーダースーツのお店です。
当時の社長(現、会長)が創業の折に作ったものだと思われますが、
ひょっとしたらそういう意図があったのではないでしょうか。
確かに、オーダーメイドのスーツを着て、シャレオツなバーで、
ウイスキーなんぞをロックで飲みなつつ、
何気なくマッチでたばこに火をつけ一服する姿は想像に難くない。
それって、昭和じゃん!といわれれば時代錯誤かもしれませんが、
いや、「格好いい」ことは、時代を超えて生き続けるものだと思います。
あたしゃたばこは吸いませんが、電子たばこを取り出して一服するよりも、
アナログに一服する姿に「格好いい」と感じる方は多いのではないでしょうか。