さて、いつものSSD換装です。
外観はNEC製のノートパソコンですが・・・
中身をあけてみますと、
レノボ製のバッテリーがお目見えです。
って、このネタ何度もやってますね。
NEC製とみせかけて、中身はレノボとw
ちなみにHDDは東芝製でした。
東芝製のHDDというと、私の中では動きが遅いという印象です。
それでも、シーゲートに比べれば故障率は低いですけど。
個人的にHDDを購入するなら、ウエスタンデジタルですかね。
その次が東芝といった具合です。
そんなSSD換装もすんなり完了しましてね、
起動を確認した時に、おや?と思うことが。
デスクトップのアイコンにチェックマークや、雲のマーク。
あー、こりゃOnedriveと同期してるな(;^ω^)
「Onedrive」はマイクロソフトが提供するクラウドサービス。
ドキュメントや写真などをマイクロソフトのサーバーへアップロードして、
どの端末からも取り出せるようにしたものなんですが、
このOnedriveというのは、Windowsとがっちゃんこしているんですね。
なので、パソコンの初期設定でなーんにも確認せずに、
特にメールアドレスを登録してマイクロソフトアカウントを作ってしまうと、
いつの間にかこのOnedriveも発動してしまいます。
更にデフォルトの設定では『ファイルオンデマンド』がONになっており、
パソコンの容量を節約すると称して、
ファイルを使う時にだけダウンロードする様になってます。
という事は、どこでもインターネット環境が必須!
このお客様は、とにかくパソコンが遅い!と悩んでいらっしゃいましたが、
その問題の大部分はHDDにあるにせよ、このOnedriveも大きな影響だと思います。
というのも、お客様のインターネット環境はあんまりよろしくないみたいなんですね。
それで、ファイルを使うたびにダウンロードなんてやられた日にゃ、
ただでさえ遅いパソコンがもっと遅くなるってもんだ。
ちなみに、お客様は
Onedriveというものを全く分かっていませんでした。
そんなものだと思います。
まあ、日本人のITリテラシーの低さと言えば、今のお役所を見れば一目瞭然ですが・・・。
んでもって、更にタチが悪いのが、
フォルダーのバックアップを勝手にやっていたということです。
勝手にと言うか、そういう仕様なんでしょうが・・・。
通常クラウドサービスは、特定のフォルダを同期する仕様になっています。
ただ、パソコンのバックアップと称して、
デスクトップやドキュメント、ピクチャのユーザーフォルダもバックアップできるような仕様になってます。
これは、クラウドを導入する時に設定で選べるのですが、
Onedriveでは、問答無用で発動します。
だから、デスクトップにチェックマークや雲のマークがついていたのです。
過去、これが原因でデスクトップにおいてあったエクセルのマクロが使えないというトラブルもありました。
んで、ただでさえ遅いパソコン、あまりよろしくないインターネット環境、
考えたら悲惨な条教ですよね。
デスクトップファイルを使うたびにダウンロードとアップロードを繰り返すわけですから。
なので、お客様に確認して、Onedriveを黙らせます。
ただ、これも「このPCのリンクを解除」ってやれば良いのではなく、
手順を踏んでやらないと・・・。
こんなことになって、
デスクトップ上のファイルがなくなってしまうということになりかねません。
なので、解除も慎重に行い、引き続き仕事ができる環境に整えていきます。
ちなみに、どうしてデスクトップのファイルがなくなってしまうのかというと、
デスクトップのパスが変わってしまうからです。
通常ならデスクトップのパスは
「C:\users\ユーザー名\desktop」なのですが、
Onedriveのバックアップを発動させると
「C:\users\ユーザー名\onedrive\desktop」になってしまうのです。
これは、ドキュメントもピクチャも同じです。
同期を止めると、元のパスに戻ります。
しかし、元のパスにはそもそもデータがないのですから、写真の様に空っぽになってしまうのです。
ただ、同期を止める前のデータは、さっきのOnedriveのパスに入っているので問題ありません。
ところが、ファイルオンデマンドにしていると・・・。
再び同期をオンにして、ちゃんとファイルオンデマンドをオフにして、
全てをローカルにしてからやらないと、ファイルが回収できないんですねー。
ちうか、ホンマ、勘弁して下さい。