久々に『8mmをダビングしてくれないか?』という依頼をいただきまして。
お客様から譲っていただいた8ミリビデオカメラを引っ張りだしました。
しばらく使ってなかったので、ちゃんと動くか心配でしたが、
元気よく動いてくれてます。
この時代のビデオカメラは、液晶なんか当然付いているわけでなく、
取った映像を確かめるためには、ファインダーをのぞくか、写真の様にテレビに接続しなければなりません。
ビデオカメラに液晶を付けたのは、1992年シャープの『液晶ビューカム』が最初です。
それ以降は、ビデオカメラに液晶が搭載されているのが当たり前になりました。
ということは、このビデオカメラはそれ以前に発売されていたモノで、
もう30年は経ってると言うことですな(;^ω^)
今さらこれで録画なんてのはしませんので、再生機として使えれば十分でございます。
バッテリー以外で電源を供給するキットもしっかり取ってありまして、
無事にダビングができました。
この頃、ソニーは『パスポートサイズ・ハンディカム』として、
ビデオカメラを大々的に売り出していました。
家庭用ビデオデッキでいわゆる“ベータ・VHS戦争”でソニーの旗色が悪かった頃です。
VTR一体型ビデオカメラ(カムコーダ)も各社が積極的に製品開発を行っていたものの、
やはり記憶媒体は統一した方が良いだろうという事になりました。
8mmビデオテープは、ビデオにおける初の世界127社による統一規格として誕生しました。
ところが、日本ビクターや松下電器産業(現パナソニック)が、
家庭用ビデオデッキとの互換性を重視して、VHS-Cを活用したカムコーダを発売。
再び規格争いが繰り広げられました。
しかし、家庭用ビデオデッキと違い、携帯することを考えれば、
長時間録画(VHS-Cは標準で最大で40分しか録画できない)のと
この『パスポートサイズ・ハンディカム』登場により、一気に風が変わりました。
ソニーは、家庭用ビデオデッキの借りをカムコーダにおいて返したみたいな感じでしょうな。
かくいう私も、8mmビデオテープは縁深いです。
中学生の頃は、ビデオデッキの代わりによく使ってました。
レンタルビデオ屋でビデオを借りてきては、8mmテープにダビングしていました(;^ω^)
まだまだ世の中には、8mmビデオテープが残っているんじゃないかな?
DVDにしたい!という方、ご依頼お待ちしています!!