PC-98があってよかった。 | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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先日、トリイ建築の鳥居孝道さんから引き上げてきたNECのPC-9821V13

それが早速役に立つ時が来ましてね。

 

名古屋で工作機械の中古販売・メンテナンスをされている会社さんから、

 

「NECのPC98で使っている

 SCSI接続の外付けHDDを修理できないか?」と相談をいただきました。

 

方々のパソコンショップに相談したみたいですけど、みーんな断られたみたいで。

それでたどり着いたのがウチだったみたいです。見つけてくれて、ありがとうございます。

 

お使いの機種は、PC-9801Ba(だったかな)というもので、私のV13よりもだいぶ古いモデルです。

しかし、PC-98シリーズであることに変わりはないので、動作確認とかで活用することはできます。

個人的には、なんちう巡り合わせかと思いましたが。

 

 

さて、問題はなんですが、そもそも電源が入らないというものです。

HDDを取り出して、別のSCSI機種に取り付けたら、HDDがしっかり回ることは確認できました。

ただ、内蔵されているSCSI接続のHDDとの相性か仕様なのかが異なるため、

ほかのケースに入れて使うことはできません。

 

 

問題はこの電源制御の基板なんですが、あたしゃ電子工作に関してはちんぷんかんぷんなので、

これを直して復活させようなんてのは、微塵も思いませんで・・・。

要は、HDDに電源さえ入ればいいわけです。

 

 

というわけで、4ピン電源コネクタから電源直結できるACアダプタを用意して、

そこから電源を供給させるようにしました。

ACアダプタにはスイッチもついているので、電源のON/OFFはそれでやってもらうことにします。

 

そのため、ケース正面の電源パワーLEDランプは使えなくなってしまいますが、

アクセスランプは、HDDから供給されているみたいで、ここでHDDが動いているか確認することができます。

 

かなり強引なやり方ですが、とにもかくにも元通り使えさえすれば良いわけで、

実際に、このやり方でV13がこのHDDを認識したときは、私も大変喜びました。

ある意味で達成感みたいなものですな。

 

当初は、中古でSCSI接続の外付けHDDをヤフオクなどで見つけて中身を変えればいいかなと思ってましたが、

同じSCSI接続でも、中身の仕様が違っていたりと、まー難儀しました。

もっと早くこの方法に気づいていればとも思いましたが、これでも勉強でございますな。

 

ご用命いただき、ありがとうございました。