先日、パイオニア製トールボーイ型スピーカー『S-1000TwinA』を導入したため、
今まで使っていたスピーカーをとりあえず、片付けることにしました。
そのひとつがこちら
ちょうど私がパイオニアでアルバイトをしていた頃に、この元モデルである『S-A7』が発売され、
そのリニューアルモデルでした。
このS-Aシリーズは、当時パイオニアではホームシアターへの展開も相まって、
3回ほどモデルチェンジをしました。
初代『S-A7』と2代目であるこちらは、そんなに見た目は変わっていませんが、
最後の『S-A77TB』は、ミッドレンジトゥイーターが一新されたり、
台座がついたりと見た目も変わりました。
Aリシーズ終了後は、海外のエンジニアと協力して、
欧米のデザインを採り入れたSERIES3、7、8モデルへと発展(?)していきました。
ちなみに、このスピーカー、1本おいくらだと思います?
¥75,000 ですよ。
ぶっちゃけ安すぎませんか?
ちなみに、1本の重量は30kgほどあります。
正直、そのたたずまいは、もっとお高いスピーカーを連想させるんですがね。
その理由というのが、
『MADE IN CHINA』
だからなのかな?と(;^ω^)
ま、パイオニアの技術者が現地へ行って、質を担保してくれれば文句はありませんけどね、
ただ、やはり、なんというかちょっとがっかり感は否めません。
ちなみに、この時代でパイオニアブランドにおけるフラグシップスピーカー、
EXシリーズでさえ、中国製でした。
それを思うに、ひょっとしたらもうこの当時からパイオニアの国内生産能力ってほとんどなくなってしまったのかなと。
すべて(とは言わないまでも)の経営資源をプラズマに突っ込んだ時期ですからね。
スピーカーもさることながら、フラグシップAVマルチチャンネルアンプ『SC-LX90』もマレーシア製でした。
日本製が絶対に良い!というワケじゃないですけど、
海外のオーディオメーカーはどこで生産しているのか?というのも
ひとつのセールスポイントにしています。
だから、大衆に迎合するあまり価格を下げて、勝負しようとしたのかも知れません。
しかし、個人的には残念な気がしてならなかったりします。
それか量を求めすぎたか。
やはり、音叉とオームの抵抗を組み合わせたパイオニア時代が良かったかもしれません。
今のロゴになってから、ちっとも良いところがないですよね(;^ω^)
結果的には会社を解体させることになってしまいましたし。
ま、それも運命なのかな。