MADE IN JAPAN もありがた迷惑? | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

常に全力でバカをやり社会にとって唯一無二の存在になる。

 

敷地に苔むした狸の置物。

 

 

本日は、とある学校にお邪魔しています。

この春に新しく導入した20台のノートパソコンが、

HDDだったのでSSDに換装して欲しいという依頼です。

 

どうしてそんなノートパソコンを入れてしまったのかは

不明(調達担当が現場を分かってなかった?)ですが、しかし、その数20台。

 

 

クローンとSSDはクライアントが準備してくれるとはいえ、1日で終わるだろうかと不安でした。

 

にもかかわらず、

いきなり電動ドライバーを忘れるというポカをやらかしてますが。

 

 

さて、件のノートパソコン。

 

 

富士通製のLIFEBOOKです。

選定の条件として『日本製』があったようです。

今日日、日本製のパソコンなんてそんなにあるはずもなく、

ぶっちゃけ“これしかなかった”のではないでしょうか。

 

しかし、いくら日本製であったとしても、中身のほとんどは海外製ですよ。

あくまでも、組み立てているのが日本国内であって、

そこで使われているパーツが日本製であるとは限りません。

 

ちなみに、富士通も、NEC&レノボ連合に加担しておりますので、

まあ推して知るべしですな。

 

 

さて、こいつは法人向けに特化して設計されたノートパソコンみたいでね。

仕様表を見ると、500GBのHDDが標準みたいです。2020年10月に発売されたモデルで。

個人的には信じられません。それで、価格が目ん玉飛び出る値段ですから、

何というものを納入しているんだと思います。

 

しかもね、SSDに換装しようって思ったら、

これほぼほぼ全部解体しなければならないのです(´;ω;`)

後ろのネジを外してOKじゃないんですよ。このフタは、メモリを交換するのに使うもの。

 

 

なので、まず後ろのネジを全部外したら、今度は表にして、

キーボードうえのカバーを外します。

 

 

それからキーボードを外します。

ついでに、電源ボタンの基板のネジを外します。

 

 

今度はキーボードの下に隠れているネジを全部外して。

と同時に、液晶のケーブル、無線LANアンテナのケーブルも外して、

スピーカーも取っ払って・・・。

 

 

これで、液晶が外れますので、これで漸く表のカバーが外れます。

 

 

すると、中央にストレージが格納されているBOXが見えてきました。

このフタを外すと、ストレージがお目見えするのですが・・・。

 

 

ストレージに装着されているゴムカバーがフタにくっついて、

まま、ご覧の通りです。

 

 

そして、装着されていたHDDがシーゲート

これが日本製だ!!

せめて、東芝製にしておくんなさいよ。

 

 

では、改めてSSDを装着していきましょう。

 

 

途中でクローンがちゃんとできているか動作確認。

ここまで来たら、後は組み直すだけです。

 

 

ちなみに、一連の動作をビデオに収めました。

 

 

 

ある程度こなれたところで撮影しましたので、15分少々で感想が終わります。

電動ドライバーのありがたさが身に沁みます。

 

 

これが、20台。

 

忘れ物があったり、午前中はクローンが上手くいってなかったとかありましたが

何とか午後6時に作業が終了しました。

 

いやはや、このパソコンをバラすことに至っては、もはや世界一だな(笑)