3日続けて一体型のパソコン。
今度は、正常に起動はするのですが、
内蔵されている光学ドライブにディスクを詰まらせてしまったので、
新しいドライブに交換して欲しいとご依頼をいただきました。
ドライブはお客様がご用意していただけるとのことでしたので、
交換作業のみやらせていただきました。
当時はソニーの『VAIO』です。
昨日も同じこと言ったかな(笑)
こちらもテレビ機能が付いているモデルですが、タッチパネル方式になっていて、
さらにデザインにこだわっているのか、画面はフルフラットになっています。
ここが光学ドライブ部分。
カーナビの様にスロットインになってます。
さあ、さっそくバラしていきます。
スタンドを取り外すまでは簡単にできたのですが、
ここから背面のフタを外すのが大変。
かなりきつめにツメで止まっています。
なので、へらやマイナスドライバーを駆使して、丁寧にひとつずつツメを外していきます。
苦戦すること10分・・・(笑)
なんとか、裏ぶたを外すことができました。
下が古いドライブで、上が新しいドライブ。
実は、交換したあとで
「本体のイジェクトボタンを押してもディスクかイジェクトされない」
というトラブルが発生しました。
上の写真を見てもらうと、新しいドライブには、
ディスクをイジェクトするためのボタンが付いています(オレンジ色の部分)
しかし、古い方にはそのボタンがありません。
通常、本体側のハードウェアスイッチは、結構アナログになっていて、
ボタンを押すと、このボタンが押されるので、ディスクが取り出される機構になっているのですが・・・
このVAIOの場合は、ハードスケジュールスイッチが、
Windowsのソフトウェアイジェクトと連動するようになっているようです。
※写真、イチバン右にあるスイッチがイジェクトボタン
そのため、ドライブのボタンと、このイジェクトボタンが競合するのか、
本体側のスイッチを押してもディスクがイジェクトされません。
なんて、長々と申し上げましたが、
要は『専用設計のドライブになっているので、ちゃんとしたドライブを持ってこないとダメよん』というわけです。
とはいうものの、ドライブとしては、機能もしますし、Windows上で“取り出し”を
すればディスクは取り出せるので、そういうものなんだと、お客様も納得していただきました。
こういう面倒くさい仕様にしたのも、デザインを優先にしたことなんだろうと。
スロットインドライブがかっこいいとか、ボタンが並んでいるとカッコイイとか。
デザインと利便性というのは、必ずしも一致はしません。
そんな典型かなーと。