レガシーを忘れないで。 | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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さて、本日ご紹介するこちらのノートパソコン。

 

お客様がネットで購入されたそうで、Windows10がインストールされていたそうですが、

急に、BIOSが起動するループに陥ってしまって、どうしたらいいのかとご相談いただきました。

 

 

そのBIOSを確認すると、内蔵のデバイスが認識していないわけでもなく・・・。

 

 

怪しいのはここ(OS Select)ですね。

 

 

設定したあとのなので、『Others』になっていますが、

BIOSループが発生していたときは、ここが『Windows8』になっていました。

 

ここを、『Others』にしたところ、無事にWindows10が起動するようになりました。

 

 

 

これはきっと、Windows10が“Legacy(レガシー)”状態でインストールされていたからでしょう。

最新のパソコンでは、次世代BIOSの“UEFI(ユーイーエフアイ)”が採用されており、

このノートパソコンでは、その両方に対応している。

しかし、デフォルトが、“UEFI状態でOSを起動する”になっているようで、

そうなってしまうと、“Legacy”でインストールされたWindows10を見つけることができない。

だから、Windows10が起動しない。

 

文章で書くと訳ワカメかもしれません。

要は、「BIOSが新しすぎて古い器でインストールされたWindows10が見つからない」といったとことでしょうか。

 

ただ、これで設定しても、また元に戻る可能性があります。

実は、設定する前に『CMOSのバッテリーがなくなりかけている』という警告が出たんですね。

それが何かというと、マザーボードの設定を保存するのに、リチウムボタン電池が使われているんです。

それがなくなっているという警告で、ACアダプタや、バッテリーの電源供給がなくなると、

マザーボードの設定が初期化される可能性があるちうわけです。

 

 

というわけで、その電池を交換していきます。

このパソコンは、裏ぶたを開けなくても、どうもキーボードの下にあるみたいです。

 

 

こうやって、キーボードを外していくと・・・。

 

 

ほらあった。

こちらを交換して、BIOSの設定を直してメンテ完了です。

 

この頃のPCは、Windows8が使いにくくて、Windows7にしたりした頃で、
BIOSもレガシーやUEFIでごちゃごちゃになっていた時期。

こんなトラブルもままあるかな。