先日、HDDが故障したため、HDDを交換したパソコン。
ご依頼下さったお客様が、
その『壊れたHDDからデータが取り出せないか』とご相談いただきました。
そこで、然るべきところに診断したいただいたのですが・・・。
HDDのダメージがひどすぎて、とても難しいとご回答いただきました。
なので、残念ながらデータの復旧は断念される事になりました。
そのHDDが帰ってきたので、そのダメージというのがどんなものか確認するために
ちょっとHDDの中身をのぞいてみる事しました。
こちらのカバーを外すと・・・
キレイな円盤がお目見え。
この円盤(プラッタ)にデータが書き込まれています。
ここで電源を入れるとどうなるか・・・
かっくんかっくん動いているのがヘッド(データの読み取りを行うもの)です。
ちょうどレコードのアームみたいなものですね。
で、結局このヘッドが損傷していて、プラッタに激しく接触したのか
円上の傷が着いてしまいました。
これ以外にも、プラッテには細かい傷が多数ついています。
これが、データ復旧の妨げになってしまい、
さらに傷が深いので、そう易々とできないとのこと。
もしやろうとするならば、十数万単位と言われていまいました(;^ω^)
HDDが壊れる予兆というのはなかなかつかみにくく、
新しいものでも壊れるものは壊れるし、古いモノでも壊れないのは壊れない。
要は、大事なデータは定期的にバックアックを取っておくことですね。
ちなみに、一度HDDのカバーを開けてしまうと、
データの復旧ができない(断られる)場合があるそうなので、
HDDの中身を見てみたい!ということであれば、
廃棄予定のHDDを使うようにして下さいね。