先日も何気なく見にいったら、
『雑誌付録を超えた音! バックロードホーンスピーカーを作ってみた』
なんて記事がありまして、
「これは自分も作ってみたい!」
の衝動を抑えきれず、その場でAmazonでポチッとしてしまいました。
というわけで、Stereo誌(右)とStereo編スピーカー工作の基本&実例集(左)。
あくまでも付録が欲しいので、雑誌の中身には興味がありません(笑)
こちらがスピーカー。
付録らしく、ユニットの後ろに『Stereo』の刻印があります。
もとは、Fostexの『P1000K』というユニットを、付録用に再設計したモノのようです。
音に関しては、私はこの1年間、富士通テン/ECLIPSEの『TD307』か
ソニックデザインの『UNIT-N70F』&『SD-T25』しか聞いたことございませんから、
まあなんにせよ、新鮮であることは間違いありません。
こっちがスピーカーの箱となる部分ですね。
組立方は、写真付きで解説があります。
基本的にこの通り作っていけば、問題はないと(笑)
必要な道具としては、木工用ボンドとプラスドライバーぐらいでしょうか。
板を固定するのに“ハタガネ”があると良いかもしれませんが、
これを作るためにわざわざ買ってくるのもアレなので、ナシでいきます。
さて、組立ですが、側板に溝が切ってありますので、その通りに接着していけばいいです。
板は、結構キレイに切ってはあるのですが、やはり木は生き物。
多少反ったりしてますので、しっかり密着させたければハタガネがいるでしょう。
といっても、そんなのはありゃーせんので。
重しを乗っけて固定させます。
スピーカーらしくなってきました!
付属の木ねじで、スピーカーターミナルを取り付けます。
本当は、バナナプラグ対応のが良かったのですが、
とりあえずは付属品のを使いましょう。
Fostexのホームページにあったかなぁ・・・。
いよいよユニットの取り付けです!
といっても、プラグを差すだけなんですけどね。
こちらも、付属の木ねじでユニットを箱に留めていきます。
やたっ!完成しました!!
さっそく聞いてみるのですよ!
アンプは、パイオニア製『A-N901』。
音源は、パソコンから、九州のとある方が作成したUSD-DACを通して流します。
ん!
( ゚ε゚;)ムムッ
Σ(゚Д゚)スゲェ!!
こいつは価格以上だ!
フルレンジ一発ですが、よーなります。
エージングが終わってないのですが、とても明瞭かつレスポンスも∑d(゚ェ゚d )イカス!!
バックロードホーンが聞いているのでしょう、低音がしっかりでます。
実はねぇ、このバックロードホーンってのは憧れだったんですよ。
何よりも、その設計思想ですね。
そもそも、箱に穴を開ける『バスレフ式』ってのは、
ユニットが不足する低音を箱が補うために開けられるモノ。
このおかげで比較的小さなスピーカーでも、ある程度の低音を出すことができます。
そして、その空気を押し出す穴を長くしてやろうってのがこのバックロードホーン。
長くしてやれば、その分低音が豊になるやろ?って考え方みたいです(いい加減w)。
ただしその分箱の中の構造も複雑になるし、
大口径のスピーカーユニットを搭載するのも難しい。
だから、市販ではこんなスピーカー、なかなかありません。
それが、この価格(一万円を切る)で手に入るのですから、
これは大変な買い物です。
ちなみに、空気の入り口をふさいでみるとか、
吸音材を入れる場所を変えてみるとか、色々やるとおもしろいでしょう。
お子さんの夏休みの自由研究にはもってこいじゃないでしょうか?
個人的に、これをいじるのであれば、
幻のパイオニアのスピーカーユニット『PE-101A』を搭載したいです。