クラシック音楽とお散歩写真のブログ -7ページ目

クラシック音楽とお散歩写真のブログ

座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

中学受験応援しています。

 

 モーツァルトとベートーヴェンの出会い

 

ベートーヴェンが初めてウィーンを訪れたのは1787年の3~4月。16歳半ばのことでした。

前年の歌劇「フィガロの結婚」につづき、自作のドン・ジョヴァンニに取り掛っている真っ最中の1787年当時のモーツァルト(1756~1791)は、このとき31歳の超有名人。ひっきりなしにモーツァルト家を訪れる人で溢れかえっていたであろうことが予想できます。そして前年に住み込みでフンメルも弟子入りさせています。

さて、そんな最中にベートーヴェンが初めてウィーンを訪れたのです。

この時モーツァルトとベートーヴェンは出会っているのか? というのは音楽史上最大のロマンの一つです。

いくつか読んだ本の中で言及されているところがあります。
子供用の伝記や漫画の伝記では盛大に出会ったりしてるところが描かれていますが、この両巨匠の出会いがどうだったのか、当時のモーツァルト側にもベートーヴェン側にも史料はなかったのですが、ベートーヴェンの死後、その伝記を編纂したオットー・ヤーンが聞いたエピソードに下記のようなものがあってそれを伝記の資料に加えたことに出会いのシーンが伝えられることとなったようです。

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モーツァルトの家を訪ねたベートーヴェンは、求められて何かの曲を弾いた。それを聴いたモーツァルトは、『うん、うまく弾けた。でも君はこの曲ばかり練習してきたのではないのかね?』と幾分冷たい口調でほめた。そこでベートーヴェンはテーマをください、と頼み、モーツァルトはそれを与えた。ベートーヴェンはそれをもとに、尊敬する巨匠の前で熱を込めて即興演奏を繰り広げた。モーツァルトは目をみはり、興奮して隣室に行き、そこにいた友人たちに声をはずませて言った。『彼に注目したまえ。そのうちに彼はすごいものを世界に与えるだろう。』
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というものです。しかしベートーヴェンの死後30年後に出版されているので信ぴょう性はなくドラマチックに脚色された作り話ではないかと思っています。

ちなみにヤーンの伝記から引用してブログを書かれているかたがいらっしゃり、プログ記事を書かれてますのでご参考までに。
https://eiji-maru.com/sonatine/beethoven-life-6-mozart-mother


ただ、ベートーヴェンがウィーン留学中の滞在先や日々の行動ははっきりとは分かっていませんが、どこかでヨーゼフ2世の姿を見たことと、モーツァルトの演奏を聴いたことだけは、ベートーヴェン自身が語っています。しかしこれも出会った時のものなのかベートーヴェンがモーツァルトの演奏会などで聞いた感想なのかは不明ですし、どこにも書かれていません。

これは弟子のチェルニー(ツェルニー)の回想録の中にあります。
ベートーヴェンはチェルニーに『モーツァルトの演奏は見事だったが、ポツポツと音を刻むようでレガートな演奏ではなかった。』と語ったとのことです。

ベートーヴェンは終生、モーツァルトへの尊敬の念を持ち続けていたことは確かで、死の1年前にも、手紙に次のように書いています。

『私は常に自分を、モーツァルトの最大の賛美者の一人と考えており、命あるかぎりそうであり続けるつもりです。』

でもヤーンの残した逸話が現実であったらなあという夢を今でも持ち続けています。
 
 
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今回の記事とは関係ないDTM打込です(笑)

 

Wolfgang Amadeus Mozart
Fugue in G minor, K.401/375e

Completed by Maximilian Stadler)

 
All photos are provided by the following sites.
Pixabay https://pixabay.com/ja
 
Completed by Maximilian Stadler
Programming:Dorico Pro 5
Mix & Mastering:Dorico Pro 5
Computer Programming : Hummel Note
Sound:HALion Soni

さて、今週末から東京・神奈川の本番です。今思い出しても緊張しますけど、もう8年も前の話です。それでもこの時期が来ると思いだします。通勤電車内で受検に向かう親子を見ると「がんばれ」って言いたくなりますね。

 

picture: copilot Ai

 

早稲アカの広告キャッチではないけど、親子で今までのこと思い出して!

  • 勉強のことでケンカしたこと。
  • お母さんが鬼になった時のこと。
  • さぼってこっそりゲームしてたこと。
  • 友達の方が成績よくて悔しい思いしたこと。
  • お母さんが作ってくれたお弁当のこと。
  • 雨の日に迎えに来てくれて待っててくれた父母のこと。
  • 塾に通いだした頃より自分も周りも身長も伸びて大きくなったこと。
  • 模試の帰りに会話したこと。
  • 塾の帰りや模試の後に外食した時のこと。
  • 文化祭を見に行った時のこと。
  • 模試を見送ってくれたお母さんが手を振ってくれた時のこと。

 

みんな、ここまで来たからにはリラックスして早寝早起きにしましょう。

受験生とその親御さんにエールを送ります。

 

あ、そうだ。絶対お子さんの姿、写真に撮っておきましょう!

 

 

 

 過去の学校応援記事

 

息子が実際関係した学校、文化祭で訪問した学校、模試会場となった学校、友達が受験した学校などです。

 

 

この曲はデイヴィッド・フォスターの昔の曲です。
フォスターの曲は過去に何曲か作ってますが、耳コピと自分に都合の良いアレンジというか改編をしてるので、面倒と言えば面倒いです。

 

 *写真は2024年12月に東京丸の内で撮影したものです。

 

Programming Music : David Foster/Heart Strings
Programed by Hummel Note  in 2025
Sequencer:SSW10 Lite
Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5 & EDIROL HQ SoundCanvas
Photo by Hummel Note(2024)
Camera : Nikon CoolpixA & iphone13

 

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