シンガポールに学ぶ | 人事マンのブログ

人事マンのブログ

ブログの説明を入力します。



シンガポールは国際都市であり、アジアの中心都市です。もっとも競争力のある国、もっとも世界からお金が集まる国、もっとも将来性がある国、もっとも住みやすい国などなどの世界ランクでいつもトップにランクされています。



国際都市とはどういうことなのか。私なり客観的なデータを調べてみましたが、簡単に発見できました。全人口の半分近くが外国人労働者なのです。なるほど。。。これだと当然国際都市と言えるでしょう。


外国人労働者は二極化していて、高収入のセレブもしくは短期労働者です。


多くの欧米系企業のアジア本社はシンガポールにあります。そこで働く幹部が外国人です。または個人投資家などが集まります。もちろんセレブ達です。


短期労働者は、建設や掃除、メイドなどに就労しています。




今やシンガポールの一人当たりのGDPは日本を越しています。




シンガポールの家庭のそのほとんどが共働きです。


住み込みの外国人メイドを雇うことにより、共働きを可能にしています。



共働きなのでファミリーインカムを聞くとびっくりするくらいリッチです。ただし生活は質素です。ただ、旦那と奥さんの口座は別々で運用されており、いくらもっているかお互い知らないというケースがほとんどです。



教育水準も高く、シンガポール大学は多くの雑誌において、香港大学、東京大学と並ぶTOP大学としてランクされています。


優秀で給料が安い多くの若者が、世界中からどんどんシンガポールの求職市場に参加してくるので50才を超えて働くのは選ばれた人のみです。多くが50を前後にクビを切られ、他のパートタイムの仕事に移ります。 ですので将来の為に質素な生活をし定年後に備え貯金します。


日本のような社会保障システムはなく、CPFというようなものがあり、国の管理の下、個人の口座をもっており、毎月給与から一部と会社から一部が入金されます。国はそれに3%から5%のほどの利子を乗せることで貢献します。その預金はインターネットから見ることができます。55歳までは使うことが制限されており、投資、教育、医療などのみ使うことができます。



シンガポールの社会保障システムは、日本や韓国のような現役社会人が定年退職された年配者を養うようには設計されていないのです。シンガポールの建国に犠牲を払い働いてきた年配者の多くが、生活に困っているのが現実です。



良いも悪いも国民は国、政府を頼るメンタルではないように思います。


国民が自立しています。

シンガポールでは、多くの学生や、企業、宗教団体、ボランティア団体が、そのような老人達にボランティア活動を行っています。ご飯の支給や介護、そしてショッピングや金銭的援助など。。。我が社も毎年のように援助とボランティアを行ないます。


アジアの中で、もっとも国、政府に過度の期待をせず、自立した国民のように思います。

にも関わらず、シンガポールは、愛国心の強い国のトップ ランクだそうです。
国にとって、こんな頼もしい国民はないでしょう。

知れば知るほどよくのできた組織(シンガポールという組織)だなと感心させられます。

そんなシンガポールですが、あるシンポジウムで知り合ったシンガポールの南洋大学の先生が

こういっていました。


シンガポールの資産はどこの国でも通用する優秀な国民だ。

一番の懸念は、その優秀な人材が、香港や上海、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどに

出て行ってしまうことだ。なので、経済を潤わせ、海外からの投資を継続させることが政府にとってもっとも重要で、それが国民にとっても重要事項だ。


なるほどと関心させられました。シンガポールの強さは、この危機管理意識にあるのだろうと思いました。

英語も中国もできる優秀な国民は、シンガポールに何かあればすぐに他の国に行くことができます。またシンガポールが魅力的であれば、他の国からシンガポールにやってきます。一般的に、アジアではシンガポールの人事の人間は優秀だと聞いたことがあります。それは、上記のような環境の中で人事戦略がとても進んでいるからだそうです。優秀な人間を採用するには、日本以外のすべての国で採用をかけるそうです。


日本人は、言語の壁があり、優秀な人間が多くいるのですが、外に出て仕事を得ることができるのは少数でしょう。これは日本にとってはよいことなのかしれないのですが、優秀な人材を日本に連れてくるという意味では、とても難しい壁になってしまいます。それでは、海外からの投資にも限界があるでしょう。


どちらがいいのか、、、 難しいところです。