マニラで最近テロがありました。カトリックの国のフィリピンでなぜテロがあるのかというと、フィリピンの島のいくつかはイスラム自治区でその影響でフィリピン政府やアメリカが狙われることがあります。今回のみならず昨年にもバス爆発事件がありました。
テロも怖いですが、もっと怖いのが誘拐です。クリスマス時期に出張でマニラにいった際に読んだ新聞の広告に「クリスマスが近づいてきました。誘拐に気をつけましょう。」という記事を見つけたことがあります。誘拐とクリスマスにどういう関連があるのかとマニラ支社の同僚に聞いたところ、「家族のクリスマスプレゼントを買う為のお金が必要だからだよ」とあたり前だろという態度で答えられたのを覚えています。なるほど!!と妙に納得してしまいました。
フィリピンの人たちはとても友好的です。意外に礼儀やマナーも良いです。例えば電車のホーム。電車に乗るのにきちんと並んでいるのは、日本以外には台北とマニラでしか見たことがありません。そんなフィリピンでなぜ恐ろしい事件が怒るのかというと、すべては貧しさにあるのだと思います。もちろんこれは他の国でも同じです。
多くのアジアの国にスラムが存在しますが、マニラのスラムはさすがに心が痛みます。貧しい家庭に生まれた場合、小学校すらまともに通えず成り上がるチャンスは皆無といってよいでしょう。結局犯罪で生計をたてるか餓死するかしか道が残されないのだと思います。
マニラでタクシーに乗る際は財布の中には現金を少ししか入れず、クレジットカードや他の現金は別のポッケや靴下の中に隠します。理由はタクシー誘拐です。タクシーに暗い場所に連れていかれ身ぐるみはがされ殺される事件が稀にあることを知っているからです。そういうケースでは、抵抗せずに渡すことを教えられました。他の国々でも似たような事件があります。日本人は狙われるやすいので特に気をつける必要があります。人の命の価値は国によっても違うことを知りました。最近は、日本も十分危険ですが。。。
夜タクシーを使う場合、道を必ず指定するようにしています。知らない道に行かれた場合は、ドライバーに現在地を聞いて携帯で友人にかけるふりをして、「今xxxxに居る。後少しで到着する」とタクシーのドライバーに聞こえるように話すふりをします。私は用心深いですので。。。ただ前に記述したように、フィリピンの方の多くはとても友好的で優秀な人も多いです。また日本人を狙うグループの裏には日本人のグループが居る場合もありますので一概にフィリピン人が悪いとも言えません。他の国でも聞いたことがありますが、裏には全く異なる国のグループがいるケースもあるようです。
そんな国々で解雇したりするような人事の仕事をして危ないことに巻き込まれるケースはないのか?と思われる方がおられるかもしれません。はい。危険を感きたことが数回あります。(笑)
詳しくは話せませんが、こういう国々ですので腹いせに何をされるかわからいので怖いということで現地スタッフはリージョンのマネージャーに頼ってきます。結果私の出番になります。
通常ヒット&ラン で解雇通告した後はすぐに空港に向かいますが、現地法人の社員の身に危険があると思ったケースでは、残って様子を見ることにしています。某国で一度だけ現地社員が報復を恐れた為、社員全員を帰宅させ、一人でオフィスに残ったことがありました。そんな時は「情熱大陸」の音楽を頭の中で流し自分を励まします。
以前に某国で観光バスハイジャックの事件があり数名が命を失いました。ハイジャックの動機は、バスに全く関係のない会社(確か警察だったような。。)解雇された人が解雇の撤回を交渉する為でした。日本では考えられないことが起こるのです。
インドのある日系企業で賃上げの暴動が起きました。一人が命を失いました。人事部長でした。インドネシアの企業でも外国人上司の態度が許せないということで暴動が起こりました。怒りの矛先が人事に向かい、その人事のマネージャーは命からがら逃げ出して家に電話し家族を避難させたという話を聞きました。
日本でも大変な思いを経験された人事の方が多くいらっしゃることを知っていますが、海外でも同じです。人事の仕事は何処でも大変です。
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