インド人はなぜ強い? | 人事マンのブログ

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インド人はなぜ強い? 優秀だが変化に弱く、日本以外で成功するのが困難な日本人に対して、インド人は、生命力という点に関して強いということを書きましたが、私見をもう少し書いてみたいと思います。




アメリカ系やヨーロッパ系の会社で働いたことのある人はご存知かと思いますが、幹部に何人ものインド人がいる会社が多いです。特にITやヘルスケア業界に多いように思います。


私の業界でも、アジアのヘッドがインド人というのは珍しくありません。また、アメリカでもヨーロッパでもどこでもインド人が活躍しています。なぜインド人は強いのか。「英語ができるから」といわれるかもしれませんが、それだけではないと思っています。私たち、日本人が真似ることができるところもあるのではないかと思いますので、少しおさらいしてみたいと思います。




まず「体力」。


え 体力? と思われるかもしれませんが、体力は大事です。サラリーマンにとって一番大事なのは体力だと思っています。健康でないと仕事はできません。インド人は強いです。。。。私は今のアジアの仕事についてから何度かお腹を壊しました。出張先で食中毒にあたり入院したこともあります。出張先での食中毒と入院は孤独で過酷でした。。。インド人はなんでも食べれます。胃が強いです。笑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、海外でビジネスをする限りこれはとても大事です。ちなみに、私は胃が弱いです。現地の社員に薦められるまま食べた場合、翌朝は長時間トイレにこもっています。あと、インド人は健康主義者が以外に多いです。私の同僚にも何人もインド人がいますが、煙草はすいませんし、ベジタリアンが多いです。彼ら曰く、清い体には強い精神が宿るそうです。ですので、彼らは健康に気を配ります。(ただし、そういう人は良家の人が多いようです。)言われてみると、タフな体力と精神力をもっているように思います。24時間しゃべりつづけても疲れないのではないかと錯覚するほどタフです。 (しゃべり好き)




そして、「生命力」 


前回にも書かせていただきましたが、彼らの生まれ育った世界は、混沌としています。生まれもった格差を知りながら育っています。社会構造、宗教、村の習慣など。。。とても複雑ですし、言語も文化も多数存在します。同僚は、幼いころから道端で飢え死している人や、爆破テロによって道で死んでいる人たちを見て育ったといいます。そういう彼らにとって 外の世界は、とても平和でシンプルで実力主義で自由です。私たちが、「これまでの経緯上、やってはいけない」と思われることも、理論的に正しいと思ったことはどんどんやってのけます。良い子ちゃんのシンガポール人や台湾人、日本人は、負けてしまいます。ちなみに、彼らは本当によく働きます。日本人以上に働く国の人はインド人以外に見たことがありません。




「柔軟性」


彼らは生まれ育った環境上、環境の変化は突然やってくるし、それに抵抗できない。ということをよく知っています。したがって、それに抗うよりも、柔軟にそれにあわせていく能力をもっています。また、変化に対してとても敏感で、センサーが働きます。これは、生まれ育った環境での危険を察知するセンサーと同類なのではと勝手に思っています。




「ビジネス感覚」


どこの国に行っても「インド人は交渉に強い」と思われがちです。そうかもしれませんが、まず私が最初に関心するのは、どこでもなんでも交渉するということです。私の友人はセブンイレブンのレジでも交渉します。あまりにしつこすぎて定員が本気で怒り「お前には何も売らない」といわれたケースもあるそうです。


交渉が習慣になっていて、巧くいくこともあれば失敗することもあり、その経験からいろいろ学び結果交渉術が身につくのではないかと思っています。




「競争力」


友人に聞いたところ、幼いときから「競争」することを身につけられているとのことでした。例えば、小学校での教育。議論スタイルで、言い分が正しかろうが正しくなかろうが、議論させ、その議論に勝った生徒が良い成績をもらえるというのです。例えば、先生が、「これについてどう思う」と質問します。1人の生徒以外全員が別の意見に賛同したとしても、その一人の生徒は自分の意見が正しいということを主張しなくてはならず、クラスの全生徒と議論し戦い、場合によっては喧嘩のようになるといいます。日本と違って良いのは、そういう意見を尊重する先生と生徒の存在なのでしょう。その場で喧嘩のような議論になったとしても、生徒間で後を引くことはないそうです。日本であれば、教師に面倒な生徒扱いにされるか、他の生徒から虐められる可能性があります。その結果、日本の生徒は「長いものに巻かれろ」精神が育ちます。これでは日本で通用してもアジアのようなマーケットでは通用しません。意見のないボンクラだと思われる可能性すらあるでしょう。日本の競争というと、紙の上の競争で、テストの結果のみです。インド式教育は精神の強さやプレゼンテーション力を磨くことに役立つように思います。

最後に、彼らは成功に対してとても貪欲です。平和ボケしている私たち日本人にはないものを持っています。彼らの多くは、自分の祖先、親兄弟、家族を背負って仕事をしており、最小核家族のみ背負う日本人よりも重いものを背負っているように思います。また貧しいというものがどういう生活なのか良く知っています。自ら経験していなくても、幼い時から本当の貧しさを見てきています。当然そうはなりたくありません。きっとそれらが彼らの働くことに疲れないモティベーションなのだと思います。敵いません。。。





一度信頼されると、インド人はとても律儀で一生懸命尽くしてくれようとします。一方で、一度「役に立たない」と思われると足をすくわれます。私のインド人の同僚は、部下のことを モンキー(猿)と呼びます。もちろん私と話す時だけです。インドでは猿は利口でうまく手なずければ良く働きます。そういう意味での「猿」です。一方で反抗する態度をとる「猿」(ペット)にはとても厳しいです。すぐに「切る」という意味です。かわいい「猿」は一生かわいがるといっても過言ではないように思います。(ペットですので。。)


その為、人の管理という意味では、多少大変なケースもありますが、厳しくしつける(教育する)、可愛がる、育てるという意味では優秀なマネージャが多く、社員からも好かれる傾向があります。




広大な土地に10億以上の人間が住んでいるインドにあって、私が見てきたインド人はその極少数の成功してきたインド人のみなので多少の偏見があるとは思います。


10億のうち3%がとても優秀だとします。そうすると、3000万人が優秀だという計算になります。その数は日本の人口の30%近くが優秀だという計算になります。30%の日本人が優秀だとは到底思えません。日本人の10%が優秀だとして、インドには日本の3倍の優秀な社員が存在することになります。




それら多くのインド人はこれからも外の世界に出て活躍することでしょう。


今後もインド人がアジアおよび世界のビジネス界を席巻するのではないかと思います。