リーダーの育成(1)人事制度と社内カルチャー | 人事マンのブログ

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久しぶりの投稿になります。先週からまた出張です。シンガポール→マレーシア→タイランド→フィリピン→台湾→インドネシアの予定でまわっています。目的は、アジアビジネスにおいての弊社の新しい戦略とそれに伴う人材育成に関するちょっとしたプロセスの説明の為のロードショーです。


私は、制度というのが嫌いです。どうも押し付けがましい。

「制度」というと、社員は、使わなくてはならない。→ 選択権がない。→ 従わなくてはならないという

発想にいきついてしまい、自らそのプロセスの向上に限界を作ってしまいます。


私はXXXのプロセスの説明というふうに社員に伝えます。

気に入った人は使ってね、気に入らなかったら使わなくていいよ。というようなスタンスを取ります。

(口にはしませんが。。) そうすると、優秀な人間はそれが有意義なものであると理解すると即座に使いはじめます。また、独自で改善してくれます。私が考えてもいなかったようにフィードバックが返ってきて、そのプロセス向上に貢献してくれます。





最近、某国の人事系コンサル会社で働く日本人の方に誘われ会談しました。

そこで、人事戦略と制度についてという小難しい質問をされました。5年から10年前ほどまで東南アジアでの御社の平均離職率が25%から30%だったのが、ここ2年は7%から10%におちついている。御社の競合の方も関心があるようだ。どのような制度を導入したのか教えてもらえないか。ということでした。


コンサルの方は、制度と戦略を一緒にするのがどうも好きらしく、、、私にとって、制度導入は戦略では

ないのだけれど。。と思いつつ、質問に対して質問で返してみました。「制度を導入する目的はなんでしょうか。」


そのコンサルの方が以下のように答えてくれました。


1、制度をつくることによって社内のプロセスを共通化できる。そして社員の意識づけをさせることができる。

2、制度を文書化することによって、きちんと使っているかどうかを監査することができ、人事査定が行いやすくなる。

3、それらの結果、それに伴うカルチャー構築の誘導が可能になることもある。

そのようにして、コンサルの方は、売り込みをはかるだと関心しました。


コンプライアンス関するようなものであれば制度による「強制化」もありだと思います。ですので、私も賛成です。それ以外のものについて、一般的人事の方はどう思われるのかわかりませんが、私は上記に対して以下のような疑問があります。


1、制度がないと、社員は動かないのでしょうか?


良い社員・マネージャは、制度があろうがなかろうが、良いと思われることを実践し、常にオリジナリティーをもって改善しようとします。

普通の社員・マネージャは、制度があれば、それにフォローします。

悪い社員・マネージャは、制度があれば、最低限のことをします。


要するに、制度は、悪い社員に最低限のことをさせるのに効果的なのか?


2、ほんとうにカルチャーは制度により構築できるのでしょうか。


不可能ではないように思います。多くの制度を構築することによってどのようなカルチャーができるのでしょうか? 正直わかりません。 社員が制度によって管理されている組織が、どれほどの

ものを生産することができるのか、というのも正直未知です。

そもそもカルチャー構築は目的ではなく手段であり、目的はあくまでも生産性をあげることにあるはずです。


つづく