チャーリーの巣立ち(前編) | 公益財団法人 ヒューマニン財団活動BLOG

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私たちヒューマニン財団は、犬猫のクオリティー・オブ・ライフ(QOL)を向上させるとともに、個人や社会に役立つペット(犬猫)を育成し、動物介在活動を推進することにより広く社会に貢献します。

GMaC(ジーマック)ドッグ第8期の一匹として、私たちと暮らしていたチャーリー。

先日、新しい家族の元へと巣立って行きました。

 

チャーリーが私たちのメンバーになったのは、去年の10月。

茨城県動物指導センターより引き出しました。

新しいメンバーを探すため指導センターにお邪魔し、職員の方が、『この犬はいかがでしょうか』と、大部屋の一匹を指してご紹介していただいたのがチャーリーでした。

保護された後、比較的穏やかな性格のため譲渡可能と判断され、指導センターで生活していただのですが、その体の大きさもあってか半年以上経っても誰からもお声がかからないとのこと。

その当時、体重は20キロ近くあり、自分勝手に行動するので、確かにこのまま一般家庭に行くのは難しいと思いました。

でも、彼の本来持つ優しさとおおらかな性格は見て取れたので、プログラムの参加が決まりました。

 

 

新しい生活にはすぐに慣れてくれたチャーリーですが、彼がペットの犬として欠如していた部分は、人を意識すること。

外に出ればリードを持つ人のことをお構いなしでフルパワーで引っ張るし、名前を呼んでもこちらをみてくれません。

また、人に対して大きな期待もないので、自分の意思を主張するようなこともなく、最初は『何を考えているのかよくわからない犬』として見られていました。

そのため、少年院でチャーリーの訓練を担当したトレーナー(少年)は、おやつがあれば指示(コマンド)をきいてくれるけど、おやつがなくなり意識が人に向かなくなると何もしてくれないという壁に度々ぶつかり、その度に試行錯誤しながらその壁をチャーリーと一緒に乗り越えなければいけませんでした。

 

 

しかし、多くの人と関わり、今まで受けてこなかった愛情を受けながら過ごしている中で、チャーリーも『自分は人からちゃんと見てもらえているんだ』ということがわかってきたのか、人に対して自分から意識を向け、人から何を求められているのかを考え行動できるようになってきました。

また、自分の意思や主張も徐々に出すようになってきて、甘えたり、時にはわがままをいってみたりと、どんどん犬らしくなってきました。

何よりも、プログラムが進むにつれ、彼に表情が出てきたことが、大きな変化だと感じました。

 

 

 

(後編へ続く)